アオリイカが釣れない理由!エギングって難しいの?初心者のお悩み解決特集
エギングでアオリイカを釣る人が、ある時期爆発的に増えたように感じます。 近郊の港はもちろん、釣り専門誌やサイトで取り上げられた地方の釣り場には、週末になるとエギングロッドを手に…
FISHING JAPAN 編集部海水温が徐々に上がってくると、岸際の藻場や磯・防波堤付近にイカの姿を見つけることができるようになります。
まさにエギングシーズンの到来、しっかり準備して釣り場へ向かうようにしましょう。
その際に知っておきたいのは、実際に使うエギのこと。
エギングに使うエギは、ターゲットにするイカのサイズや、届けたい水深に応じて、その大きさや重さを切り換える必要があります。
エギの沈下スピードにも注目したほうが、好釣果につながりやすいでしょう。
目次
エギングゲームで活用する、エビなどの甲殻類に似た疑似餌・エギ。
その大きさは、号数で表記されています。
でもちょっぴり厄介なことがあって、何号のエギが何cmで、何グラムの重さを持っているか、明確な決まりは定まっていないのです。
同じ号数でも各メーカーで重さが異なっていますし、水中に放つと、その沈下スピードもまちまち。
となると、エギそれぞれに対して、号数・重さ・沈下スピード=秒/mを把握しなければ、使いこなすことは難しいでしょう。
中でもエギの重さは、その飛距離や沈下スピードに強く影響を及ぼす要素。
まずは飛距離について、注目してみましょう。
単純に考えると、エギの重さを増やしていけば、飛距離はどんどん伸びていきます。
ロッドは、重さに耐えられるものに切り換えていく必要があります。
エギの頭部アゴ下に付いているシンカーを大きくしていくことで、重さは増やせます。
シンカーのカタチや位置を変えると、エギの重心バランスが定まり、安定した飛行姿勢につながっていきます。
重さが同じなのに飛ぶエギ・飛ばないエギがあるのは、シンカーの形状が悪かったり、飛行姿勢が安定していないことに起因しています。
飛距離をしっかり伸ばせる重心バランスを持ったエギ、これを見つけ出して、さまざまな重さを手持ちしておけば、釣り場で対処しやすくなるでしょう。
エギの重さは、沈下スピードにも影響を及ぼします。
重さを増やすと、当然ながら沈下スピードは速いものに切り替わっていきます。
イカは動く対象に興味を示して接近する習性があり、触ってくるのはほとんどが、エギがフォールしているとき。
あまりに速い沈下スピードでフォールさせると、イカが追いつけずバイトにつながらないでしょう。
イカの大小や活性に合わせて、沈下スピードを調整できるようになりたいものです。
浅い水深に対してアプローチする場合は、ボトムまで到達する時間を稼ぎたいので、沈下スピードの遅いものを試してください。
深い水深にエギを投入する場合は、ボトムとの接地感を迅速に確かめるために、沈下スピードを速めるのもありでしょう。
ボトムの位置、つまり水深を測ることができたら、深場に対してさまざまな沈下スピードのエギを試していきます。
最もイカの反応の良いスピードを絞り込めたら、その日の釣果は期待できることになります。
エギの重さを使いこなすことで、エギングゲームの基本アプローチが構築されていくわけです。
エギの大きさは、号数で表記されていますが、実際によく使われるのは、2号から4号の間でしょうか。
ターゲットにしているイカのサイズや、狙う水深・沈下スピードなどに合わせて、切り換えて用いてみましょう。
エギの重さは、g=グラム表示されています。
同じ号数のエギでも、メーカーによって、あるいは機種によって、同じグラム数ではないと考えてください。
3.5号のエギで揃えたつもりが、全てまちまちの重さで、飛距離や沈下スピードも異なっているとなれば、扱いにくさを感じてしまいます。
購入時には各スペックを必ずパッケージを見てチェックし、自分のイメージにマッチしたエギで揃えることを念頭に置いてください。
カラーやデザインでパパッと購入してしまうと、ラインに結んでキャストしたときに、違和感のオンパレードになってしまうかもしれません。
それでは実際にエギングゲームをおこなう上で、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
エギの号数が3.5号なら、重さは18gから27g程度でしょうか。
当然重いほうが沈下スピードは速めで、飛距離も伸びます。
その重さに耐えられるブランクスを持ったロッドを用意し、0.6号前後のPEラインを巻いたスピニングリールをセットして、エギングをスタートしてみてください。
ダイワ(DAIWA) エギングロッド エメラルダス AIR AGS 88M-S・R 釣り竿
エメラルダスエアシリーズの中から、エギの重さに幅広く対応できるモデルを選んでみました。
全長2.64mとやや長めのブランクスに設計されていますから、軽く振るだけで飛距離を伸ばせるでしょう。
継数は2本で、仕舞寸法は136cmと短めに設計されています。
標準自重は91gしかないので、長い時間シャクリ続けても、さほど疲れを感じてしまう展開にはなりにくいでしょう。
先径/元径は、0.9/10.9mmと細め。
適合するエギサイズは、2.5号から4.0号まで。
前述の通り、号数はあくまでも大きさを表していて、重さではないことを理解してください。
適合するPEラインは、0.5号から1.0号です。
ブランクスのカーボン素材含有率は、98%になっています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて振り抜きやすく、キャストフィールも上々な印象です。
ガイドにラインが絡み付いてしまうトラブルはほぼ無く、快適なキャストを繰り返すことができるでしょう。
ブランクスの張りは独特の反発を見せて、手首を起こせばロッドティップが素直にリフトしてきます。
実売価格は3万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。
ただし、高過ぎるとも感じない良心的な価格なので、頼りになる1本を探しているアングラーにマッチするのではないでしょうか。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 19 エメラルダス LT3000S-C-DH(2019モデル)
エメラルダスシリーズには、エギングゲーム専用のスピニングリールも用意されています。
こちらのモデルは、ギア比5.3対1になっていて、ハンドル1巻きにつき80cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
標準自重は245gとやや重めで、最大ドラグ力は余裕の10kg。
ラインキャパは、PEラインなら0.8号を200m巻けます。
ハンドルの長さは90mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際に手に取ってハンドルを回してみると、ハンドルノブはつまみやすく、回転自体も滑らかな印象です。
ローター回転も快適に追従してくれますし、ベール起こしやドラグノブの締まり具合も扱いやすいものに仕上がっています。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
この低価格なら購入を検討しやすく、エギングゲーム用の最初の1台として、初心者アングラーが選びやすいのではないでしょうか。
ダブルハンドル仕様は、ロッドワークでシャクリを入れたときに、反動で勝手にハンドルが回ってしまうトラブルを抑えてくれる働きを期待できます。
エギングに使うエギの重さに関して、知っておきたいことを詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか?
重さがあるほうが、飛距離は伸びて着底までの時間を短縮できます。
でもボディのサイズが大きくなるエギがあり、水中で潮の流れの影響を受けやすくなります。
それを逆手に取って、潮に乗せてドリフトするアプローチも生まれていますから、サイズ・重さ・沈下スピードの3要素を上手く活用できるアングラーになりたいものです。
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