エギングロッド徹底解説!プロによるロッドの選び方&厳選ロッド16本を紹介!
一般的に春~初夏にかけてと、秋~初冬にかけてがエギングを楽しめるシーズンと言われています。 この時期になると、様々なフィールドでエギングロッドを振るアングラーの姿を見かけたこと…
FISHING JAPAN 編集部一般的に春~初夏にかけてと、秋~初冬にかけてがエギングを楽しめるシーズンと言われています。
この時期になると、様々なフィールドでアオリイカを釣り上げるアングラーの姿を見かけたことがあるでしょう。
そのエギングに用いるリールですが、各メーカーから驚くほどたくさんの種類が発売されていて、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、エギングリールを選ぶうえで重要なポイントを解説し、初心者から上級者まで納得して使える、編集部おすすめのエギングリールをご紹介します。
メーカーやハンドルタイプごとにリールをピックアップしていますので、ぜひ購入時の参考にしてくださいね!
目次
エギングとは、エギ(餌木)という疑似餌を使って主にアオリイカを狙うルアー釣りのことです。
ロッド、リール、ライン、エギの準備だけで陸から簡単にイカの王様・アオリイカが釣れるということで、初心者を含めた幅広い層のアングラーに人気があります。
イカ釣りで世界トップクラスのブランド「YAMASHITA」と、海のルアー釣りのパイオニア「Maria」のYouTube公式チャンネル『YAMASHITA Maria』には、エギングに関する動画が数多く投稿されています。
こちらの動画ではエギングマイスターの川上英佑氏が、道具、釣り方、場所、イカの取り込み方などエギングの全てを丁寧にレクチャーしています。
エギング初挑戦の方にも分かりやすい内容になっているので、ぜひ参考にしてくださいね!
エギングリールは他のリールに比べ、スプール(リールに糸を巻き付ける部分)の溝が浅くなっているのが特徴です。
その分糸を巻く量が少なくなるため、エギングで使用する細いPEラインでも絡まることなく、ライントラブルを抑制することができます。
ちなみに、エギングリールにはエギング専用と謳われる商品もありますが、基本的には幅広い釣法に使えるスピニングリールであればエギングにも対応できます。
初めてリールを購入される方は特に、他の釣りにも使い回せる汎用性の高いモデルを選ぶことをおすすめします。
さて、実際にエギングリールを選んでいきたいところですが、レパートリーが多く、何を基準に選んだら良いか迷ってしまいますよね。
そこでまずは、エギングリールを選ぶうえでチェックしておきたいポイントを3つご紹介します。
番手(ばんて)は、「そのリールに何号の糸をどれだけ巻けるか」を基準に、各リールごとに振り分けられている数字です。
リールの品番としても使用されており、番手の数字が大きくなるほど、糸巻き量も増え、サイズも大きくなります。
番手はメーカー間で基準が違い、同じ番手でも糸巻き量が異なる場合があるため、リール選びの際は注意しましょう。
なお、今回おすすめのリールを紹介している主要なメーカー(ダイワ・シマノ・アブガルシア)では、いずれも2000~3000番台がエギングに適する番手と言われています。
エギングでは長時間リールを操作し続ける必要があるため、軽く操作性の高いものを選ぶようにしましょう。
持ったときに重く感じてしまうエギングリールでは、俊敏なシャクリによるアクションを実践することが難しくなってしまいます。
重量感は人それぞれですが、ひとつの目安として210g前後のリールウエイトであれば、一日中振り続けてもさほど重みを感じずに扱えるでしょう。
エギングリールのハンドルには、大きく分けてシングルハンドルとダブルハンドルの2種類があります。
また、シングルハンドルでもそのボリュームが大きくなった、ラウンドノブタイプもエギングシーンではよく見かけます。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、特徴を理解したうえで自分に合ったハンドルタイプを選ぶようにしましょう。
ノブが1つ付いたシングルハンドル、特にI字型と呼ばれる平ノブタイプは、親指と人差指でハンドル部分をつまみ、手首の回転によってリールを回す仕様になっています。
軽量でつまみやすく、軽い力でも回しやすいので、疲労を感じることなく操作できるというメリットがあります。
加える力が小さい分、ロッドの揺れを抑えることができ、アオリイカからの信号も捉えやすくなります。
その反面、惰性でハンドルが回ってしまうことがあるため、気づかぬうちにラインを巻きすぎることが起こり得ます。
また大物が掛かった場合、力強く巻き取って引き寄せるのが難しいのもデメリットと言えるでしょう。
大物が掛かったときでも、平ノブ部分を球型に換えたラウンドノブタイプであれば、シングルハンドルでも対応できます。
指ではなく手のひらで掴むラウンドノブは、大きな力でハンドルを回すことができるため、力強く引き寄せたいときに最適です。
ある程度エギングに慣れてきた方や、グリグリと巻き取って寄せてくる快感を味わいたい方におすすめです。
ダブルハンドルのメリットは、ノブが2つ付いている分バランスが保たれ、リールが勝手に回転してしまうことを防げる点にあります。
また、一定の速度をキープしながらリトリーブすることができるため、巻き取りムラがなく繊細なアオリイカのバイトでも感じ取れます。
2つあるノブは手元を見なくても掴みやすく、ラインやロッドなど他の操作にも集中できるため、操作性に優れているのも魅力です。
シングルハンドルに比べると自重が重くなる点がデメリットと言えますが、初心者の方にはダブルハンドルの方が扱いやすいでしょう。
モデルごとに様々な特徴を持つエギングリールは、自分に合ったものを適切に見極めることが大切です。
そのためには、先に述べた選び方のポイントに加え、自分の釣りスタイルを加味してエギングリールを選ぶようにしましょう。
エギングリールは一般的に、2500番台を選ぶ方が多いようです。
しかし、これでラインが足りなくなるような釣り場であれば、3000番台や4000番台に手を伸ばす必要も出てきます。
実際に、紀伊半島の南部エリア・串本などの磯場でエギングを楽しむ釣り人の中には、潮の流れにエギを延々乗せてラインを放出するスタイルが存在します。
これはドリフト釣法と呼ばれていますが、ラインを200m前後にまで出し、4号クラスのエギで誘うこともあるのです。
このように、普段何気なくおこなっている自分の釣りスタイルを思い返すことで、エギングリール選びに必要な要素が浮かび上がってきます。
自分に合った最適なエギングリールを選ぶために、ぜひ実践してくださいね!
