トラウトロッドの選び方!釣り場に応じたおすすめトラウトロッド特集
管釣りや河川などを含め、トラウトをターゲットに釣りを楽しむ人が増えてきました。 トラウトゲームを楽しむためには、専用のロッドが必要となります。 超小型で軽量なスプーンなどのル…
FISHING JAPAN 編集部トラウトを釣るためのリールは、どのようなものを選べばいいのでしょうか。
そのリールの番手や使う状況を考えてみましょう。
まずは渓流域、川幅の狭いところになりますが、対岸のオーバーハングを攻めたりしなければなりませんから、キャストの精度が問われます。
1000番から2500番クラスの小型スピニングリールや、ベイトフィネスリールを選択してみてはいかがでしょうか。
目次
河川の中流域でトラウトを釣る場合は、遠投性能や手返しの良さが求められますから、少し大き目の番手のスピニングリールが便利といえるでしょう。
具体的には、2500番以上ということになるでしょうか。
また管理釣り場では、スプーンルアーなどをハイピッチでキャストし続ける展開が予想できますから、ノーマルギアよりハイギアのほうが向いているかもしれません。
スローリトリーブで一定の層をトレースしたい人は、ローギアやノーマルギアのリールを使うことになるでしょう。
どのようなスペックが、自分の通っているトラウト釣り場にマッチするのか、購入前にしっかり調べておきたいですね。
トラウトゲームを楽しむのにおすすめのリールをピックアップしてみました。
まずはダイワのプレッソシリーズからご紹介しましょう。
このプレッソLTD2025Cは、2017年にリリースされたリールで、自重160グラムと超軽量。
ギア比は4.8対1ですから、ハンドル1巻きで約64センチのラインを巻き取ることが可能です。
いわゆるノーマルギアですから、一定の層をスローにトレースするのに向いていますよ。
渓流や管理釣り場などで使うアングラーが多いかもしれませんね。
またATDドラグシステム搭載ですから、トラウトが掛かってからのやり取りもスムーズです。
ラインが勢いよく放出されても、落ち着いて対処するようにしましょう。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 17 PRESSO LIMITED 2025C (2017モデル)
このリールは、エアローターとザイオン素材によって、軽量化が徹底的に押し進められたモデルです。
実際に手に取ってみると、自重160グラムという軽さが釣りを変えてくれそうだと期待してしまいますね。
管理釣り場へ出向いて、2グラム程度のスプーンルアーをキャストしてみました。
スプールに巻いたのは、3ポンドのナイロンラインです。
100メートルに少し足りない程度しか巻けないのですが、管理釣り場ならこれでじゅうぶん。
沖にある水の吹き出し口や、カバー周りへ着水させてはリトリーブを繰り返していると、ビシッとラインが張って横方向に動き出しました。
逆向きのロッドを倒して、しっかりと巻きアワセ。
ATDドラグが鳴ってラインが少し出ましたが、ピタッと止まってからは魚が離れることはありませんでした。
特にエアローターがたわむこともなく、スムーズに軽やかにラインを巻き取ることかできます。
それでもゴリ巻きはメインギアによくないですから、ロッドを立てて寝かせるタイミングで糸フケを回収するような使い方を徹底しました。
ラインローラーからは異音は発生せず、ハンドルノブもしっかり回ってくれます。
ショートハンドルですがパワフルに素早く回せるので、4.8対1のギア比であることを忘れてしまいますね。
ただし、最大ドラグ力が2キロですから、掛かった魚が弱るまでは大胆な引き寄せは避けるようにしたいものです。
シマノのトラウトリールとして、カーディフCI4+1000SHGをピックアップしてみました。
ギア比6対1で、ハンドル1巻き79センチもラインを巻き取ることができます。
ルアーの手返しを優先して釣りを組み立てたいなら、ぜひこのリールを使ってみましょう。
自重は170グラムと軽く、1日中キャストしていても疲れ知らずで扱えるはずです。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール トラウト 18 カーディフ CI4+ 1000S
番手が1000番のハイギアスピニングリールです。
カーディフブランドは、シマノがトラウト用アイテムをリリースする際に用いるネームで、高級感の伴なうものが多くラインナップされていますよ。
