トラウトミノー特集!管理釣り場で活用したいおすすめアイテムをピックアップ
管理釣り場で使えるルアーといえば、スプーンをイメージするアングラーが多いでしょう。 でも、渓流を仕切って小魚を餌にしているようなロケーションの管理釣り場なら、ミノーのほうがトラ…
FISHING JAPAN 編集部渓流な棲むイワナやヤマメ・アマゴのように、釣りの対象魚として人気のある魚が各地に生息しています。
中でも特別に稀少なのが、北海道にのみその姿を見つけることができる、オショロコマです。
成魚になっても消えずに美しく浮かび上がっている、パーマークが個性的ですよね。
どんどん数が減って、とうとう絶滅危惧Ⅱ類に指定されるようになったオショロコマについて、詳しくご紹介しましょう。
「生息地は北海道だけなの?」
天然で残っている南限は、太平洋側が十勝川の水系、日本海側が千走川水系となっているようですよ。
オショロコマとは、サケ目サケ科に属している細長いフォルムをした魚のことで、カラフトイワナとも呼ばれています。
日本各地で見ることのできるイワナと比較すると、イワナよりも寒くて冷たい気候・自然条件に適応可能な魚として知られていますよ。
だから北海道に生息し続けられるのでしょう。
オショロコマ・ミヤベイワナ・サザンドリーヴァーデンの3亜種が、世界ではオショロコマの仲間として確認されています。
北海道の釣りに長けたアングラーなら、オショロコマが釣れる場所を聞かれたら、大雪山系や日高山系の渓流・源流エリアを口にするでしょう。
知床半島でも釣れることが確認されていますが、当然数は少なくなっています。
オショロコマの産卵時期は、毎年10月から11月とされています。
そのほとんどが河川残留型とみなされていますが、知床半島のように河川が短いところでは、降海型も混じりますし、河川の上流部から下流にかけて、ほぼ全域でその姿を見ることができます。
背中の部分に白色の斑点があり、体側には成魚になってもくっきりと残るパーマークや朱点があるのが特徴です。
この体色を実際に手に取って見ることができたら、幸せな気分に浸れるのは間違いないでしょう。
そのために北海道に足しげく通うアングラーがいますよ。
昨今の感染症流行により、他府県からの移動は抑えられていますから、しばらくはオショロコマに遭えない日々が続きそうです。
オショロコマの個々の特徴を、一つ一つ見てみることにしましょう。
始めに、その体長についてですが、大人になるとおおむね20センチから30センチ程度までとなるようです。
イトウのように巨大な大きさに育つことは考えにくいと言えます。
また、環境変動が起きると影響を受けやすい敏感さも有しています。
あるとき、河川の堤防工事等が行われると、生息範囲が縮小し、その数も徐々に減少してしまいます。
これは我々が保護していくべきありがたい存在ですね。
そして、釣った場所を動画で公開したり、ブログに掲載してしまうことは絶対に避けなければならない行動と言えるでしょう。
オショロコマは、水生昆虫や水面に落下してくる昆虫などを主食にしています。
小魚やエビ・カニなどの甲殻類なども食べているようですよ。
ですから餌釣りをする際には、川虫などの水生昆虫などをフックに付けて、延べ竿でアプローチしてみましょう。
釣る時期は、春から産卵が始まるまでの夏の終わりごろまで。
餌釣り以外には、ミノーを用いたルアー釣りでも釣ることが可能です。
棲み処は渓流・源流が多いものの、流れの速いポイントはあまり好まない傾向があります。
岩などの張り出しがあれば、その陰に隠れて潜んでいるイメージでしょうか。
そっと近づいて仕掛けやルアーを投入するようにしましょう。
釣れたオショロコマは、他の渓流魚と同じように塩焼きなどにして食べることができます。
味に関してはいろいろと意見があるようですが、野生の魚の味は、どれも希少で美味しく感じるのではないでしょうか。
渓流や源流域で使ってみたい、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
まずは、延べ竿から。
あまりに長いと使いづらいかもしれませんから、小継ぎで持ち運び・取り回しのいいものを選びました。
渓流竿には、本格的な調子・素材・仕上がりのものが豊富にラインナップされていますよね。
シマノ(SHIMANO) ロッド 渓流竿 天平(てんぴょう) ZA 硬調 53 小継渓流竿のベーシックモデル
