メバルのレモン・白ワイン蒸し by 小豆島の島じまん
「メバルのレモン・白ワイン蒸し」の作り方。春のメバルとキャベツをレモンと白ワインで蒸しあげました。塩味は汐吹き昆布のみ。高塩分イメージの佃煮で減塩メニューです。 材料: メバル、キャベツ、ミニトマト
Cookpadメバルといえば、釣り人の皆さんはどんな料理を想像しますか?
メバルには、様々な食べ方がありますが、今回はその中でも特にオススメな料理「酒蒸し」のレシピを中心にご紹介しましょう!
目次
メバルを薄造りにして、しゃぶしゃぶで食べたことはありますか?
よく沸騰した昆布ダシの中で、2、3秒すすぐようにして泳がせたあと、紅葉おろしと刻みネギの薬味が入ったポン酢にひたして、口に運びます。
身の一片を口に入れた途端、ポン酢のさわやかな酸味がわらわらと広がります。
しばらくはその感触を楽しみつつ、ちりちりに弾けた身をしかと噛みしめてみると、熱湯ですすがれた身の表面だけはほどよい弾力があって芯ははらりと崩れてきます。
その後ににじみ出てくる上品な甘みは、白身魚特有のものですが、アイナメともカサゴとも違う品のよさが感じられます。
書画の道では、気品が生き生きと感じられる作品を気韻生動(きいんせいどう)とたたえますが、まさにその世界なのです。
そのため、メバルには厚化粧が似合わないのかもしれませんね。
爽やかで上品で、なおかつ気品が残る薄味で料理するのが、通の食べ方なのかもしれません!
そんなメバルのおすすめ料理が、酒蒸しです。
メバルのえらぶたや背びれなどには、鋭く尖ったトゲがあります。
是非動画で確認してから捌いてみてくださいね!
ウロコを落としたあと内臓とエラを外したら、ふきんできれいに汚れを取っておきます。
あとは、火がよく通るように体の両側に2、3本切れ目を入れ、薄塩をして30分ほど寝かせておきます。
大きめの蒸し器を用意し、たっぷりめの水を仕込んだあと、昆布を敷いてその上にメバルを乗せてから蒸し上げます。
最初は強火にして七、八分めまで蒸しておき、フタを取ってメバルにさっと酒をふりかけたあと、アルコール分が飛ぶまで蒸し上げたらできあがりです。
盛りつけるときは身が崩れやすいので慎重に盛りつけてくださいね。
紅葉おろしと刻みネギの薬味を添えたポン酢で食べるのが正解ですが、最初の一口はポン酢をつけずに味わってみましょう。
その方が気品があるメバルの味がよく分かります。
あとは切れがよくて味のある吟醸酒を傾けつつ、豪快に身を崩してほおばりましょう。
魚が新鮮だと切れ目から身が弾け、箸で崩すというより勝手に、ころころと身が剥がれる感じがします。
美味しいのはもちろん、背身より腹身ですが、かまの付け根とほっぺたの肉を忘れてはいけません。
よく口を動かすせいか頬の肉は意外に筋肉質で、じょきじょきとした感触を楽しみつつ噛みしめていると、いかにもメバルらしいうまみがにじみ出てきます。
メバルに添える香味野菜は、焼き豆腐にキクナやミツバを添えてもいいですし、旬に合わせてセリを用意しても春らしくていいですね。
ぜひ、レシピを参考に試してみていただいて、最高のメバル料理を味わってみてくださいね!
レモンと白ワインでキャベツとメバルを蒸しあげました!
「メバルのレモン・白ワイン蒸し」の作り方。春のメバルとキャベツをレモンと白ワインで蒸しあげました。塩味は汐吹き昆布のみ。高塩分イメージの佃煮で減塩メニューです。 材料: メバル、キャベツ、ミニトマト
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