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【初心者必見】釣り用語特集!意味を理解してより一層釣りを楽しもう!

FISHING JAPAN 編集部

最近釣りを始めた方の中には、釣り人の間で使われる用語の意味を理解するのに苦戦している人もいらっしゃるのではないでしょうか?

釣りには専門的な言葉が多いため、誰しも初めは戸惑ってしまいますよね。

とは言え釣り用語は知っていると釣具の購入時や釣りに行く際に役立つので、少しずつ覚えていきましょう。

今回は初心者の方向けに、覚えておきたい釣り用語を五十音順にご紹介します。

あ行

アタリ(あたり)

魚がエサを突いたり、飲み込んだりするときに竿先やウキに現われる動きのこと。

バイトやヒットなどとも表現する。

合わせ(あわせ)

アタリが出た時、魚の口にしっかり釣り針を掛ける動作。

英語ではフッキングと言う。

アタリがあった瞬間に合わせる「早合わせ」や、魚の反応を見ながらゆっくり合わせる「聞き合わせ」、魚が勝手に釣り針に掛かってくれる「向こう合わせ」など、合わせにも様々な種類がある。

生き餌(いきえ・いきえさ)

生きたエサのこと。

生き餌には魚・エビ・イカ・虫など様々な種類がある。

生け簀(いけす)

釣れた魚を生かしておくための水槽。

釣り船には基本的に用意されている。

生け簀の写真

生け簀。

出典:PIXTA

入れ食い(いれぐい)

仕掛けを投入する度に魚が食いつき、立て続けに釣れること。

LT(えるてぃ)

ライトタックルの略。

一般的な仕掛けや道具よりも軽いものを指す。

ライトタックルを用いることで、従来よりも簡単に釣りを楽しめる。

LTアジ・LTタチウオ・LTアマダイ・LT五目などの釣りがあり、主に東日本で多く見られる。

沖上がり(おきあがり)

釣りを完了すること。

釣りエリアで魚釣りを終了し、港へと帰る時点を示す。

類義語は「納竿」。

おまつり

他の釣り人の仕掛けと自分の仕掛けが絡み合い、もつれてしまうこと。

釣り方が悪い、海中の流れが速いといった理由で起こる。

一旦おまつりになると仕掛けを解くのに時間がかかり、不安定な船上ではなおさら至難の業になるため、釣り人は嫌がる。

釣り船によっては船長とは別に仲乗りというスタッフが同乗しており、おまつりなどのトラブルが起こったときに早急に対処してくれる。

か行

魚探(ぎょたん)

魚群探知機(ぎょぐんたんちき)の略称。

釣り船に搭載されている設備で、船の真下の状況を垂直に探ることができる。

魚の気配があれば、画面に赤や黄などの色で映し出される。

魚探の写真

写真中央の機械が魚探。

出典:PIXTA

食い渋り(くいしぶり)

魚がエサを活発に食わなくなる状態。

水温が急に下がったときや、潮が動かなくなったときによく見られる現象。

外道(げどう)

本命以外の魚。

釣れてもあまり嬉しくない魚に用いられる。

さ行

竿頭(さおがしら)

その日の釣行で、目標の魚を最も多く釣り上げた釣り師のこと。

時化(しけ)

悪天候で海が荒れていること。

同じ意味で「白波が立っている」と言われることもある。

大荒れの場合は大時化(おおしけ)と呼ばれる。

時化の写真

時化の様子。

出典:PIXTA

仕立(したて)

グループなど自分たちだけで釣り船を貸し切って乗船するスタイルのこと。

乗船料金は1隻あたりで計算される。

た行

タナ(たな)

海中で魚が泳いでいる位置のこと。

表層・中層・低層といった「層」で表される。

仕掛けを狙った層に漂わせるための作業ことを「タナ取り」と言う。

釣果(ちょうか)

釣りの成果。

釣った魚の数や大きさを指す。

釣行(ちょうこう)

釣りに行くこと。

釣座(つりざ)

釣り船で釣り人が座る場所のこと。

釣座は、抽選や先着順で決められることが多い。

釣座の写真

釣座。

出典:PIXTA

釣り物(つりもの)

