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I×Iフューリアス0.5の実釣インプレ特集!春のシャローレンジで使ってみた

FISHING JAPAN 編集部

基板素材のショートリップが前方から突き出していて、一気に潜行していくと思いきや、一定の表層をキープしながら泳いでくれるルアープラグが、I×Iフューリアス0.5です。

メガバスからリリースされていて、他に1.5タイプもラインナップされています。

ここでは、0.5タイプに注目し、その特徴や有効な使い方・実釣インプレをご紹介しましょう。

I×Iフューリアス0.5とは

I×Iフューリアス0.5とは、メガバスからリリースされている、バス釣り用のルアープラグのことです。

カテゴリーはミノーに含まれているようですが、手に取ってみた感じは、クランクベイトそのもの。

浮力は高めのフローティング仕様で、全長は64mmとコンパクトに絞り込まれています。

初代I×Iルアーの、I×IシャッドタイプRは57mmでしたから、少し大きくなった感じです。

ウエイトは、1/4oz=約7g。

ちょっと軽いから飛ばないんじゃないかな?と感じましたが、実際にラインに結んでキャストしてみると・・・、驚くほど飛距離が伸びていきます。

その秘密は、I×Iフューリアス0.5のボディ内部に、メガバスオリジナルの重心移動システム・マイクロLBOが搭載されているから。

最後尾まで一瞬でウエイトパーツを移動させ、飛ぶウエイトバランスに切り換わります。

そして着水したら、ウエイトパーツは即座に、元のお腹側へ戻って磁着固定される仕組みです。

何故こんなに素早くウエイトパーツが移動できるのか、その理由は、ウエイトパーツに小さなボールベアリングが複数組み込まれているからです。

滑らかにスムーズに可動させるためのボールベアリングが、ウエイトパーツの移動に活用されているのは、他に類を見ない仕組みではないでしょうか。

着水したI×Iフューリアス0.5は、リトリーブを開始すると、水中へ潜り込みます。

リップのカタチや面積・突出している角度が察すると、水深1mはカンタンに潜行するだろうと考えていました。

ところが、水深50cm程度の表層を、しっかりキープして横移動しているのです。

潜行し過ぎないための仕組みとして、なんとボディの頭部・額の辺りに穴が開いていて、そこから浸入した水流が、エラから抜け出るようになっています。

エラからの穴は、ボディのお腹に沿って後方へ流れ出るので、それに乗り上げるカタチで浮上するチカラが生まれるようです。

これが、一定の表層をきっちりトレースするための、このルアー最大の特徴といえるでしょう。

水深50cmという浅いレンジをトレースできるなら、バスが好む超シャローエリアをハイスピードで探ることが可能になります。

意外とそれができるルアーが少なく、特にルアープラグではこれまで難しかったかもしれません。

ハイスピードリトリーブしてもアクションが破綻せず、かなり激しいローリングアクションを起こすことで、波動は強まり、フラッシング効果も期待することができます。

I×Iフューリアス0.5でバスを狙ってみた!

I×Iフューリアス0.5をバスをターゲットにして、実際にフィールドでキャストしてみました。

ベイトタックルを組み、河川の浅瀬・チャラ瀬を中心に、キャストを重ねていきます。

ボトムの地形変化が、目で見て分かるほどの水深なのに、I×Iフューリアス0.5はスタックしません。

時々リップが石などを弾いていますが、上手くかわして根掛かりにはなりません。

一度だけ藻に突っ込んでスタックしましたが、無事回収することができました。

バスは、最後尾のトレブルフックにひんぱんに掛かります。

ハイスピードでリトリーブしているので、追従して最後尾に噛み付くのがやっとなのでしょうか。

スローなリトリーブにシフトしてみると、左右へのウォブリングアクションがやや強めに顔を出してきて、フラッシング効果は大人しくなった印象を持ちました。

それに合わせて、あれだけひんぱんに発生していたバイトの数が、かなり減ってしまったのです。

I×Iフューリアス0.5は、ハイスピードリトリーブで操る!のが、譲れないセオリーなのかもしれません。

I×Iフューリアス0.5で汽水域のシーバスを狙ってみた!

I×Iフューリアス0.5を、シーバスゲームに投入してみました。

釣り場は、河川の河口域。

干潟が隣接して広がっているので、まさに水深50cm前後の世界です。

I×Iフューリアス0.5をロングキャストして、ハイスピードでリトリーブしてみましたが、アタリは感じるものの乗りません。

そこで、スローなリトリーブへとシフト。

するといきなり豪快なバイトがあり、50cmから60cmクラスのシーバスが、立て続けに釣れたのです。

リトリーブスピードの切り換えは、魚種によって効果が変わることが分かりました。

また干潟周辺に広がっている牡蠣殻エリアの攻略に、このルアープラグがかなり効くことも判明しました。

I×Iフューリアス0.5を駆使してさまざまなフィッシュイーターを釣り上げよう!

I×Iフューリアス0.5の特徴や使い方・実釣インプレをご紹介しましたが、いかがでしたか?

とにかくよく飛ぶコンパクトルアープラグなので、さまざまなシチュエーションで活用することが可能です。

自分なりの使い方を、じっくり編み出してみましょう。

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