ボラって臭い魚だけど食べれるの?釣り方&おすすめ料理特集

FISHING JAPAN 編集部

チヌ釣りをしていると、ダンゴエサにやたらと反応してくる魚がいます。

その正体は、ボラ。

積極的に食い付いてくるので、フッキングしたら50cmを軽く超える巨体が釣れてしまうことも。

ここでは、ボラの特徴や釣り方、料理方法についてご紹介しましょう。

ボラってどんな魚なの?

ボラとは、ボラ目ボラ科に属している海水魚のことで、河口付近の汽水エリアを好む習性があります。

群れで回遊している姿を見かけるのは、河川のほうが多いかもしれません。

シーバスゲームやチヌ釣りをしていると、たまに釣れてしまうことがありますが、ランディングネットですくった時点で・・・もう臭い。

気にしないでいようと思っていても、独特なニオイが漂ってきて、一旦釣りを中断したくなります。

急いで海や河川にリリースする習慣がついていますが、実はこのボラ、食べることができるんです。

寒ボラと呼ばれる冬に釣れるボラは特に、食用として珍重されています。

釣り方は後ほど解説するとして、ボラの食べ方について順序立てて取り上げてみましょう。

●ボラを釣り上げたら活け締めをする!

ボラを持ち帰って食べる!と決めたなら、釣り上げたその場で活け締めをおこなってください。

結構血の量が多い魚なので、神経締めのワイヤーを突き刺しただけでも周囲を汚すことがありますから、水汲みバケツに大量の海水を入れて、洗浄の準備をしておきましょう。

締め終わったら、エラを開けて中骨の辺りにナイフを突き刺し、血抜きをおこないます。

抜いた血はもちろん、汚した釣り場は、海水を何度も汲み直して洗い流すようにしてください。

ボラはクーラーボックスに収納して、冷やした状態で持ち帰るようにします。

●ウロコを取る!

自宅のキッチンでボラをさばきます。

まず最初におこなうのが、ウロコ取り。

ボラのウロコは大きくて枚数も多いですから、根気よくウロコ取り器を使って剥がしていきます。

あちこちにウロコが飛び散るので、丁寧に洗い流すようにしましょう。

●エラやお腹に包丁を入れてハラワタを出し血合いを取り除く!

ボラを料理する上で注意したいのが、お腹を包丁でカットしてハラワタを取り出す行程です。

臭いニオイが充満する恐れがあるので、丁寧かつ俊敏に作業をこなすようにしましょう。

エラの膜を包丁でカット、ついでにエラの付け根にも刃先を入れて、エラを切り離します。

お腹に包丁を入れて、エラと一緒にハラワタを取り出しましょう。

幽門が中に混じっているので、取り出します。

ウスとかヘソとか呼ばれる部位で、とても美味しく食べることができます。

ハラワタを取り除いたら、身の内側部分に血合いがへばり付いているので、ブラシなどを使ってしっかりと取り除きましょう。

これを洗浄しておかないと、臭いニオイが残ってしまうことがあります。

寒ボラなら刺身がおすすめ!

●頭を落として身をおろす!

血合いの取れたボラの身は、三枚におろして刺身・塩焼き・漬け焼きなどにして食べることができます。

マダイの白身に似た食感・甘味で、特に寒ボラと呼ばれる冬のボラは、刺身で食べると美味しいでしょう。

包丁さばきのときに、鼻で呼吸するのをやや止めるようにすると、ニオイそのものは気にしなくて済みます。

刺身にする段階まで来たら、ニオイは気にならなくなるでしょう。

ボラの釣り方!

ボラの釣り方は、ダンゴ釣りの材料である米ヌカを撒くところからスタートします。

ボラが寄ってくるので、そこにアミエビなどを付けエサにして放り込むと、食い付いてくることがあります。

実は藻などを捕食する習性があるので、緑色のフライやエリアトラウトゲーム用のエッグルアーにも、ボラはバイトしてきます。

どちらも飛距離を伸ばしにくいというデメリットがありますから、アジングゲームで用いるフロートを利用してください。

ジグ単の代わりに緑色のフライやエッグルアーを結んでロングキャストすれば、集まってきたボラの真ん中にアプローチできるでしょう。

釣り上げたら活け締めして、持ち帰ってから料理をスタートさせます。

さばき方や料理方法・各種レシピは、こちらの動画を参考にしてください。

ボラをおろして丁寧に料理している動画はこちら

ボラを釣るのに使ってみたいおすすめタックルを選んでみた!

ボラを釣るのに向いている、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。

前述のようにフロートリグを用いるのなら、シーバスゲーム用のスピニングロッドがマッチします。

強烈に引くことを考慮して、リールは2500番から3000番程度のスピニングリールを装着するようにしましょう。

シマノ(SHIMANO) ソルトウォーターロッド シーバス ムーンショット 2021年モデル S100M シーバス ショアキャスティング

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シマノからリリースされている、長めのシーバスゲーム用スピニングロッドです。

全長は3.05mあるので、軽く振るだけで仕掛けの飛距離を伸ばすことができます。

継数は2本ですから、仕舞寸法は156.0cmになります。

やや長い仕舞寸法なので、クルマに積み込む際には、ロッドティップやガイド部分の干渉に気を付けてください。

自重は166gで、先径は1.8mmになっています。

適合するルアーウエイトは、最大で42gまでカバー可能なので、重めのフロートでもしっかり背負えるでしょう。

適合するPEラインは、0.8号から2.0号まで。

ブランクスのカーボン素材含有率は、98.8%になっています。

実際に手に取ってみると、ちょい投げ釣り用のロッドとして使えそうな雰囲気です。

ベリーからバットにかけて、しっかりとした張りが備わっているので、大型のボラが掛かってもやり取りを楽しめるでしょう。

ロッドを立てて水面まで浮かせることができたら、ランディングネットを用意してすくうようにしてください。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

ガイドにラインが絡まないように、時折チェックするのを忘れないでください。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 ストラディック C3000HG バーサタイル

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ストラディックシリーズなら、コスパ優秀でさまざまな釣り方に活用することができます。

ギア比は6.0対1ですから、ハンドル1回転につき89cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

実用ドラグ力/最大ドラグ力は、3.5/9.0kgです。

自重は225gと軽めで、スプール寸法は直径47mmでストロークが17mmになっています。

ラインキャパは、PEラインなら2号を200m、モノフィラメントラインなら3号を150m巻けます。

ハンドルの長さは55mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。

実際に手に取ってハンドルを回転させてみると、とても軽快に回り続けてくれます。

ローターのレスポンスも良好なので、糸フケが発生してもカンタンに回収できるでしょう。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に収まっています。

ソルトウォーターゲーム全般で使い勝手のいいこの番手、1台持っておくとさまざまな釣りシーンで活躍するのは間違いないでしょう。

ハンドルのT字型ノブは、指でつまんで回すことも、手のひらで握り込むこともできます。

操る仕掛け・ルアーや掛かった魚の状態に合わせて、使い分けてみてください。

ボラを釣り上げて美味しく食べよう!

ボラの特徴や釣り方・料理方法、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

外道として嫌われ気味な魚ですが、実際に食べてみると脂の乗った美味しさに感動してしまいます。

丁寧に調理することを心がけながら、ぜひボラを釣り上げて持ち帰ってください。

天ぷらなどの揚げ物に調理しても、美味しく食べることができます。

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