釣れる魚・狙える魚のこと。

通し便(とおしびん)

朝便と昼便を別々に乗船すること。

朝便は午前便とも呼ばれ、朝マズメを意識して日の出前に出船し、一潮(通常6時間程度)で帰港する便のこと。

昼便は午後便とも呼ばれ、夕マズメを意識して昼に出船し、一潮(通常6時間程度)で帰港する便のこと。

大抵の場合、朝便は6時出船→12時帰港、昼便は12時出船→18時帰港なので別々に乗船が可能だが、出船時間によっては通しができないこともある。

な行

仲乗り(なかのり)

船長とは別に、釣り船に同乗するスタッフ。

魚の取り込みの手伝いや、おまつりなどのトラブルの対処をしてくれる。

ナブラ/ボイル/ライズ/鳥山(なぶら/ぼいる/らいず/とりやま)

いずれも海面近くに浮上した魚の群れに関係しているが、厳密に言えば意味合いが異なる。

ナブラとは、フィッシュイーター(=魚を捕食する肉食魚)に追われた小魚が海面近くまで逃げ回り、水面から飛び出している様子を指す。

「ナブラが立つ」などと言われ、小魚の状態を表している。

ボイルとは、フィッシュイーターが海面近くの小魚を捕食している様子を指す。

小魚と一緒に水を飲み込むと音が鳴ることがあるが、それを「ボイル音」と言う。

ライズとは、小魚を捕食しようとしたフィッシュイーターが、勢い余って海面に飛び出した状態を表す。

ボイルもライズもフィッシュイーターに関係するが、ボイルは小魚を捕食する様子を指すのに対し、ライズは海面から出た魚の姿を指す。

鳥山とは、海面近くまで上がってきた小魚を捕食しようと集まった海鳥の群れのこと。

鳥山が立っていれば、水面下に魚の大群がいる可能性が高い。

鳥山の写真

鳥山が立つ様子。

出典:PIXTA

根魚(ねざかな)

海底の岩礁(=根)や海藻の間、瀬などに棲み、遠くへ移動しない生息範囲が狭い魚の総称。

ロックフィッシュとも呼ばれる。

代表的な魚種に、メバル・カサゴ・オコゼ・アイナメ・アカハタ・クロソイ・クエなどがいる。

カサゴの写真

根魚の一種・カサゴ。

出典:写真から探せる魚図鑑

納竿(のうかん)

竿をしまうこと。

沖上がりと同じ意味で、釣りを終えることを表す。

乗合(のりあい)

他の客と一緒に相乗りして釣り船に乗船するスタイルのこと。

乗船料金は1人あたりで計算される。

は行

爆釣(ばくちょう)

想定以上に魚が釣れること。

「爆釣タイム」、「爆釣時間」といった使われ方をする。

早上がり(はやあがり)

急な天候の変化などで、当初予定していた時間よりも早く帰港すること。

バラシ(ばらし)

アタリから合わせをおこなっても、釣り針に魚が引っかからないこと。

また、合わせたあと水面まで巻き上げる最中に魚が逃げること。

ボウズ(ぼうず)

その日の釣りで、何一つ魚が釣れなかったこと。

ま行

マヅメ(まずめ)

夜明けや日没前後の薄暗い時間帯。

1日の中で魚の活性が高くなり、釣れやすい時間にあたる。

夜が明け始めて日の出になるまでの間を「朝マズメ」、日が暮れ始めて日没になるまでの間を「夕マズメ」と言う。

ら行

漁止め(りょうどめ)

漁や釣りが禁止されること。

漁止めの期間は魚を捕ることができない。

リレー釣り(りれーつり)

1回の出船で時間を区切り、2種類以上の魚を狙う釣りのこと。

魚種によって釣り方やタックル、狙うポイントも変わる。

釣り用語をマスターして知識を深めよう!

今回は釣りで覚えておきたい用語を特集しました。

複雑に思える用語でも、釣りを実践する中で自然と身についていくので安心してくださいね。

釣り用語をマスターして、仲間や船長とのやり取りを一層楽しみましょう!

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