特にロッドが多岐に渡っているので、このスピニングリールとのマッチングは、皆さんが気になるところではあるでしょう。
実際にカーディフCI4+1000SHGを使ってみたところ、ハイギアモデル特有のハンドル回しの重さのようなものを感じました。
当然販売されている場所などの環境の違いはあるでしょうが、回転を重ねていくまでは、やや重い感じがつきまといましたね。
釣り場に出向いて、フラットサイドミノーのキャストを繰り返し始めたころには、スムーズな回転が得られるようになりましたよ。
コルク製のノブは、ミノーからの情報を的確に伝え、トラウトが食いついてきた瞬間も即フッキング動作に移ることができました。
ドラグの出はスムーズで、独特の音が発生する仕組みになっています。
防水機能は、シマノ独自の精度の高いものが施されていますから、安心して扱うことができます。
水が浸入してこないので、巻き心地が極端に変わってしまうことはありませんでした。
実売価格2万円台と、リーズナブルな設定なので、アジングやメバリングなどのライトソルトウォーターゲーム用として併用する人も増えるかもしれませんね。
バス釣り用ベイトフィネスリールも、トラウトゲームに活用できますよ。
特に渓流などのカバーが多いポイントで、流行りのヘビーウエイトミノーをキャストし続けたいなら、糸ヨレの心配がないベイトフィネスリールをおすすめします。
バックラッシュトラブルが常につきまといますが、キャストを重ねることでトラブルを抑えられるようになってください。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 16 アルデバラン BFS XG 右ハンドル ベイトフィネス バス釣り
シマノのベイトフィネスリール・アルデバランBFS XGは、3グラム前後のルアーでも緩やかにキャストすることが可能です。
8ポンドのナイロンラインでキャストにトライしてみましたが、トラウト釣りならもっと細くても良かったかもしれませんね。
ルアーは4グラムのシンキングミノーで、重心移動システムのない固定重心タイプ。
サイドハンドキャストで、ふわりと浮き上がるようにキャストすると、軽く15メートルを超えて飛んでいきます。
渓流などの川幅の狭いエリアで、木々のオーバーハング下などを丁寧に撃ちたい人なら、このアキュラシー精度の高いキャストは武器になるでしょう。
3グラム程度のスプーンルアーをキャストした際も同様で、特に失速することなく飛距離を伸ばしていく様子に驚いてしまいました。
着水してトロ場の深い層に沈めていくと、ラインの出が止まったのが分かります。
まさにそれがトラウトのバイトで、余裕を持ってフッキングに持ち込むことができました。
ドラグは、スピニングリールのように微調整が利きませんので、ラインを一切出さずに魚とのやり取りを楽しむことが可能です。
飛距離をもっと伸ばしたい人は、スプールに巻いているラインをもっと細くして、空気抵抗を減らすことを考えてみましょう。
専用のマグネットブレーキの利きも良く、バックラッシュトラブルに見舞われることはほぼありません。
同社のスコーピオンBFSと比べてみましたが、扱いやすさ・トラブルの無さは、こちらに軍配が上がるイメージです。
自重が130グラムしかないというのも、扱いやすさを向上させている大きな要因といえるでしょう。
要望があるとすれば、このベイトフィネスリールにマッチした専用ロッドが、カーディフシリーズに欲しいところ。
細くて短くてよく曲がる!だけでは、ちょっと満足できるレベルに達していないよう感じるのですが、いかがでしょうか?
トラウトリールの特徴やおすすめアイテムをピックアップしてみましたが、いかがでしたか?
小型・軽量なスピニングリールは、日々進化し開発されています。
シマノならヴァンキッシュ、ダイワならルビアスでしょう。
どちらも軽量化の最先端を行くリールで、そこに組み込まれる先進技術が、トラウトゲームを大きく変えていくに違いありません。
当然トラウト専用ブランドへの技術の転用も期待できますから、ますますトラウトリールの新たなスペックに釘付けとなるでしょう。
またベイトフィネスリールの進化も、トラウトゲームの幅を広げるのに役立つはずです。
ラインのヨレが全く発生しませんし、太いナイロンラインやフロロカーボンラインを使えば、カバーやストラクチャーに接触しても安心して釣りを続けられるでしょう。
同時進行で2つのトラウトリールが、新たな領域に踏み込むことを期待します。
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