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渓流トラウトゲームを楽しみたい!増水+濁りの攻略法

FISHING JAPAN 編集部

解禁日が各地で過ぎて、多くのアングラーが渓流トラウトゲームを楽しんでいます。

雨の多い梅雨の時期なら、どんなふうに渓流のイワナ・アマゴ・ヤマメを攻めればいいのでしょうか。

ここでは、大雨による増水や濁りを加味した対応策について、分かりやすくご紹介します。

雨の多い梅雨の渓流トラウトゲームってどんな感じなの?

渓流トラウトゲームは、5月を過ぎると水温が上がり始めます。

ただし、夏場のような活性を落とすものではなく、活発に浅瀬へ入ろうとします。

そこに梅雨による大量の雨が重なって、増水+濁りが発生。

この2つの変化は、渓流に棲むイワナ・アマゴ・ヤマメに、多大な影響を与えるでしょう。

具体的には、浅い水深の瀬に入ろうとします。

瀬では、トラウトの周囲の水が急速に流れるので、目に映る景色がぼやけ気味に。

光の反射やカラーの変化は届くでしょうが、それが人工物で生き物ではない!という判断はしにくいはずです。

となると、梅雨の時期に浅瀬へルアーをキャストすれば、活性の高いトラウトが積極的にバイトしてくるかもしれないのです。

加えて水に濁りが入るので、余計に見にくくなります。

アクションや水押し・カラーの変化だけで、渓流のトラウトはバイトしてしまうかもしれません。

まさにルアーを用いた渓流トラウトゲームを実践するのに、ベストマッチな時期といえるでしょう。

ちなみに、解禁日直後は、放流魚の活性が低く、淵などのトロ場・深場で待機しているケースが多かったように感じます。

それが体力をつけて、捕食するために増水した瀬に突入してくるわけです。

手返しよくルアーをアプローチして、バイトがあれば確実にフッキングに持ち込みたいものです。

瀬で使うルアーとしておすすめなのは、フローティング仕様のミノー。

全長5cm前後のものなら食わせ要素が強く、着水と同時に食い付いてくることも。

瀬の流れに乗せて誘いをかけるのも有効で、時折ロッドワークを加えてダートアクション。

水中に潜ったぶん静止で浮かせて、水面を滑らせていくアプローチは、とても効果的です。

トラウトがフローティングミノーに対して突き上げバイトを敢行してくるので、ミノーが水中に連れ込まれたのを視認してから、ロッドを立ててフッキング動作に入りましょう。

リールハンドルを回し続ける巻きアワセも、同時進行でおこなってください。

フラッシングを上手く活用して渓流トラウトを攻略!

渓流トラウトゲームの濁りの中では、フラッシング効果が魚を振り向かせてくれます。

例えば、金属製のスプーンやスピナーなど、定番ルアーが大活躍してくれるでしょう。

フラットな側面を持っているシンキングミノーも、面のフラッシングを期待できます。

増水+濁りの中では、スローリトリーブよりもファストリトリーブ。

素早く巻き取って次のキャストへ移るほうが、効率よく渓流トラウトからのバイトを取れるかもしれません。

ルアーの後ろを追従してきて、最後尾だけ甘噛みするケースもあるので、ルアーに装着しているトレブルフックの刺さりは、常に気にしてください。

刺さりが甘く、ハリ先が鈍っているな!と感じたら、すぐに交換しましょう。

釣り場には交換用の予備フックを、必ず持参するようにしたいものです。

渓流トラウトゲームに使ってみたい鉄板系バイブレーションルアー!

渓流トラウトゲームでもうひとつ使ってもらいたいのが、3gから5gクラスのウエイトを持った、鉄板系バイブレーションルアーです。

キャストしやすいので、渓流ベイトフィネスタックルとの相性はバッチリ。

着水してからボトムを取るまで、さほど時間がかからないのもメリットでしょう。

そして何より、移動距離が短いままで、左右への振動=バイブレーション発生が素早いのが嬉しいです。

瀬に鉄板系バイブレーションルアーをキャストしたら、あっという間に着底します。

その状態で放置してもバイトがあるのですが、リールハンドルを回して泳がせると、バイトが頻発するのを体感できるでしょう。

極細PEラインとのマッチングも良好で、手元感度がますます高まります。

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渓流トラウトゲームを楽しむのにおすすめのタックルを選んでみた!

渓流トラウトゲームを満喫するのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、ショートレングスでしなやかなブランクスのスピニンクロッドがマッチします。

リールは、2000番サイズのスピニングリールなら、大量のライトラインを巻いてトラウトに対処できます。

ダイワ(DAIWA) ネイティブトラウトロッド シルバークリーク ストリームトゥイッチャー 53UL 釣り竿

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ダイワから発売されているトラウトゲーム用スピニングロッド・シルバークリーク ストリームトゥイッチャーの中から、53ULを選んでみました。

全長は1.60mと、極端に短くはないので、渓流以外のフィールドで使えそうなブランクスです。

継数は2本で、仕舞寸法は83cmにまで縮まります。

ウエイトは85gと軽めで、先径/元径は1.3/7.4mmと細め。

適合するルアーウエイトは、1.5gから7gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら2lbから6lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、94%になっています。

実際に手に取って継いでみると、とてもシャープで軽いブランクスに仕上がっている印象を受けました。

負荷に対しては素直に曲がり、継目の曲がりも安定しています。

ラインが絡まりにくいガイドなので、手返しよくキャストを繰り返せるでしょう。

実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

正確なキャストを心掛けていれば、トラウトが掛かる確率はかなり上がるでしょう。

河川に流れ込む水路などでも、重宝する長さ・張り・しなやかさを兼ね備えています。

ダイワ(DAIWA) 21 カルディア FC LT2000S-H

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ダイワからリリースされている汎用型軽量スピニングリール・カルディアFCシリーズの中から、LT2000S-Hを選んでみました。

ギア比は5.8対1ですから、ハンドル1巻きにつき76cmが、回収することができるように作られています。

最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは175gと軽量です。

ラインキャパは、PEラインなら0.4号を200m、モノフィラメントラインなら2.5lbを200m巻けます。

ハンドルの長さは50mmで、ボーベアリングは6個搭載しています。

実際に手に取ってハンドルを回してみると、とても滑らかに回転をキープしてくれました。

ローター回転も軽快そのもので、ドラグレスポンスもライトラインを守ってくれるでしょう。

0.4号より細いPEラインをスプールに巻くと、飛距離がかなり伸びます。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定になっています。

これなら購入を検討しやすいですし、アジングやメバリングなどのライトソルトウォーターゲームにも転用できるでしょう。

渓流の淵などの深場を探る場合には、極細PEラインと鉄板系バイブレーションルアーの組み合わせは欠かせません。

雨の影響を受けた渓流トラウトを丁寧に誘って食わせよう!

増水・濁りに見舞われた渓流でのトラウトゲームのやり方や、おすすめのタックルについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

増水は明らかにトラウトの活性を上げますから、瀬を中心にさまざまなポイントをチェックしてください。

速めにリトリーブして手返しよくアプローチするほうが、釣れる確率は高まるでしょう。

渓流で先行者を見つけた場合、決して追い抜いて上流に足を踏み入れないようにしたいものです。

コミュニケーションはしっかり取るようにしましょう。

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