「釣りたい」を即実行する50cmの高性能モバイルロッドが登場。
みなさんは「想定外の釣りのチャンス」に遭遇したことがありますか? 仕事が早く終わって自由な時間ができた。 出張先が海の近くだった。 家族とアウトドアに出かけたら絶好の釣りス…
FISHING JAPAN 編集部「小さな巨人」という言葉をご存知ですか?
これは小柄でありながら偉大な実績を出す人を称える言葉です。
スピードスケートの清水宏保さん、フィギュアスケートの宇野昌磨さん、プロレスラーのグラン浜田さんなどなど、スポーツ選手によく用いられます。
ところで、テイルウォークのOUTBACK BEYOND(以下アウトバックビヨンド)というロッドは、スポーツ選手ではありませんがまさに「小さな巨人」です。
仕舞寸法(=ロッドをたたんだ時の長さ)50cm以下の超小型のモバイルロッドで、パフォーマンスも申し分なし。
バッグに一本入れておくだけで釣りのチャンスを着実に自分のものにし、釣りライフを充実させてくれます。
早速このロッドの魅力を詳しくお伝えしていきたいと思います。
目次
まず、モバイルロッドがどんなロッドかおさらいしておきましょう。
モバイルロッドというのは一本のロッドが複数のピースに分けられているタイプのロッドのことです。
パーツごとに小分けにしたり、縮めたりすることができます。
釣りに移動はつきものですが、モバイルロッドはコンパクトに収納することが可能なため、携帯に大変便利です。
バッグにモバイルロッドを一本忍ばせておけば、出張先や旅行先でいい釣りスポットを偶然見つけたときにすぐに釣りをすることができます。
一方、想定外の大きな魚が掛かった時に雑なやり取りをしてしまうと、継ぎ目の部分から破損したり、中には曲がりが不自然なものがあったりと、継ぎ目のないロッドと比較するとデメリットもあります。
モバイルロッドには並継竿と振出竿の2タイプがあります。
並継竿というのは複数のパーツを継ぎ合わせるタイプのロッドです。
楽器のリコーダーを組み立てる時のことをイメージすると分かりやすいかもしれません。
並継竿はパーツをバラバラにすることができるため、水洗いや乾燥などのメンテナンスがしやすいです。
振出竿はテレスコピックロッドとも呼ばれています。
伸び縮みするタイプのロッドで、釣りのときは最大限に伸ばして使用します。
振出竿はひとつのパーツに小さく収納することができるため、並継竿よりも持ち運びがしやすいです。
今回紹介するアウトバックビヨンドは振出タイプのモバイルロッドです。
特徴は大きく分けて2つあります。
アウトバックビヨンドのロッドは非常にコンパクトです。
全てのモデルの仕舞寸法が50cm以下に設定されています。
これはA3の書類が入るビジネスバッグやリュックの中に収納することができる長さです。
さらに、重量は84~130gと非常に軽量に仕上げられています。
そのため、持ち運びの際に負担をほとんど感じさせません。
アウトバックビヨンドはモバイルロッドの弱点を克服している点も大きな魅力です。
モバイルロッドは継ぎ目があるぶん、負荷がかかったときのロッドの曲がりが不自然なのがデメリットだと言われています。
しかし、アウトバックビヨンドは開発スタッフが素材を徹底的に見直したことにより、美しい曲がりを表現できるロッドに仕上がりました。
しなやかなカーブは、魚がルアーに食いついたときに違和感を与えない、ファイト中に魚が暴れても動きにしっかりと追従できるなどのメリットを生み、キャッチの確率を上げてくれます。
アウトバックビヨンドの実釣性能は継ぎ目のないロッドと遜色ないと言っても過言ではないでしょう。
アウトバックビヨンドの携帯性と機能性の高さは、ロッドを形作る優れたパーツによって発揮されています。
アウトバックビヨンドの魅力をさらに掘り下げるため、使用されているパーツを詳しく見ていきましょう。
アウトバックビヨンドはモバイルKというガイド(=ラインを通すリング部分のパーツ)が搭載されています。
モバイルKは世界的に有名なガイドメーカー・富士工業の開発した画期的なガイドです。
このガイドには4つの特徴があります。
ロッドは通常、本体とガイドとを接着するために、本体とガイドとを固定するための糸(=スレッド)、固定した部分につける接着液(=エポキシ)が使用されます。
しかし、それらの部分をカーボンにシフトしたモバイルKをロッド本体に搭載したことにより、スレッドやエポキシの重量分がカットされます。
そのため、アウトバックビヨンドは他のテレスコピックロッドと比較して、驚くほど軽量なロッドになっています。
スレッドでガイドが固定されているロッドと比較して、モバイルKは本体との接続部分がコンパクトになっています。
これにより、ロッド本体の負担が軽減され、より洗練されたロッドアクションが可能になりました。
ロッド本体に通してガイドを取り付けるパイプのパーツは、強度の高い長繊維カーボン製の極薄パイプが採用されています。
極薄であることによってより軽く、よりライントラブルの起こりにくいロッドに仕上がりました。
ロッドとモバイルKとの接続ははめ込み、接着、挿し込みなど、複雑な手法が採用されています。
その結果、スレッドで本体とガイドを固定する方法よりもはるかに強度が上がっています。
モバイルKは六角ローレットという、これまでの遊動ガイド(=位置が動かせるタイプのガイド)とは異なる形状をしています。
