メガバスがプロデュースするリールの魅力に迫る!厳選5アイテムをチェック!
バス釣りはもちろん、ソルトゲームシーンでも欠かせないルアーを、多数リリースしているメガバス。 ロッドも人気が高く、常に多くのアングラーから注目を集めています。 そんなメガバス…
FISHING JAPAN 編集部さまざまなメーカーからバス釣り用のロッドがリリースされていますが、1990年代に一大ブームを巻き起こしたのが、メガバスのデストロイヤーシリーズです。
独特のデザインに軽さ・張り・感度・パワーを兼ね備えた、時代の最先端を感じさせるアイテムに、多くのアングラーが魅了されました。
2020年、ブランニューデストロイヤーとして新たなカタチを提示、再び注目が集まっていますよ。
ここでは、新しいデストロイヤーシリーズの特徴やインプレをご紹介しましょう。
目次
メガバスのデストロイヤーとは、1990年代に圧倒的な支持を得たバス釣り専用のロッドのことです。
ポップXやドッグXといった、メガバスルアー群の独創的なデザインとリンクし、それまで味わったことのない強い刺激を多くのアングラーにもたらしました。
日本におけるバス釣りの歴史の中で、大きな分岐点を作ったアイテムといっても過言ではなく、当時は入手することすら困難な状態でしたね。
当然中古価格も沸騰し、デストロイヤーが起爆剤となって、今の中古釣具市場が出来上がっていった印象が強いです。
初代モデルから使っていますが、統一されているコンセプトは、既成のロッドに対する概念を破壊して、ルアーのポテンシャルを最大限にまで引き出せるスペックが、惜しげもなく搭載されていること。
これにより、デストロイヤーの登場まで感じ得なかったアタリや、ルアーのリップがとらえる地形変化などの有効な情報が、的確にとらえられるように切り替わりました。
釣果はその情報量に比例してアップ、魚に触れることでアングラー個々のスキルも上がっていきます。
メガバス主宰・伊東由樹さんが伝えたかったこと、デストロイヤーシリーズに込めた思いが、ストレートに響き渡っていったのです。
ベイトロッドにはカーボンとグラスを上手く配分し、高い操作性を実現。
スピニングロッドには高い感度を生み出すバランスの良さと、他メーカーではあり得ないパワーブランクスを採用したモデルもラインナップ。
池原ダムでロクマルサイズが獲れるようになった時代と重なって、出会うどのボートにもサイトフィッシング用にデストロイヤーのスピニングロッドが積まれていたのが懐かしいですね。
巨大バスの引きにも負けず、掛けたらバラさない粘りのある作り込みに、どれほどのアングラーが助けられたでしょうか。
2020年に登場のブランニュー・デストロイヤーにも、大きな期待が寄せられています。
2020年にリリースされた新しいデストロイヤーには、メガバスらしい最新テクノロジーが詰め込まれています。
ブランクスには、5Dグラファイトシステムが採用されていて、タテ方向・ヨコ方向・斜角方向・伸度・弾性といった5つの要素が徹底的に見直されていますよ。
カーボンシートの重なりにムダがなく、最小限の素材で作り上げることで軽量化や操作性の向上にもつながっています。
ブランクスはロッドの生命線、既存のものを転用するのではなく、イチから作り込んで行くメガバススタイルは、ここにもそのまま活かされています。
低レジン製法はもちろん、余分なグラファイトレイヤーが存在しないので、実釣に必要なロッドパフォーマンスを抑えられたマテリアル使用量で可能にしているのが嬉しいですね。
新しいデストロイヤーのグリップに注目してください。
メガバスらしい造形が採用された、独自のデザインに作り上げられていますよ。
ブランクスに直接触れられるようになっていて、なおかつどんな握り方にシフトしても、しっかり支えられるように指・手のひらの収まりが考えられています。
ベイトロッドに関しては、トリガーの形まで必要最小限にまで絞り込まれ、実釣の際の情報量やそれに対するレスポンスは間違いなく上がるでしょう。
歴代のデストロイヤーから受け継がれているオリジナルスペックでもあり、アングラーが期待している部分です。
長い時間触れ続けるところですから、細心の作り込みが施されるほどファンは納得するわけです。
メガバスのデストロイヤーの中から、おすすめのアイテムを取り上げましょう。
新しいモデルはもちろん、既存のデストロイヤーからもインプレしてみますね。
オカッパリシーンに適したものや、ボート・カヤックなどからアフローチするのに向いたものを選んでみました。
メガバス DESTROYER P5(デストロイヤーP5) F4-66X
F4-66Xという番手は、歴代のデストロイヤーの中でも人気の高かったもので、2020年モデルにもラインナップされています。
