ライギョって外来魚だけど飼育して大丈夫なの?生態や釣り方もチェック!
ライギョは大型で引きが強く、釣り人の間でファンの多い魚ですが、実は飼育魚としてもペットショップで見かけるほど人気があります。 幼魚は可愛らしい顔つきと美しい体模様を楽しむことが…
FISHING JAPAN 編集部雷魚は、河川や水路・池などに棲み付いている外来魚で、さまざまな釣り方を用いて釣り上げることができます。
最もポピュラーなのは、ルアーによる誘いで食わせることですが、仕掛けに餌を付けた餌釣りでも対応可能です。
ここでは、雷魚の特徴や釣り方についてご紹介しましょう。
目次
雷魚は、主に東南アジアから人為的に移入された、大型の肉食魚です。
大きく育つと1mを超えるものがあり、キャストしたルアーに対して豪快なバイトを見せてくれます。
生息エリアは、さほど水の流れが強くない浅瀬を好む傾向があり、ヒシモなどの藻が水面を覆っているような場所に潜んでいます。
細長くてヘビのような柄が、体中を覆っていますから、一見獰猛な爬虫類のような印象です。
空気呼吸をおこなう習性があるので、時折水面まで浮上して、口先を突き出しながら空気を取り込む姿を見かけます。
プシュッ!と独特の音がしますから、それを頼りに雷魚を探し、ルアーでアプローチするのがいいでしょう。
餌釣りの場合は、餌となるカエルを捕まえなければならず、ちょっと面倒です。
カエルに似たフロッグルアーが、数多く市販されているので、それをラインに結んで釣りを始めるほうが手っ取り早いでしょう。
雷魚は体格が大きいので、掛かったときの衝撃はかなり強烈です。
それに耐えられるように、太くて剛性のあるブランクスを持ったベイトロッドや、太いラインを巻けるベイトリールを用意しましょう。
釣具店やネット通販サイトを見てみると、雷魚用のロッドがズラリと並んでいます。
よく見るとかなり太いものもあって、オールラウンドにどの釣り場でも使えるとは言い難いでしょう。
そこで釣り場に合わせて、雷魚用タックルを用意することにします。
釣り場にヒシモなどの藻がびっしり生えているようなところなら、Hパワー以上の太いブランクスのベイトロッドを選んでください。
そこにやや大き目のベイトリールを装着して、PEラインの5号前後をベースにしたラインを巻き付けます。
ショックリーダーラインを組み、その先端には中空構造でソフト素材のフロッグルアーを結びましょう。
このセッティングなら、藻にひんぱんに接触しても大丈夫。
カンタンに破断してしまう展開にはなりにくく、表層を中心にしっかり探ることができます。
雷魚を狙う釣り場として、もうひとつ挙げられるのが、藻や障害物の無いオープンウォーターです。
実は雷魚という魚は、結構あちこちの水深にまで進出していて、中層や深場にいることも。
餌を探しに広範囲を泳ぎ回っているので、それを効率的に誘えるとバイトに結び付きます。
おすすめのルアーは、ボトム近くまで探れるクランクベイトやバイブレーション。
キャストして着水したところから、一気に潜行させてスローリトリーブを敢行しましょう。
雷魚のアタリは強烈なので、ロッドが豪快に曲がってくれます。
しっかりとラインのテンションが張り詰めたら、フッキング動作へ移ってください。
ランディングする際には、大き目のネットとプライヤー・フィッシュグリップを用意しておきます。
雷魚の口周りは硬いですから、刺さったフックを速やかに外すために、準備は怠らないようにしたいものです。
藻の無いオープンウォーターで雷魚を掛けると、ジャンプしたり頭を豪快に振り回したり、かなり積極的に暴れ回ります。
いつも藻場で釣りをしている人には、良い刺激になるかもしれません。
オーブンウォーターで雷魚を釣る場合、頼りになるルアーとしてスピナーベイトを用意しましょう。
ワイヤーアームは、細過ぎるものは伸ばされてしまうのでNG。
ブレードは、フラッシング効果の高いウィローリーフタイプがおすすめです。
水中でキラキラと輝くものに、雷魚は興味を持つ習性があるからです。
バイトの瞬間は、ブレードそのものに噛み付いていることがあるので、ラインを送り込んでやや待ってから、フッキング動作に入るようにしましょう。
それでは雷魚を藻場ではなくオープンウォーターで狙うときの、おすすめタックルをご紹介しましょう。
藻に突っ込まれて引き抜く作業は要りませんから、MHパワー程度のブランクスを持ったベイトロッドで対処できます。
ロングキャストして広範囲を探りたいなら、長めのブランクスを選ぶようにしてください。
ダイワ(Daiwa) バスロッド ベイト ブラックレーベル+ 721MHFB 釣り竿
バス釣り用に作られたMHパワーブランクスのベイトロッドですが、オープンウォーターの雷魚狙いにバッチリフィットするでしょう。
全長は2.18mもありますから、スピナーベイトならじゅうぶんロングキャストすることが可能です。
継数は2本でグリップジョイント方式を採っているので、仕舞寸法は186cmです。
自重は139gで、先径/元径は2.3/14.9mmと太目。
適合するルアーウエイトは、5gから28gまで。
かなり幅広い種類のルアーを、操れるようになっています。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら12lbから25lbまで。
ブランクスのカーボン素材含有率は、100%です。
実際に手に取ってみると、長めのブランクスはオカッパリシーンで活躍してくれる印象です。
張りがじゅうぶんありながら、ルアーの負荷でロッドティップが素直に曲がり込んでくれます。
これならルアーの重みを感じながら、連続キャストを繰り出しやすいでしょう。
実売価格は3万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に収まっています。
掛かった雷魚がジャンプしたら、ロッドを立てたり寝かしたりしながら、発生したラインのたるみを取り除いてください。
そのままの時間が長くなると、最奥の場合フックアウトしてしまうかもしれません。
ロッドが長いぶん、操れる幅は広いので、自分なりに上手く対処してみましょう。
タトゥーラTWシリーズの中から、中型サイズの300番モデルを選んでみました。
ギア比は8.1対1とエクストラハイギアですから、ハンドル1回転につき109cmものラインを巻き取ることができるように作られています。
最大ドラグ力は、余裕の11kg。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら25lbを145m、PEラインなら5号を160m巻けます。
自重は325gと重めで、スプール径は43mm。
ハンドルの長さは110mmと長めで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際にロッドに装着して使ってみると、それほど重く感じることはなく、キャストフィールも軽快そのものでした。
スプール回転の立ち上がりは軽やかで、クラッチをつないでリトリーブを開始しても、滑らかに巻き上げることができます。
エクストラハイギアの影響で、ややチカラを込めて巻くことにはなるものの、手返しよく広範囲を探れるのは大きなメリットでしょう。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
ガッシリした剛性感も備わっていますから、藻のあるカバーエリアでも活用できそうです。
雷魚の特徴や釣り方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
最近の釣り場には、藻がびっしりと生え揃っているようなシチュエーションは、ほとんどありません。
オープンウォーターでの釣り方を習得すれば、もっと雷魚に出会える機会が増えるでしょう。
雷魚の歯は、鋭くてよく切れるので、フッキングしたルアーを外す際は注意して作業をおこなうようにしたいものです。
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