この形状はロッドを使用しているときにはガイドが回転しにくく、ロッドを収納するときにはガイドが動きやすいという非常に使い勝手の良いものです。
リールシート(=竿にリールを固定するパーツ)は、手に馴染む富士工業のTVSリールシートを採用しています。
握った時にリールシートが手にしっかりとフィットすることで操作性が向上し、ルアーのアクションの精度が高まります。
ロッドとリールシートの接続部分を締め込むフードにはメタルパーツが使用されています。
高級感のあるメタルパーツは雰囲気のある外観を醸し出してくれるだけでなく、締め込みを強化する役割も果たしてくれます。
アウトバックビヨンドは現在5モデルが発表されています。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
S514Lはシリーズの中で一番短いサイズのモデルで、全長は5.1ft(約155cm)、仕舞寸法はなんと48cmです。
短いロッドは操作がしやすいため、キャストの精度も高まります。
狙った場所にピンポイントでルアーを投入できる快感はやみつきになること間違いなしです。
対応できる魚種が幅広く、淡水海水を問わず使用できるのも魅力です。
全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | ルアー(g) | ライン(lb) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
5.1 | 4 | 48 | 84 | max 16 | max 10 | 27,000 |
S645Lは6ft8in(約193cm)のロッドで、長すぎず短すぎずの丁度いい長さに設定されています。
様々な種類のルアーに順応するため、狙えるターゲットも幅広いです。
トラウト、ブラックバス、シーバス、アジ、メバルなどの人気魚種とのファイトをこのロッド一本で楽しむことができます。
全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | ルアー(g) | ライン(lb) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
6.4 | 5 | 49 | 98 | max 18 | max 12 | 28,000 |
S756Lはエギングゲームやシーバスゲームなど、繊細なやりとりが要求されるソルトゲームで活躍するモデルです。
振出竿であることを全く感じさせない柔軟なカーブで水中のターゲットの反応をつぶさに伝えます。
また、7ft5in(約226cm)の長さを活かし、ロッドを振り抜いてルアーを遠投することも可能です。
全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | ルアー(g) | ライン(lb) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
7.5 | 6 | 49 | 107 | max 21 | max 12 | 28,000 |
S756MLは海でのルアーゲームを網羅できるのが最大の特徴です。
シーバス、青物、エギング、タチウオ、ロックフィッシュなど、ソルトゲームの人気ジャンルを楽しみたい方には迷わずこのモデルをおすすめします。
全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | ルアー(g) | ライン(lb) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
7.5 | 6 | 49 | 110 | max 25 | max 14 | 29,000 |
S8107MLは振出竿では最長クラスの8ft10in(約269cm)です。
長さを活かした遠投を得意とするモデルで、広い砂浜や大きな海、湖などの開けたエリアでルアーを思いっきり遠くに飛ばしたいときに役立ちます。
また、このロッドは遠投性能だけでなく、重量のあるルアーを扱ったり、大物を巻き上げたりするパワーも持ち合わせています。
全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | ルアー(g) | ライン(lb) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
8.10 | 7 | 50 | 130 | max 28 | max 14 | 30,000 |
今回はテイルウォークのアウトバックビヨンドを紹介しました。
アウトバックビヨンドを一本バッグに入れておけば、行く先々の水辺が釣り場に変わります。
会社帰りや旅行先、出張先で突然出来た釣りのチャンスを確実に自分のものにし、各地の魚たちとのやり取りを存分に楽しんでください。
「釣りたい」を即実行する50cmの高性能モバイルロッドが登場。
みなさんは「想定外の釣りのチャンス」に遭遇したことがありますか? 仕事が早く終わって自由な時間ができた。 出張先が海の近くだった。 家族とアウトドアに出かけたら絶好の釣りス…
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