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シマノのカルカッタってどんなリール?ベーシックモデルからDC搭載モデルまで徹底チェック

FISHING JAPAN 編集部

シマノからリリースされているベイトリールの中で、丸型タイプといえば、カルカッタという名前をイメージできる人は多いでしょう。

歴代カルカッタが、アングラーに与えてきた影響は大きく、カチッとした剛性による巻き心地の良さや、軽やかに回るスプールのスムーズさ、それによる安定した飛距離の伸びが、釣りそのものを大きく変えてくれました。

ここでは、シマノのカルカッタシリーズについて詳しくご紹介し、おすすめの機種も取り上げましょう。

バス釣りはもちろん、ソルトウォーターゲームでもしっかり活躍中のカルカッタ。

その活用の幅は、まだまだ大きな広がりを見せていますよ。

シマノのカルカッタとは

シマノのカルカッタとは、キャスティングゲームはもちろん、バーチカルジギングゲームでも使える、丸型のベイトリールのことです。

ボディが金属製であること、そして鍛造で作られていることで、魚に強く引っ張られてもボディが歪んだり歪んだりしないのが、大きなメリットです。

ボディ内部のメインギアを支持する箇所が、歪みによってズレないので、軽やかで滑らかな巻き心地を維持することができますよ。

丸型リールといえば、1960年から70年代にかけてのABUリールが思い出されますが、あのときに感じた剛性・耐久性の高さを、シマノは先進技術を持って我々アングラーに提供し続けてくれているのかもしれません。

コンパクトなのに大型魚に対峙できるというのが、心躍る要素ですよね。

しかもスプールが見事なくらい高回転を維持してくれますから、軽量なルアーでも遠くのポイントへ届けることが可能です。

そしてパーミングしたときの、独特の存在感は、丸型ならでは、カルカッタならではといえるでしょう。

シマノのカルカッタコンクエストシリーズが人気!

シマノのカルカッタラインには、カルカッタコンクエストが含まれています。

その金色に輝くボディは、釣り場で特に目立つので、使っているアングラーはすぐに見つけられますね。

コンパクトで滑らかな巻き感触、飛距離も充分に出るので、様々な釣りの方法に対応することが可能です。

例えば、渓流釣りに。

フラットサイドミノーのヘビーウエイト使用が増えてきているので、渓流の特定の場所に継続的にアプローチするのに適しています。

また、大きな負荷がかかるビッグベイトを使用した釣りにも、シマノ・カルカッタコンクエストの剛性が助けとなります。

300番台を使用すれば、より太いラインを巻き上げることが可能になるので、ラインブレイクのリスクなしに重いビッグベイトを遠投することができます。

DCブレーキやベイトフィネス仕様もラインナップ!

シマノのカルカッタコンクエストシリーズには、DCブレーキ搭載のものが用意されています。

DCブレーキによってバックラッシュトラブルを未然に抑え込むことができるので、手返しのいい釣りを展開可能でしょう。

またBFS仕様のものもありますから、極小ルアーをベイトフィネスタックルでキャストするのにも対応できるのです。

それぞれが、カチッとした剛性によって支えられているので、大型魚が掛かっても安心してやり取りをおこなえます。

シマノのカルカッタシリーズは、安心感を求めるアングラーに高く支持されています。

シマノのカルカッタシリーズからおすすめのアイテムをピックアップ!

シマノのカルカッタシリーズの中から、おすすめの機種を取り上げてみましょう。

まずは、シンプルベーシックな12カルカッタから。

シルバーボディで、とてもスリムに仕上げられているのが特徴です。

ドラグまでもコンパクトになっていて、ひとつの完成形を見せられている気がしますね。

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 12 カルカッタ 201 左ハンドル

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2012年ですから、ずいぶん昔に作られたまま現行モデルとして継続している、シマノのベイトリール・カルカッタです。

とてもシンプルでパーミングしやすく、どんなロッドに装着しても姿勢低く構えてくれる優秀機ですね。

これは200番サイズですが、100番はもっとコンパクトで軽く仕上げられていますよ。

リップ付きのクランクベイトをキャストして、カバーやストラクチャーに当てながらリトリーブしてくると、深く突き刺さるように当たったとき、軽く触るように当たったときなど、接触のちょっとした違いが手元で判別できるようになります。

