シマノのヴァンフォードシリーズ特集！おすすめ機種+実釣インプレ

軽量なウエイトのスピニングリールで、コスパ優秀な機種といえば、シマノのヴァンフォードシリーズが挙げられます。

エギングゲームやライトショアジギングゲームなどに活用しているアングラーは、少なくないでしょう。

ここでは、シマノのヴァンフォードシリーズの特徴や実釣インプレについて、詳しくご紹介しましょう。

ヴァンフォードシリーズとは、シマノから発売中の汎用型スピニングリールのことです。

全部で14機種も用意されていて、最も小さいものがC2000番サイズ、最も大きいものがC5000番サイズになります。

名前に「ヴァン」が付いているので、シマノのヴァンキッシュシリーズと関連のあるモデルなのかな？という印象を、最初に持ちました。

案の定、実際に手に取ってみると、とにかく軽い！

ここまで軽ければ、釣りの展開自体が変わってきます。

手首やヒジ・腕・肩などが、長時間の釣行でもさほど疲れないのです。

疲れなければ、魚のアタリに対して敏感で居続けられますし、集中力は高いままキープできるでしょう。

ヴァンフォードシリーズには、マイクロモジュールギアⅡ・サイレントドライブ・マグナムライトローター・Xプロテクト・ロングストロークスプールが採用されています。

ボディ素材とローター素材には、シマノオリジナルの新カーボン素材・CI4+が使われていて、軽さ+剛性・耐久性が高くなっています。

スピニングリールの小型化をしっかり体感できるのは、この素材によるものでしょう。

それでは数あるヴァンフォードシリーズの中から、実釣インプレをご紹介します。

●ヴァンフォード・C5000XG

シリーズ中最も大きいとされている、C5000番サイズのエクストラハイギアモデルです。

実際に手に持ってみると、とてもコンパクトに仕上がっていることに驚かされました。

ハンドルノブはラウンド形状なので、手のひらで包み込みやすく、青物やヒラメが掛かっても強引に巻き取ることができるでしょう。

ライトショアジギングゲームで使ってみたとき、60cmを超えるマゴチやサゴシが掛かりました。

ドラグのレスポンスは良好で、丁寧に時間をかけて魚を弱らせることに成功しました。

強引のリールハンドルを巻いても、リール各部に撓み・歪みなどは発生せず、ローターは小気味よく回ってくれました。

海上釣り堀に出向いたときにも、このC5000XGを使いましたが、マダイやシマアジの引きにじゅうぶん耐えてくれました。

PEラインとの相性も良く、太いラインでアプローチしてゴリ巻きするのに使ってみましょう。

●ヴァンフォード・C2000SHG

アジングやメバリングなどの、ライトソルトウォーターゲームに使ってみました。

軽いウエイトのジグ単をキャストして、テンションフォールさせると、微細なバイトが発生します。

それを手元で感じて、ロッドの振りだけではなく、リールハンドルを素早く回しながら、ハリ先を貫通させるのに適しています。

ハイギアモデルなので、流れのある渓流でミノーなどを操って、各種トラウトを釣り上げるのにも向いているでしょう。

●ヴァンフォード・C3000XG

C3000サイズといえば、シーバスゲームやサーフゲームにマッチしていますが、エクストラハイギアを搭載しているモデルなので、とてもアタリを取りやすく感じました。

太いPEラインを豊富にスプールに巻いて、ロングキャストでアプローチするのに向いています。

素早く巻き取れるところをスローにリトリーブし、ついぱむようなアタリでも増幅して感じ取れる印象を持ちました。

河口域でロングキャストアプローチしやすいので、チニングゲームにもマッチするかもしれません。

ヴァンフォードシリーズを装着して使ってみたくなる、おすすめのスピニングロッドをご紹介しましょう。

まずは、C5000XGから。

ライトショアジギングゲームやショアジギングゲームを楽しめるアイテムなら、素晴らしいスペックを活かせるでしょう。

シマノからリリースされているライトショアジギングゲーム用のスピニングロッド・コルトスナイパーBBシリーズの中から、S96MLとやや柔らかめの機種を選んでみました。

全長は2.90mと、扱いやすい長さに設計されています。

2ピース仕様で、仕舞寸法は149.3cmです。

ウエイトは233gで、ブランクスの先径は2.1mmと太め。

適合するルアープラグウェイトは、最大で42gまでで、メタルジグウェイトなら最大で50gまで背負うことができます。

適合するラインは、PEラインなら最大で2号まで扱えます。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99.9%になっています。

実際に手に取ってみると、さほど重いとは感じないレベルで、長時間の釣行でも疲れにくいかもしれません。

グリップは適度な太さで安定感があり、大型の青物が掛かっても、慌てず対処できそうです。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

ライトショアジギングゲームを防波堤などの足場のいい釣り場で実践したいとき、とても役立ってくれるおすすめの1本です。

河川のコンクリート護岸エリアから、ロングキャストでシーバスやチヌを狙う際にも効果的かもしれません。

シマノから発売されているアジングゲーム用スピニングロッド・ソアレSSシリーズの中から、S48SUL-Sを選んでみました。

ショートレングスなブランクスで、しなやかな曲がりと鋭敏な感度を兼ね備えているおすすめの1本です。

全長は1.42mと、かなり短めで取り回しのいいアイテムに仕上がっています。

2ピース仕様で、仕舞寸法は73.5cmにまで縮まります。

ウエイトは46gと、かなり軽めですから、さまざまなロッドワークを繰り出しても疲れにくいでしょう。

ブランクスの先径は0.8mmで、適合するルアーウェイトは0.3gから6gまで。

これならジグ単からミノー・マイクロメタルジグ・トップウォータールアーまで扱えるはずです。

適合するラインは、PEラインなら0.1号から0.4号までで、モノフィラメントラインなら1lbから3lbまでとなっています。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99.3%に設計されています。

実際に手に取ってみると、とても軽くて振りやすいので、キャストからのテンションフォール・フリーフォールがカンタンにおこなえます。

その間のアタリが取りやすく、ロッドティップが曲がり込んだ瞬間にフッキングを実践するといいでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

ショートレングスなアジングゲーム用スピニングロッドを、まだ購入したことがない人は、この価格帯なら検討しやすいのではないでしょうか。

ライトラインでもラインブレイクしにくいしなやかな曲がりは、アジの数釣りにも役立ってくれるでしょう。

ヴァンフォードシリーズの特徴や実釣インプレ、装着して使ってみたくなるおすすめのスピニングロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか？

軽さは大きな武器になりますから、徹底して使い込んで、自分なりのアプローチを構築してみてください。

深溝スプールタイプも充実しているので、太いラインによるロングキャストアプローチにも使えるでしょう。