シマノから発売されている渓流延べ竿・天平ZAシリーズです。
河川の規模に合わせて、持参する全長を換えるようにしましょう。
こちらは、長さ最大5.25メートルで、45と49のところで留められるズーム機能が標準装備されています。
仕舞寸法は51.5センチと、とてもコンパクトに収めることができますよ。
自重は113グラムですから、とても軽量で取り回しよく使えるでしょう。
穂先には、タフテックを採用しているので、しっかりと曲がり込んで剛性感は高め。
感度も上がっているの、オショロコマの微細なアタリにも対応しやすいはずです。
実際に手にして伸ばしてみると、持ち重りはさほど感じませんし、ブレも収まりやすい印象でした。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな安い価格設定になっています。
これなら別の長さのものも手に入れて、釣り場のシチュエーションに応じて使い分けられるでしょう。
しっとりグリップで手のひらに馴染みやすく、継ぎ目の固着防止対策も万全です。
渓流・源流釣りにまだ慣れていない初心者の人にも、おすすめの1本といえそうですね。
メジャークラフト FINETAIL X 渓流モデル FSX-382UL
メジャークラフトからリリースされている、渓流用スピニングロッドです。
全長3.8フィートと、大変コンパクトで扱いやすいレングスになっています。
アングラーの周囲に木の枝や草などが生い茂っていても、バックハンドキャストやサイドハンドキャスト・フリップキャストなどに切り換えやすいでしょう。
継ぎ数は2本で、適合ルアーウエイトは1グラムから8グラムまで。
適合PEラインは、最大で0.8号までとなっていますよ。
ヘビーシンキングミノーやスプーン・スピナーなどを軽快にキャスト&リトリーブすることができるでしょう。
実際に手にしてみた感想は、張りが適度にあって曲がり込みがスムーズなこと。
ブランクの復元スピードは早めで、ブレの収束も許容範囲です。
実売価格は1万円台と、とても安い価格帯に設定されていますよ。
これ以上短い長さがないので、ベースロッドして持っておくと、釣りを展開する起点となるはずです。
ガイドリングは、SiC-Sリングを搭載しているので、軽くてラインの抜けもスムーズ。
ガイドシステムは、Kガイドセッティングですから、ラインが絡み付くトラブルを抑え込んでいます。
連続キャストでアプローチを続けたい人におすすめですね。
ショックリーダーラインとPEラインとのノットが引っ掛かることも稀で、積極的なキャストをどんどん繰り出せますよ。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 ストラディック C2000S ライトソルト全般 管釣りトラウト グレー
シマノの小型スピニングリール・ストラデイックのC2000番です。
ギア比は5.1対1で、ハンドル1巻き69センチの回収ですから、スローなただ巻きアプローチに適していますよ。
自重は185グラムと、比較的軽めな設定で、手首やヒジに負担は掛かりにくいでしょう。
ラインキャパは、PEライン0.6号で150メートルも巻くことが可能です。
ショックリーダーラインを太目にすれば、岩などのカバーやストラクチャーに擦るような、大胆なアプローチを繰り出せるはずです。
実際に渓流エリアで使ってみましたが、ローターの回転はスムーズで軽やか、ライントラブルも少なく軽快に扱える印象です。
実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に収まっていますよ。
基本スペックがハイレベルなのにこの価格なら、試してみる価値はじゅうぶんにあるでしょう。
ドラグにはフェルト素材を使っていて、ラインの滑り出しがバツグンにいいですね。
これならバイトがあっても、バラシを上手い具合に軽減できますよ。
オショロコマの特徴や生態、渓流や源流で扱うのにおすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
現況では、北海道まで旅をすることを自粛しなければなりませんから、近所の渓流ポイントや管理釣り場で釣りスキルを磨くしかありません。
一日も早く北海道釣行ができる日々が、戻って来てほしいものです。
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