最初はロッドやラインのおかげかな?と思っていたのですが、リズミカルに等速巻きを続けられるのは、まさにカルカッタがあればこそですから、丸型リールの評価が自分の中で大きく変わりましたね。

優れた釣り道具は、アングラーの判断基準を根底から揺り動かしてくれる要素を持っています。

シマノのカルカッタにも、そういうチカラが備わっていると考えていいでしょう。

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 14 カルカッタコンクエスト 100 右ハンドル バス釣り

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2014年にフルモデルチェンジとなって、それ以降継続生産されている、カルカッタコンクエストの100番です。

ローギア設定でハンドル1巻き60センチに満たないですから、キャストしてリトリーブをおこなう際に、ラインにピーンと張り詰めたテンションを与えなくても、ルアーを引っ張ることができますよ。

これはとても有効なメリットで、ロッドティップを自分の前に突き出してから、少し上方向へ上げるようにします。

そうするとラインも持ち上げられますよね。

水面まで高さが発生しますから、ロッドティップから水面までの空気中に露出しているラインが、見事に垂れ下がります。

これはハンドルを回しても垂れ下がったままで、ローギアだからこそできるワザなのです。

ルアーは、強いテンションに支配されることなく、垂れ下がったラインに引っ張り続けられることに。

その自由度が、微細なボディの揺れを生み、独特の誘い要素を開花させます。

またバスがバイトしたとしても、ラインがたるんでいる分、バイトを弾く確率は極小に。

しっかり食い付いた状態でフッキングに持ち込めるという、至れり尽くせりのセッティングを現出できる、それがカルカッタコンクエスト100番の最大の強みでしょう。

めちゃくちゃ釣れます、リールが釣らせてくれます。

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 19 カルカッタコンクエスト DC 200 右

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W=ウインドモード付きのDCブレーキを搭載した、カルカッタコンクエストの200番です。

20ポンドラインを100メートルも巻けるので、重めのルアーをキャストして操るのに向いていますよ。

濃いカバーの中に放り込んで、バイトしてきたバスを引きずり出すくらいの荒っぽさを楽しめるリールですね。

安定したスプール回転で、ブレーキ制御によるコントロールもじゅうぶん。

接近戦も遠投もこなせる、オールラウンドな丸型リールといえるでしょう。

トップウォータールアーを自在に操りたい人におすすめです。

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 20 カルカッタコンクエスト DC 100HG RIGHT シーバス マキモノ

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2020年に新しくリリースされた、カルカッタコンクエストのDCブレーキモデル、その100番サイズです。

とてもコンパクトで姿勢が低く、手のひらでカンタンに包み込めるデザインに仕上がっていますよ。

手首を利かせたキャストやバックハンドスイングにも適しているので、オーバーハングなどに近づいてピンポイントを狙ってみてください。

バス釣りはもちろん、渓流エリアでアマゴやイワナをターゲットにするのもいいかもしれませんね。

ベイトフィネス用リールとは謳われていませんが、その機能をじゅうぶんに持っている完成度の高いベイトリールでしょう。

使いこなせるようになりたいですね。

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 17 カルカッタコンクエスト BFS HG 左ハンドル バス釣り 軽量シャッド 渓流ベイトフィネス

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専用のマグネットブレーキ・FTBを搭載した、カルカッタシリーズのベイトフィネス専用モデルです。

浅溝スプールには、8ポンドラインが45メートル巻けるようになっていますから、かなり軽いスプーンのようなルアーでも、キャストできるようになりますよ。

ここに12ポンドラインを巻いて使っているアングラーも、よく見かけます。

「だって8ポンドじゃあ、カバーの中へ撃ちづらいでしょ?」

確かにその通りで、横でキャストを見ていても、結構スムーズに飛んでいますから、問題なく使えるということでしょう。

シマノのカルカッタシリーズを駆使して釣りを楽しもう!

シマノのカルカッタシリーズの特徴や、おすすめアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?

丸型のベイトリールを苦手に思っていたとしたら、これを機会にひとつ手元に置いて、活用してみてください。

スプールからレベルワインダーまでの距離が、ロープロファイル系ベイトリールよりも近いですから、ラインが衝突してバックラッシュトラブルに見舞われやすいかもしれません。

でもそんなことは織り込み済みで、しっかりとブレーキ調整を施してから、何度もキャストしてみましょう。

うまく飛距離を出せるようになれば、あとはカルカッタ特有の剛性が、あなたの感性をワンランク上に導いてくれるでしょう。

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