スピニングリールを深掘り特集!おすすめ機種ランキングや使い方をピックアップ
釣り初心者の人に最初に手にしてもらいたいのが、スピニングリールだといわれています。 その理由は、どういうところにあるのでしょうか。 ここでは、いつも使っているスピニングリール…
FISHING JAPAN 編集部投げ釣りで狙う対象魚といえば、シロギスやカレイ・ヒラメ・マゴチがイメージできますが、マダイやロックフィッシュなども果敢にバイトしてきますよ。
タックルを考えるとき、専用のスピニングリールのカタチは、写真のようなロングノーズタイプになります。
ここでは、投げ釣りに用いるリールについて、深掘りしてみることにしましょう。
「同じロングキャストでアプローチするショアジギングには、このロングノーズタイプのスピニングリールを使わないよね?」
実はシロギスやカレイを狙うための投げ釣り専用リールには、ドラグ機能が搭載されていないものがあるんですよ。
シロギスやカレイなら対応できますが、マダイクラスになるとドラグがなければキツイですよね。
当然ドラグの付いている投げ釣り専用リールもありますが、バーサタイルに使いこなそうとすれば・・・。
目次
投げ釣りに用いるリールは、飛距離を伸ばしたい!という意図から、ロングノーズデザインのスプールを搭載したスピニングリールが主流になっています。
サーフへ出向くと波打ち際にロッドスタンドを立てて、たくさんの投げ釣り用タックルが並べられています。
やはりロングノーズのスピニングリールが多いのですが、中には別のリールを使っている人も。
そのひとりに話を聞くことができました。
彼は4000番から5000番サイズの、ロングノーズではないスピニングリールをロッドに装着しています。
「5000番の中型スピニングリールを投げ釣りに愛用しています。理由はシンプルで、飛距離が伸ばせることと、ドラグ性能が高いことかな!」
なるほど!確かにショアジギングなどのキャスティングゲームでは、4000番から5000番クラスのスピニングリールを使いますよね。
それをそのまま投げ釣りに活用しているということですか。
細いPEラインを巻いてあるので、飛距離は申し分ありません。
メタルジグを投げ釣り用の天秤仕掛けに交換するだけで、投げ釣りが成立してしまいます。
これならわざわざリールを買い揃える必要がありませんから、安い費用で投げ釣りを楽しめそうですね。
コスパ優秀な中型スピニングリールは、その汎用性の高さから、初心者アングラーを助けてくれるはずです。
投げ釣りをしていて、いきなりショアジギングに切り換えることも可能になるでしょう。
とはいえ、ロングノーズデザインの投げ釣り専用リールのほうが、圧倒的に飛距離は稼いでくれます。
自分がどこまで投げ釣りに打ち込みたいのか、誰よりも遠くまで仕掛けを飛ばしたい!と考えているなら、投げ釣り専用リールで決まりでしょう。
「初心者アングラーなら、とにかく魚を釣りたい!を優先するかもしれないよね!」
そうなると、投げ釣り以外のキャスティングゲームにも転用可能な、4000番から5000番サイズの中型スピニングリールがおすすめです。
実際に釣具店へ出向いて、双方のリールを手に取って巻き比べてみてください。
スプールやベール・ドラグなど、さまざまな箇所が異なりますから、自分の釣りスタイルにマッチしているものを選ぶのがいいでしょう。
試しに5000番サイズの中型スピニングリールで、シロギス狙いの投げ釣りを実践してみました。
マズメ時でシロギスが接岸している場合では、ポンポンと複数匹釣り上げることができましたよ。
時間が経って釣れるポイントが岸際付近でなくなったとき、ちょっと物足りなさを感じましたね。
ただし、チヌの大型サイズやシーバスが掛かったことがあり、その強烈に引きに耐えながらやり取りを楽しめたので、この番手のスピニングリールは欠かせないな!という認識に至りました。
初心者アングラーなら、まずはマルチパーパスな中型スピニングリールからスタートして、投げ釣りに深くこだわりたい!と感じた時点で、ロングノーズデザインの専用リールに手を伸ばしてもいいのではないでしょうか。
投げ釣りで実際に使ってみたい、おすすめのリールを取り上げてみましょう。
まずは、ロングノーズデザインのタイプから。
比較的販売価格の安いものが揃っているので、購入しやすいメリットはあります。
サーフで投げ釣り仕掛けをフルキャスト!とても気持ちのいいアプローチですよ。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール(投げ・遠投) 17 ファインサーフ35 ホソイト(2017モデル)
ダイワからリリースされている、細糸タイプの投げ釣り専用リールです。
エントリーモデルなので価格を抑えつつも、じゅうぶんなスペックを持たせているのが魅力ですね。
ギア比は4.1対1に設定されていますが、スプール径が大き目なので、ハンドル1巻きにつき87センチのラインを巻き取ることができるようになっています。
これなら回収するのが遅くはないですし、ハンドルの巻き心地もスムーズでしょう。
自重は595グラムと重めで、実用耐力は8キロになっています。
ドラグ機能が備わっていないので、ターゲットにする対象魚は、シロギスなどの小型魚にしましょう。
ラインキャパは、PEラインなら1号を200メートル巻けますよ。
実際に手にしてみると、ローターの回転がとても軽やかな印象です。
ダイワ独自のエアローターを搭載しているのが、好影響を与えているのでしょう。
キャストフィールも良好で、沖合いのブレイクラインまで、しっかり投げ釣り仕掛けを届けることができるはずです。
実売価格は7千円前後と、とても安い価格帯に収まっています。
何度も繰り返しキャストを続けながら、飛距離を伸ばせるようにキャストフォームを改善していきましょう。
それにしっかり対応してくれる専用リールではないでしょうか。
ラインローラー部分にサーフの砂が付きやすいので、しっかり水洗いメンテナンスを施して保管しておくようにしましょう。
シマノから発売されている、中型のスピニングリールです。
C5000番なので、ラインキャパがじゅうぶんでありながら、ボディの軽量化にも成功していますよ。
ギア比は6.2対1なので、ハンドル1回転につき101センチものラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力は6.0キロで、最大ドラグ力は11.0キロもありますから、大型魚が掛かっても慌てずに対処しましょう。
自重はなんと220グラムしかありません。
ハンドルの長さは57ミリで、スプール寸法は直径が52ミリ、ストロークが19ミリです。
ラインキャパは、PEラインなら2号を300メートル巻けますよ。
ボールベアリングは、7個搭載しています。
実際にフィールドで使ってみると、ハンドルの回転はとても滑らかで、長い時間使い続けられる印象ですね。
ローターも軽やかに回ってくれますから、キャストした投げ釣り仕掛けを回収するのもラクラクです。
不意に大型魚が掛かることもあるので、しっかりとドラグを利かせながら、やり取りを楽しめるでしょう。
ハンドルノブも握りやすく、チカラを込めて回せるのが嬉しいですね。
かなり軽く感じるスピニングリールなので、集中力を高めつつアタリを読み取るようにしましょう。
サーフなどでフルキャストする際には、後ろや真横に人がいないか、必ず確認してからロッドを振るようにしてください。
ショックリーダーラインは太めにして、ラインブレイクを防ぐようにしたいものです。
投げ釣りに使うリールの特徴や、おすすめのリールについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
投げ釣りだからといって、専用リールを揃える必要はありません。
柔軟な姿勢で自分のタックル選びをおこなうようにしましょう。
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