ブルーギルを釣って食べる方法!おすすめタックルも選んでみた
バス釣りをしているとやたら釣れるのが、ブルーギルです。
小振りでフラットな体型をしていますから、一瞬フナかな?と勘違いしてしまいがちですが、独特な体色と引きですぐにブルーギルだと分かります。
こんなにたくさん釣れるのなら、食べる方向で持ち帰るのもアリでしょう。
ここでは、ブルーギルの特徴や釣り方・食べ方についてご紹介します。
目次
ブルーギルってどんな魚なの?
ブルーギルとは、スズキ目サンフィッシュ科の淡水魚のことです。
原産はアメリカの北部エリアで、日本には1960年代に持ち込まれています。
河川や水路・池・湖などの、比較的流れの弱いエリアに生息していて、虫やミミズ・稚魚などを捕食しています。
他の魚が産んだ卵も好物で、産卵床を荒らしてしまう習性も持っています。
釣り上げたバスの口からブルーギルが飛び出してくることがありますから、卵狙いで近づいたときにバスに食べられてしまったのでしょう。
ブルーギルの釣り方は、その口のサイズにエサやルアーを合わせることがキモになります。
体長20cmを超えるようなブルーギルでも、口はずいぶんと小さく、大きなものは入りません。
フックの先に1cm前後のエサやワームの切れ端を付けて、アプローチするのがいいでしょう。
タックルは、小さくて軽いものをキャスト可能な、スピニングタックル。
あまり長いロッドでないほうが、水路などの狭い釣り場で扱いやすいでしょう。
Lパワー前後の柔らかいブランクスにして、2000番前後のスピニングリールを装着してください。
スピニングリールのスプールに巻くラインは、モノフィラメントラインの4lb前後でじゅうぶん。
ブルーギルが潜んでいる場所は、水没している草木のあるところです。
葉が日陰を作り出していたら、その下に隠れていることが多いでしょう。
用意したエサやルアーを、静かにカバーの近くにキャストして、ゆっくりと沈めてください。
ブルーギルが居れば、着底するまでに飛び出してきて、一瞬で飲み込んでくれるはずです。
アタリは明確に伝わってくるので、ロッドティップがブルブルと震えますし、グリップを握っている手のひらでも感じることができます。
強めにフッキングすると、フックがすっぽ抜けてしまいますから、ロッドを軽く立ててブルーギルに曲げてもらう感じで、そのままランディングに持ち込んでください。
背ビレが、意外と鋭く尖っています。
手のひらで覆うようにつかもうとすると、刺さってケガをするかもしれません。
ランディング用のラバーネットを用意して、すくい取るのが最も安全でしょう。
ブルーギルを食べるなら釣り場で締めよう!
釣り上げたブルーギルを、調理して食べるのも楽しいです。
淡水魚なので寄生虫が付いている可能性が高いですから、刺身などの生食は避けてください。
持ち帰るブルーギルは、釣り場で活け締めをして血抜き処理を済ませましょう。
持参したナイフを、エラの隙間から中骨目掛けて刺し込みます。
丁度その辺りに動脈があるので、それをカットすれば血を抜きやすくなります。
水に浸けておくと、体内の血が放出されやすいので試してください。
フライや塩焼きにすると美味なブルーギル!
持ち帰ったブルーギルをキッチンでさばきます。
ウロコを軽く剥がしてから頭を落とし、内臓を取り出してください。
内側に付着している血合いも、キレイに取り除きます。
そこからは三枚におろして、フライや唐揚げに調理してみましょう。
塩焼きにして食べると、ややパサパサした食感になりますが、なかなか美味しいです。
フライは、フィッシュバーガーに発展させることもできますし、色々と工夫を凝らして食べてみてください。
小骨が身に残るのが気になる場合は、揚げ物に調理すれば安心して食べることができます。
ブルーギルの調理方法を収めている動画はこちら
ブルーギルを釣るのにおすすめのタックルを選んでみた!
ブルーギルを河川や水路・池などで釣るのに向いている、おすすめのタックルを具体的にご紹介しましょう。
基本的にバス釣り用のもので対応できますが、あまりに硬いロッドだと弾いてしまうかもしれません。
柔らかくて軽いものをキャスト可能なタックルなら、さまざまなシチュエーションで使えるでしょう。
6ft前後のスピニングロッドに軽量スピニングリールを装着すれば、操作性は高まります。
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グラス素材のソリッドブランクスを採用している、ショートレングスなスピニングロッドです。
全長は1.2mなので、持ち運びにとても便利でしょう。
1ピース仕様なので継目はありませんが、短い全長ですから扱いやすいです。
適合するルアーウエイトは、1gから7gまで。
これなら軽めの仕掛けでも、カンタンにキャストすることが可能です。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら2lbから4lbまで。
実際にフィールドで使ってみると、軽くてよく曲がり込んでくれる印象です。
グリップはコルクで握りやすく、魚の引きにもじゅうぶん耐えて保持しやすくなっています。
グラス素材なので、曲がりやすくて復元が緩やかな感じですから、その反発力に応じたキャストを実践しましょう。
素早く振り抜くというより、仕掛けの重みを手元で感じながら、前方へ丁寧に押し出すのがベターです。
海のアジングゲームやメバリングゲームなどで使われるフロートリグを、上手く活用してみましょう。
フロートに軽量ジグヘッドリグやノーシンカーリグを結べば、ロングキャストで広範囲を探ることが可能になります。
実売価格は2千円前後と、とても低価格な設定に収まっています。
家族全員のロッドを揃えるつもりなら、ぜひ検討してみたくなるおすすめの1本といえるでしょう。
ダイワのカルディアLTシリーズの中から、軽量コンパクトな2000番を選んでみました。
ギア比は5.1対1なので、ハンドル1巻きで67cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
最大ドラグ力は5.0kgで、自重は175gと軽めです。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3lbを150m、PEラインなら0.4号を200m巻くことができます。
ハンドルの長さは50mmで、ボールベアリングは6個搭載されています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて扱いやすい印象です。
ハンドルは軽快に回せますし、ローターの回転も滑らかそのもの。
ドラグの滑り出しもレスポンス良好なので、ライトラインを巻いていても、安心して魚のとのやり取りを楽しめるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
ブルーギル釣りはもちろん、ライトソルトウォーターゲームにも転用することが可能ですし、サビキ仕掛けも操れます。
さまざまな釣りシーンに持ち込んで、このスピニングリールの使い方を拡大していきましょう。
不意に大物が掛かることがありますから、ランディング用ネットは必ず持参するようにしたいものです。
ブルーギルを釣り上げて美味しく食べてみよう!
ブルーギルの特徴や釣り方・食べ方、おすすめの釣りタックルを取り上げましたが、いかがでしたか?
海外ではバスもブルーギルも、食べる習慣が定着しています。
駆除という言葉で生き物に接するのではなく、大切な命を食べることでムダにしない!という感覚を、しっかりと身に着けたいものです。
また河川や池などの水辺には、危険な場所がとても多くなっています。
長靴やライフジャケットを必ず装着するように心がけて、安全最優先で釣りを楽しむようにしてください。
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