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鯉釣りを手軽に楽しもう!おすすめタックルや釣り方を徹底紹介

FISHING JAPAN 編集部

近所の水路や河川を見下ろすと、時おり巨大な黒い影を発見することができます。

その正体は、鯉ですね。

日本に居付いている馴染みの深い外来の淡水魚ですが、まだ釣ったことのない人は多いのではないでしょうか?

「鯉なんてどうすれば釣れるの?」

ここではとてもカンタンに釣れてしまう鯉釣りの方法と、それに必要な竿や餌・おすすめタックルをご紹介します。

ちなみに、さまざまな釣りブログや動画でも、鯉釣り仕掛けや餌について特集しているものが増えてきました。

注目度が高まっている証しといえるでしょう。

鯉釣りとは

鯉釣りは、古くから親しまれている釣りスタイルのひとつです。

ウキ釣りや専用仕掛けを使った吸い込み釣りなどが有名ですが、初心者にはちょっとハードルが高いかもしれません。

練り餌の作り方や仕掛けの組み方、専用の竿やリールなどを揃えるのが大変だからです。

そこでおすすめなのが、バス釣りなどで使っているタックルの転用です。

鯉は食い付いてから走るので、ドラグ性能が秀でているスピニングタックルを持ち出して、チャレンジすることにしましょう。

竿の長さは、6フィートを超えていれば扱いやすいですし、スピニングリールは、2500番より大きければ鯉のパワーに耐えられるでしょう。

近隣の河川で手軽に鯉釣りを楽しんでいる動画はこちら

使用する餌は食パン

手軽な鯉釣りに使う餌は、なんと!食パンです。

食パンをコンビニやスーパー・パン屋さんで買ってきましょう。

おうちに残っていた食パンでも、当然かまいませんよ。

鯉は賞味期限など気にしませんから。

こまかく千切って水路や河川に流すと、鯉が寄ってきてパクパクと食べ始めます。

そこにフックの付いたパンを流し入れましょう。

リールを使わずに延べ竿で鯉釣りをする方法もありますが、その場合はたいへん力の要るやり取りになるので覚悟を決めて取り掛かるほうがいいでしょう。

また、食パンを大量に流すと、河川自体が汚れてしまいます。

周囲の環境にダメージを与えない釣り方を、自分なりに配慮しながら編み出してください。

人気ユーチューバー秦拓馬さんが延べ竿で巨大鯉にチャレンジ!

鯉釣りを手軽に楽しむためのおすすめタックル①ランディングネット

手軽に鯉釣りを楽しむための、おすすめタックルをご紹介しましょう。

鯉釣り専用の竿も市販されていますが、ロッドやリールは、手元にあるバス釣りなどからの転用でOKです。

必ず用意しておきたいのは、ランディング用のネットですね。

これが無ければ、巨大サイズが掛かったときに取り上げることができません。

「そんな大きな鯉なんて居るの?シロウトでも釣れるのかなぁ~?」

それが驚くようなサイズの鯉が、我々の住む街中の河川や水路に潜んでいますよ。

60センチを超えると相当重いのですが、80センチから1メートルに達するものまで居ますから、準備は周到におこなっておいたほうがいいですね。

頑丈で扱いやすいランディングネットを選ぶようにしましょう。

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市販のランディングネットから選ぶ場合、鯉釣り用とラベルされているものはあまりありません。

他の魚種用に作られたネットを転用するといいでしょう。

例えば、シーバスゲーム用のランディングネット

これならかなり大きな枠になっているものがラインナップされていますし、柄の部分も振り出し式で長めのものもリリースされています。

何より折り畳める仕様が便利で、釣り場まで持って行くのに邪魔になりません。

ただし、ランディングの際にコツが要ります。

鯉を寄せてネットに入った瞬間持ち上げると、カンタンに柄の部分が折れてしまう危険性があります。

上方向に鯉を持ち上げるのではなく、伸ばした柄の部分を元の状態に縮めるようにして、鯉ごと引き寄せてください。

岸際の斜面に沿って引き寄せてくると、ランディングネット自体の破損は免れるでしょう。

鯉釣りを手軽に楽しむためのおすすめタックル②フック

鯉釣りには、頑丈で刺さりの良いフックが必要です。

食パンを装着して水に流していくので、あまり重くないものを選びましょう。

カン付きタイプのフックなら、ラインを結びやすいですよ。

ただし、本格的に大型の鯉を狙うのなら、線径の太い剛性・耐久性を重視したフックを選びたいですね。

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鯉釣りの専用フックは、かなり多くの種類が発売されていますから、いろいろ試してみることをおすすめします。

