PEラインの選び方特集!どんな特徴のあるラインなの?
シーバスゲームやサーフゲーム・エギングでイカを狙うときなどに、ひんぱんに用いられるようになったのが、PEラインです。 ナイロンやフロロカーボンといったモノフィラメントラインに無い…
FISHING JAPAN 編集部
釣りでリールを使っていると、スプールに巻いたラインに糸グセが付いてきます。
劣化が進んでいるのが原因かもしれませんし、魚に引っ張られたときに岩や沈下物などに擦ったのが引き金になったのかも。
そのまま放置すると、次に魚が掛かったときに破断してしまう可能性があります。
ここでは、リールのライン交換について、その時期を詳しくご紹介しましょう。
目次
リールのライン交換は、そのラインが傷んで使えなくなるまでに必ずおこなわなければなりません。
そのまま放っておくと、糸グセはひどくなり、ヨレでキャストできなくなってしまいます。
それどころか、魚がフックに掛かっても、取り込みの最中にぷっつり切れてしまうかも。
大変な事態に直面してからでは、後の祭りです。
何とかそういう事態を避けるためには、リールのライン交換を習慣付けておこなうことが求められます。
でもどれくらいの時期に交換すればいいのでしょうか?
ラインの素材別に、交換の時期をご紹介しましょう。
●ナイロンラインの交換時期
ナイロンラインは、一般的によく使われる釣り用ラインとして知られています。
単一構造=モノフィラメントラインなので、しなやかで擦れに強いというメリットを持っています。
引っ張るとよく伸びることから、掛けた魚をバラシたくないケースで、バッチリ活躍してくれるでしょう。
ハリスや道糸、ショックリーダーラインとしても、ひんぱんに使われています。
ただし、ナイロン素材は、水を吸う性質です。
釣りで使っているときはもちろん、空気中の水分も吸ってしまうので、劣化は早めに起こります。
糸グセが付いて使いにくいな!と感じたら、ナイロンラインの交換時期がやってきたと考えてください。
表面にコーティングが施されていますから、劣化して剝れると手触りが変わります。
ザラつくような感触になったり、水面に浮遊しているゴミやウィードなどがまとわり付くようになったら、交換の目安だといえそうです。
具体的には、釣行回数が5回を越えたぐらいで、スプールから全部取り除いて新しいナイロンラインを巻くようにしてください。
ボビン巻きタイプのナイロンラインを購入しておくと、ストックしている量が多いので、積極的に巻き替えやすいでしょう。
水に浮くのが通常ですが、比重の異なるナイロンラインも市販されているので、パッケージ表記をよく確認してから、自分の釣りスタイルにマッチしたものを購入しましょう。
●PEラインの交換時期
PEラインは、細い複数の原糸を丁寧に編み上げた、いわゆる撚り糸です。
とても直線強度が高く、耐久性も優れているのが特徴です。
昨今のルアーキャスティングゲームはもちろん、ジギング・投げ釣りなど、さまざまな釣り方でひんぱんに用いられるようになってきました。
ただし、引っ張ってもなかなか千切れないのに、石や岩などに擦ると、意外とカンタンに切れてしまいます。
摩擦したらPEラインの表面が、毛羽立つ状態に。
また鮮やかなカラーが、抜けたように色落ちしてきます。
これらの状態を発見したら、ライン交換の時期がやってきたな!と判断してください。
フッ素コーティングスプレーで表面の滑りを良くすることはできますが、劣化を抑えるのは難しいでしょう。
交換の具体的な時期は、釣行回数で10回を越えたら考えてください。
実際は半年を越えても使い続けている人もいますが、どんなに太いPEラインでも、切れるときは一瞬です。
早めの対応が、希少な1匹のランディングを支えてくれるでしょう。
●フロロカーボンラインの交換時期
フロロカーボンラインは、擦れに強く耐水性にも優れています。
登場したころのフロロカーボンはよく切れたイメージがあり、結び目も弱かった記憶がありましたが、現在の製品はとても強くなっています。
ほとんど吸水しないので劣化はゆっくり、そして比重が高い素材なので、自ら水に沈もうとします。
じゅうぶんな張りが伴なっていて、日照に含まれる紫外線にも強いメリットを持っていますから、さまざまなシチュエーションで使われるようになりました。
ただし、劣化が始まると表面が白濁します。
あ、白っぽくなってゴワゴワしてきたな!と感じたら、ライン交換の時期だと判断してください。
具体的には、釣行回数5回以上で、丁寧なチェックが必要です。
強く根ズレすると、表面がザラ付きます。
指で触ってそれを感じたら、釣行回数に関係なく巻き替えを実施してください。
よく使うラインとして、ルアーのキャスティングゲームに適したおすすめアイテムをご紹介しましょう。
まずは、ナイロンラインから。
しなやかで適度な伸びを持っているので、突発的な魚の引きにも柔軟に対応できます。
バリバスブランドからリリースされている、定番のナイロンラインです。
I.G.F.A.クラスという厳しい基準をクリアしていて、VA-G製法を採り入れているのが特徴です。
従来のナイロンラインと比較すると、ワンランク細いのに強度を維持できています。
ラインの細さは、飛距離の向上や手元感度・しなやかさなどにつながりますから、魚が釣れる機会をシンプルに増してくれるでしょう。
実際にフィールドで使ってみると、リールのスプールに巻いた状態で、しっかりと馴染んでくれます。
急にスプール上で膨れ上がることはなく、キャストフィールも安定しています。
ロングキャストして着水即バイトが発生した場合、ナイロンの特性上伸びるので、ガッチリとフッキングするには至りにくい側面があります。
そんなときはロッドを立て、ブランクスをしっかり曲げた状態でリールハンドルを回し続けてください。
魚との距離が縮まった段階で追いアワセをすれば、フックが貫通しやすいでしょう。
急に魚が暴れ出しても、ラインの伸びが上手く対処してくれることが多く、使い慣れればバラシは極端に抑えられます。
ラインの配色は美しいクリアーブルー系で、水に解け込むような印象です。
実売価格は千円前後と、とても低価格な設定に収まっています。
号数別にストックしておけば、釣り場で巻き替え作業をおこなえるので重宝するでしょう。
クレハ(KUREHA) ライン シーガー R18 完全シーバス 150m 0.6号
クレハから発売中の、8本撚りPEラインです。
引張強度や耐摩耗性をアップさせていて、遠投性能にも優れているのが特徴です。
表面カラーには蛍光グリーンを採用していて、遠くに流れてもよく見えるようになっています。
実際に釣り場で使ってみると、河口域などでドリフト釣法を実践した場合、どこにラインがあるか視認しやすく感じました。
シーバスがルアーに食い付いたら、即座にフッキング動作に移っても、アゴをフックが貫通しました。
伸びを抑えたPEラインのメリットを、じゅうぶんに体感できるスペックを誇っています。
ショックリーダーラインとの結び目も安定していて、すっぽ抜け等のトラブルはほとんど発生しませんでした。
色抜けはゆっくりで、長く使い続けるのにポテンシャルの高いPEラインといえるでしょう。
実売価格は2千円台と、コスパ優秀な価格帯に設定されています。
150mと200m巻きが用意されていますから、釣り方に合わせて使い分けてみましょう。
リールのライン交換の時期や素材別の対応、おすすめのラインをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ラインの特性をよく理解して、早めの交換を実施してください。
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