自重99グラムという軽さは、まさに5Dグラファイトシステムの賜物。
オカッパリシーンでさまざまなシチュエーションに足を運ぶのにも、これなら負担はかかりませんよね。
適合ルアーウエイトは、1/4オンスから7/8オンスと幅広いので、ミノーやシャッドプラグから大型のトップウォータープラグまで、しっかりカバーできるのが強みです。
実際に手にしてみると、ロッドティップを持ち上げやすく、そこから振ってもブランクスの曲がりや復元がスムーズ。
ブレを感じることなく収まるのが、ラインスラックを瞬時に取り除くのに重宝するでしょう。
またクランクベイトやバイブレーションプラグをキャストしてリトリーブする際に、ロッドティップのみ曲がり込むのではなく、ブランクス全体が緩く弧を描いてくれます。
これならバスがバイトしてきても、ブランクス全体で支えるまでにさほどタイムラグは発生しませんよね。
高い感度から硬さや張りをイメージしがちですが、一度掛けた魚をきっちり乗せてバラしにくいのが、このロッドの特徴といえるでしょう。
実売価格は3万円台後半、定価とあまり変わらない価格帯に収まっています。
ハイスペックでこの価格なら、新しい1本にじゅうぶん検討してみる価値はあるでしょう。
軽めのテキサスリグやノーシンカーリグのキャストにも向いているので、実用幅はかなり広いと考えてください。
ブラックカラーをベースにして、各所のコスメもシンプルで飽きのこないものに仕上がっています。
メガバス DESTROYER P5(デストロイヤーP5) F2-60X
F2-60Xは、ベイトフィネススタイルのアプローチに適したロッドです。
長さ6フィートを短く感じる人がいるかもしれませんが、情報がダイレクトに手元に伝わってくる感覚は、一度味わうと納得できるはず。
リグの移動距離も無意識のうちに抑えられますし、ロッドティップをわずかにリフトするだけでハングアップオフが可能な操作性は、あなたのバス釣りスタイルに柔軟性を与えてくれるでしょう。
生命感を演出するのに、雑な部分が取り除かれていくイメージでしょうか。
自重88グラムとかなり軽量なので、キャスト数を増やしても手首やヒジに負担がかかりにくくなっています。
グリップエンドまである程度の長さを確保してくれているので、最小の振り回しでルアーを飛ばせるのがいいですね。
左手と右手のグリップを、捩るようにして前後に入れ違いさせるだけで、ブランクスがしなやかに曲がっては復元しようとします。
それを枝葉が邪魔なポイントでも実践しやすいですから、これまで撃てなかったオーバーハングの奥でも攻略しやすいでしょう。
実売価格は、3万円台と高過ぎる印象はありません。
先進技術が搭載されていながらのこの価格帯に、納得する人は多いのではないでしょうか。
6フィートというショートレングスは、流行りのカヤックフィッシングでも扱いやすいですよ。
メガバス(Megabass) ロッド DESTROYER CARBON HEAD MODEL(デストロイヤーカーボンヘッドモデル) F3-61X 37499
デストロイヤーシリーズの既存モデル、カーボンヘッドタイプのF3-61Xです。
とても柔らかいロッドティップを持っていながら、バット部分はかなり硬めの張りを持たせているのが特徴的。
長さは6.1フィートで、自重は120グラムに設定されています。
実際に手にしてみると、重過ぎることはありませんが、先端だけやたら曲がるイメージですね。
それを活用して、バスがショートバイトしてきても弾かない使い方ができますよ。
例えば、スモラバやノーシンカーリグなどでアプローチしたとき、ラインが走って瞬間的にフッキングしても、バラシを抑えることが可能です。
ロッドはリフトされているのに、ロッドティップはきっちり下に残っている感じになりますね。
小型のクランクベイトを連続キャストしていても、その弾きにくい特徴は活かされます。
実売価格は、3万円後半とブランニュー・デストロイヤーと同じくらい。
軽さで比較するなら新しいロッドに軍配は上がりますが、このロッドティップを使いこなせば、獲れるバスの数は格段に上がるはず。
試してみる価値はじゅうぶんにあるでしょう。
メガバスのデストロイヤーの特徴やインプレ、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
先進の技術を自分の釣りスタイルに活かしてみましょう。
メガバスがプロデュースするリールの魅力に迫る!厳選5アイテムをチェック!
バス釣りはもちろん、ソルトゲームシーンでも欠かせないルアーを、多数リリースしているメガバス。 ロッドも人気が高く、常に多くのアングラーから注目を集めています。 そんなメガバス…
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