最近では、海釣りで使う大型魚用のフックを転用する人も出てきました。

実際に使ってみると、しっかりフッキングできますし、伸ばされることもありません。

種類も豊富ですから、自分が気に入ったゲイブ幅やポイント形状のものを選んで、実釣で試せるのがいいですね。

そうなってくると、大型の鯉用にタックルも切り替えてみるのもアリかもしれません。

スピニングリールでは、どうしても足止めできなかった事実を踏まえて、両軸リールに太糸を巻いたベイトタックルを用意してみましょう。

相当大きな鯉が掛かっても、向こう岸まで走られることなく、やり取りを楽しめるようになるはずです。

足場の安定した岸辺を見つけて、そこに引き寄せるつもりで強いタックルで鯉釣りに臨んでください。

それまでとは違った楽しみ方が、見えてくるかもしれませんよ。

鯉釣りを手軽に楽しむためのおすすめタックル③スケール

鯉を釣り上げた後、サイズを測るのに1メートル以上のスケールを用意しておきましょう。

80センチを超える鯉が結構泳いでいますから、生涯最高記録の魚をゲットできるかもしれませんよ。

インスタグラムに載せるのにも、サイズがひと目で分かるほうがいいですよね。

スマホやデジタルカメラを用意して、サイズがはっきり映り込んだ写真を撮影するようにしましょう。

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魚釣り用のメジャースケールアイテムは、各メーカーから数多く発売されていますが、実際に使う際にしっかり伸びず、シワの寄った状態で撮影してしまっているケースをよく見受けます。

これは使っているメジャースケールの素材そのものに問題があるわけで、真っ直ぐにピンと張りやすいタイプのスケールを選ぶようにしたいものです。

あまり幅の狭いスケールは、数字も見えにくくなりますからパスしてください。

逆に大き過ぎるスケールは、持ち運びするときに邪魔になってしまいますから気をつけましょう。

釣り専用に作られたものなら、水にも強いですから安心して長く使うことができますよ。

食パン以外も餌にして鯉釣りをしてみよう!

食パンを餌に用いた鯉釣りをご紹介してきましたが、「白いものなら同じように口を使うんじゃないの?」と思い付く人がいるはずです。

そういうアプローチにチャレンジした人の動画を見つけましたので、ぜひご覧ください。

使っているのはルアー、白いひと口サイズのワームです。

ルアーを使って鯉釣りを楽しんでいる動画はこちら

バス釣りを楽しんでいる際には、白いクランクベイトを使用し、突然鯉が接触することがよくあります。

白が効果的かどうかはまだ確定していませんが、鯉にとって視覚で捉えやすいであろうことは確かです。

岸辺からリトリーブしても釣ることができますが、河川に流れる水路との合流点、具体的には水路が上から下へ流れ落ちる状況では、河川の部分に鯉が集まることがよくあります。

その際には、クランクベイトを上流部へ投げ、流れに乗せて直下に落とすことを試してみてください。

クランクベイトが河川部分に到達した瞬間、水しぶきをあげながら消えていく様子が観察できるでしょう。

鯉が肉食化しているとまでは言えませんが、本来雑食性の魚であるため、水路から流れてくる死魚なども摂取していることが観察できます。

同規模のルアーであれば、クランクベイト以外でも反応する可能性が高いことでしょう。

釣果の多い時期は暖かい季節が推奨されますが、冬季でも鯉の泳ぎ回っている様子を見ることができるので、冷たい季節でも試す価値はあります。

鯉は身近な釣り場で手軽に楽しめる対象魚微!もっと鯉釣りを実践してみよう

ここでは手軽な鯉釣りの楽しみ方について、ご紹介しました。

食卓に並ぶ食パンを用いて、巨大な鯉を獲ることができるなんて、ちょっと驚きですよね。

釣りには、こういった驚きの楽しみ方が、いくつも存在しています。

他人と同じことをする必要がなく、自分なりに工夫して餌や仕掛けを考えるところから始められますよ。

それを実行に移すときの高揚感は、流行りに乗って皆と同じことをするよりも充実した時間を引き連れてきてくれるでしょう。

本来釣りは、個々の工夫によって形を変えていく趣味であるはず。

ぜひオリジナルのアプローチを見つけ出して、今より楽しい鯉釣りを実践してみてくださいね!

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