ベイトリールのドラグってどんなときに使ってる?【初心者必見】
バス釣りはもちろん、シーバスゲームやチニングゲーム・ロックフィッシュをターゲットにしたアプローチでも、ベイトリールが使われるようになってきました。 さまざまなシチュエーションに…
FISHING JAPAN 編集部2021年に新しく生まれ変わったジリオンSV TWを、2年以上使い続けてみました。
ギア比の異なる複数台を、バス釣り・チヌ釣り・ロックフィッシュやシーバスゲームに転用しながら、実際に感じたことをご紹介しましょう。
ひとつ前の2016年発売モデルもよく使いましたので、比較しながらのインプレもお届けします。
目次
ジリオンSV TWとは、ダイワから発売中のロープロファイルにデザインされた、軽量コンパクトなベイトリールのことです。
左・右巻きハンドル仕様に加え、4つのギア比から選べるようになっています。
統一されているのは、34mm径のSVブースト制御スプールに、カチャカチャした使用感を払拭したハイパードライブデザイン、そしてTWSでしょうか。
そして2016年発売の過去モデルと明らかに変わったのは、ギア同士かぶつかる際の緩さです。
シマノのマイクロモジュールギアとは異なるフィールで、ドライブギアとピニオンギアの噛み合いが、丁寧に何度も当たっている感じが出ています。
ギアの歯の出角度をメーカーオリジナルでイジっているのか、独特の使用感に変わっているのが特徴で、このフィールを嫌う人は少ないでしょう。
4つのギア比とも使っていますが、特に6.3対1のものが滑らかで、もうひとつ低い5.5対1のものは、巻き心地の安定感が増します。
実釣シーンでは、40gを超えるリップ大きめのクランクベイトをキャストしたとき、この使用感の進化を強く感じ取りました。
素直に巻き取りやすく、魚がルアーに当たってくる衝撃を確実にとらえて、巻き心地の変化でアングラーに伝えてくれます。
当然そこから引き寄せ作業に移るわけですが、無理なくリールハンドルを回し続けることが可能です。
ランディングの失敗が極端に減るということは、フッキングが確実におこなわれているのでしょう。
しかし、特段変わった感じはなく、このベイトリールを使うまでのフッキング動作と同じ。
ということは、ランディングのでの作業や、それにかかる所要時間が、明らかに整然とおこなわれつつ短縮されていることになります。
これがまさに、新しいジリオンSV TWの効能といえるでしょう。
当たり前におこなってきた釣りにおける作業が、質感の高いものに自然と切り換わっていたのです。
バラシを抑えることに直結しますし、魚そのものを傷めずに済みます。
次のキャストへ移りやすく、手返しの良さや釣れる魚の数のアップにも影響を与えるでしょう。
リールという釣り道具は、見た目のスペック以上に、こういった作業行程への影響力が求められるもの。
そのハードルを悠然と超えていったのが、ジリオンSV TWなのです。
ジリオンSV TWをバス釣りで使ってみました。
前述のクランクベイト以外には、スピナーベイトやトレーラー付きラバージグ・ノーシンカーリグなどがメインでした。
ウエイトは、どれも7g以上のものを使い、それ以下の軽いものを操ろうとすると、作業のバランスが崩れるのが分かります。
バックラッシュしやすくなったり、キャストのアキュラシー精度が落ちるのです。
SVブーストによるキャスト後半の伸びは体感できるものの、ルアーそのもののウエイトが軽くなると、効能は体感しづらくなるでしょう。
これがジリオンSV TWの限界点であり、アルファスAIRなどのベイトフィネスリールへバトンタッチする地点なのかもしれません。
ジリオンSV TWにソルトウォーターゲームで使ってみました。
チヌ釣りやロックフィッシュゲームでは、ワームのフリーリグを多用します。
キャストの際の飛距離はじゅうぶんで、ボトムを感知しその情報を得るのもバッチリ。
魚が掛かってからフックを追い刺しできる剛性も備わっているので、ソルトウォーターゲームに向いているベイトリールといえるでしょう。
シーバスゲームにおいて、バイブレーションルアーで広範囲を探るのにも適していると感じました。
ビッグベイトを使いたい場合は、もっとラインキャパの多い機種に切り換えたほうが無難です。
ジリオンSV TWを装着して使ってみたくなる、おすすめのロッドをご紹介しましょう。
まずは、ワームリグを操るためのベイトロッドから。
あまりに硬過ぎるブランクスよりも、しなやかさも伴なったもののほうが、広範囲を丁寧に探りやすいでしょう。
ダイワ(DAIWA) リベリオン 671L+FB 1ピース ベイトキャスティングモデル
ダイワからリリースされているリベリオンシリーズの中から、L+パワーブランクスのベイトロッドを選んでみました。
全長は2.01mもあるので、軽く振るだけで飛距離を伸ばせます。
1ピース仕様ですから、クルマへ載せる際や持ち出す際に、ガイド・ロッドティップの干渉に気を付けてください。
ウエイトは97gと軽めですから、長い時間使い続けても疲れを感じにくいでしょう。
先径/元径は、1.7/10.9mm。
適合するルアーウエイトは、2.7gから12gまで。
各種ワームリグを、繊細に丁寧に操るのに向いています。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら5lbから12lbまでです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99%になっています。
実際に手に取ってみると、とても軽くてシャープな印象を持ちました。
負荷がかかるとしなやかに曲がりますが、ベリーからバットにかけては、しっかりと残って耐える感じでしょうか。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
バス釣りはもちろん、ソルトウォーターゲームにも使いやすい仕上がりなので、長く手元に置いて活用できる1本でしょう。
ダイワ(DAIWA) 21 ブラックレーベル トラベル C70MH-5
ダイワから発売中のモバイル系マルチピースなベイトロッド・ブラックレーベルトラベルシリーズの中から、MHパワーブランクスのものを選んでみました。
全長は2.13mと長めて、継数は5本。
仕舞寸法は、なんと49cmにまで縮まります。
これなら旅行バッグの中に収納することも可能なので、遠征釣行に持参しやすいでしょう。
ウエイトは125gで、先径/元径は2.4/14.8mmと太め。
適合するルアーウエイトは、7gから42gまでです。
各種ハードルアーに対応するのに、ちょうどいいパワーを保持しています。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら10lbから20lbまで。
PEラインなら、最大で5.0号まで使えます。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99%になっています。
実際に継いで振ってみると、軽くて張りのブランクスに仕上がっています。
実売価格は3万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。
クランクベイトやバイブレーションルアーなどをロングキャストして、広範囲をくまなく探るのに適している1本といえるでしょう。
ジリオンSV TWシリーズの特徴や実釣インプレ、マッチしそうなおすすめロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?
完成度の高いベイトリールは、使える釣り方が広がり続けます。
対象魚を問わないフトコロの深さを理由に、ジリオンSV TWシリーズを手にしてみよう!と考える人も増えるはず。
メーカー希望販売価格が、全機種45,400円に統一されているので、実売価格は3万円台でしょうか。
もし納得の1台を探しているなら、高い買い物とはならないでしょう。
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