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POPXはバス・シーバス・チヌに効くレジェンドルアー!使い方を徹底チェック

FISHING JAPAN 編集部

メガバスから数多くのルアーがリリースされていますが、世界規模で多くのアングラーから支持を受けているのが、POPXです。

トップウォーターカテゴリーのポッパーをベースとしていて、プラスチック樹脂ボディながらウッド素材のような水絡みを実現してくれます。

ここでは、POPXの特徴や使い方について、詳しくご紹介しましょう。

POPXとは

POPXとは、メガバスから発売されているポッパーのことです。

ポッパーは、トップウォータールアーの一種なので、水面に浮いて魚を誘い出します。

全長は64mmと小振りで、ウエイトは1/4ozと軽め。

スピニングタックルでもベイトタックルでもキャストすることが可能で、さまざまなシチュエーションで活躍してくれます。

POPXをキャストすると、ゆるゆると飛んで静かに着水。

大きな音を立てないことで、魚が逃げ散ってしまう展開にはなりにくいでしょう。

ラインのたるみを少し取り除いてから、ロッドティップを水面に向けた状態で、トゥイッチ。

張ったラインがPOPXを引っ張るものの、しっかりと水絡みは維持されています。

ロールしながら左か右へ首を振り、そのまま静止。

独特な波動を引き起こしつつ、アングラーからの次の入力を待っています。

POPXの口の部分はハイドロカップと呼ばれていて、口からエラへ抜けるウォーターダクトが設けられています。

カップが正面から受けた水流をダクトから取り入れて、エラから後方へと逃せるようになっています。

この機能は整流効果も生み、安定したドッグウォークや高速リトリーブでルアーがひっくり返りにくい優れた安定性をもたらしてくれます。

実際にPOPXを使ってみると、繰り出したロッドワークに対してメリハリのある首振りをしてくれますし、水から飛び出してしまうような事態にはほぼなりません。

素早くリールハンドルを回しても、ボディの上下が入れ替わって回転してしまうことはないので、追従してきた魚をバイトに持ち込みやすいでしょう。

POPXの重さに注目!

POPXの重さは、1/4ozに設定されています。

軽過ぎることもなく重過ぎることもないので、キャストしやすく着水音は小さく抑えることができます。

そして何より水絡みが絶妙な状態になります。

木材の桂が持っている比重に近づけてあるので、POPXのボディ周辺には生命感溢れる波紋が発生します。

弱過ぎず強過ぎない波紋は、フィッシュイーターたちにとってとても魅力的。

POPXが起こすアクションの軌跡も、波紋同様の誘い要素を含んでいることになります。

プラスチック樹脂ボディを採用しながら、桂という木材の比重にこだわり、それに準じたアクションが発生可能だからこそ、よく釣れるルアーとして評価が高いのでしょう。

POPXが通り過ぎた場所に残る波紋が、魚を呼び込むことにつながり、多くのバイトを引き起こしてくれるでしょう。

POPXの実釣インプレ!

実際にPOPXをフィールドでキャストしてみました。

用いたタックルは、MLパワーブランクスのベイトロッドに、12lbのフロロカーボンラインを巻いたベイトリールです。

本来ならトップウォータールアーを操るなら、水に浮くナイロンやPEラインを使うのがセオリーでしょう。

でも比重の高い=重いフロロカーボンラインを使うことで、POPXの移動距離を抑えたり、その場でダイブさせることができるようになります。

このセッティングを淡水のリザーバーに持ち込んで、バスを狙ってみました。

ロングキャストして着水、波紋が一旦消えてからアクションをスタート。

一瞬頭の部分を下に向けるような素振りを見せて、強めの水押しを口でおこないます。

水の壁に押し戻されたかのように頭を上に持ち上げてから静止。

ボディは小刻みに上下に揺れているようで、小さな波紋が連続して発生しています。

ダイブさせたり左右に首振りをさせたりしながら、異なる波紋で誘い続けていると、ルアーの後ろに黒い影が。

いきなりバイトしてくる様子はないので、静止とアクションをランダムに繰り返します。

次の瞬間、とても小さなサイズのバスが、横から進入してきてPOPXをパクリ!

そのまま持ち去ろうとしたのですが、あえてフッキングせずに3秒ほど待っていると、先ほどの黒い影が浮上してきて、小さなバスごとPOPXを弾き飛ばしました。

離れた場所に着水したPOPXに、再度黒い影が突進してきて、水面から消えてしまうまでにさほど時間はかかりませんでした。

POPXを操作するのにおすすめのタックルを選んでみた!

POPXをキャストしてアクションさせるのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

スピニングタックルのほうが飛距離は伸びるのですが、カバー周りなどを積極的に攻めたいなら、太いラインを使えるベイトタックルのほうが有効でしょう。

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2022年に追加リリースされた人気のゾディアスシリーズの中から、2ピース仕様のグラスコンポジットロッドを選んでみました。

全長は1.98mで、仕舞寸法は168.6cmにまで縮まります。

ウエイトは117gで、先径は2.2mmと太め。

適合するルアーウェイトは、5gから21gまで。

適合するモノフィラメントラインは、7lbから16lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、58.8%になっています。

グラス素材が4割近く含まれているベイトロッドなので、負荷に対してしっかりと曲がり込むようになっています。

通常ならクランクベイトなどの巻きモノ系を操るときに用いるのですが、POPXのようなトップウォータールアーにもグラスコンポジットはよくマッチします。

ロッドワークが強くルアーに伝わらずに、マイルドで水に絡み付くようなアクションを引き出せるでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

グリップ周りは細身で握りやすく、水に手が濡れても滑りにくいのも嬉しいです。

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シマノの汎用型ベイトリール・SLX MGLシリーズの中から、ハイギアモデルを選んでみました。

ギア比は7.2対1ですから、ハンドル1巻きにつき72cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

最大ドラグ力は5.5kgで、ウエイトは195g。

スプール寸法は、直径が32mmで幅が23mm。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら12lbを100m巻けます。

ハンドルの長さは42mmで、ボールベアリングは4個搭載しています。

実際にフィールドで使ってみると、グリップに装着した状態がとても低くコンパクトなので、手のひらで包み込むことがカンタンにできます。

ハンドルの巻き心地は軽やかで滑らか、POPXを柔軟に操るのに適しているでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

フロロカーボンラインの14lb程度を巻いておけば、木の枝や草に擦れても、破断してしまうトラブルには発展しにくいでしょう。

POPXを駆使して大型魚を釣り上げよう!

POPXの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

このサイズ以外に、もっと小さなものや大きなもの、木材で製作したものなどもリリースされています。

それぞれが個性的で、より魚に近づけるように作られていると感じます。

ボディに施されているカラーも秀逸で、ウロコ模様の上に美しい配色が重ねられています。

目の前に広がっているロケーションに合わせて、カラーローテーションを実践してみましょう。

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