ここからは、編集部おすすめのエギングリールをピックアップしてご紹介します。
先に述べたエギングリールを選ぶうえでチェックしたいポイントを踏まえ、Amazonで評価やレビューが高いものを中心にまとめています。
今回は、ダイワ、シマノ、アブガルシアの人気釣具メーカー3社から、特におすすめのモデルを厳選しました。
ぜひ自分に合ったエギングリール選びの参考にしてくださいね!
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 17 エメラルダスMX 2508PE-H(2017モデル)
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 17 エメラルダスMX 2508PE-H-DH(2017モデル)
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 18 エメラルダスAIR LT3000S-CXH (2018モデル)
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 18 エメラルダスAIR LT3000S-CXH-DH(2018モデル)
エメラルダスシリーズのエギングリールの中でも、特に人気が高いのが2508番手のダブルハンドルタイプです。
滑らかな巻き心地とデザイン性には定評があり、長く使い続けたいモデルとして多くの釣り人から支持されています。
ダイワ独自の技術により、ライントラブルの抑制やスムーズなリトリーブを実現しているため、激しいエギングの動作にも対応できるのが魅力です。
ダイワ(Daiwa) スピニングリール 15 レブロス 2506H-DH (2500サイズ)
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 20 レブロス LT2500S(2020モデル)
淡水でも海でのルアーフィッシングでも使うことができ、幅広く活躍するスピニングリールのレブロスシリーズです。
過去モデルの15レブロス、新モデルの20レブロスともに、ダイワ独自の技術で高性能かつ耐久性にも優れています。
特に20レブロスは軽量設計で操作しやすく、エギングの激しいロッドワークにも長時間耐えることができるでしょう。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール エギング 18 セフィア BB C3000SHG
シマノ(SHIMANO) スピニングリール エギング 18 セフィア BB C3000SDHHG
シマノ(SHIMANO) スピニングリール エギング 17 セフィア CI4+ C3000S
シマノ(SHIMANO) スピニングリール エギング 17 セフィア CI4+ C3000SDH HG
ダブルハンドル仕様にも関わらず、自重が195gと超軽量なシマノのエギングリールシリーズです。
軽さと操作性の高さを兼ね備えているため、長時間のエギングでも疲れをあまり感じません。
0.6号のPEラインを200m巻けるので、ドリフトの釣りでも十分楽しめますよ。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 17 セドナ 2500S バス釣り ライトショアジギング ワインド エギング 初心者向け
セドナシリーズは、シマノが誇る高い加工技術をこれでもかと詰め込んでいながら、低価格で手に入るコスパの良さが魅力です。
2500番手は、エギングだけでなくバス釣りにも応用でき、トゥイッチやジャークなどのロッドワークも繰り出しやすいため、汎用性が高く一つあると便利でしょう。
AbuGarcia (アブガルシア) ROXANI 2500SH ロキサーニ ハイギヤ ソルト対応 スピニングリール
AbuGarcia (アブガルシア) ROXANI 2500MSH ロキサーニ ハイギヤ ソルト対応 スピニングリール
アブガルシアのロキサーニシリーズは、様々な釣りに使えるコスパ優秀なリールとして人気です。
滑らかさと耐久性を実現しており、イカからのアタリの判別がしやすいので、釣り場で心強い味方になってくれるでしょう。
エギングに適したこちらの2500番手は、実際に使用してみると、キャストするときもライントラブルが発生することはありませんでした。
アブガルシア(Abu Garcia) スピニングリール カーディナル2 SX (Cardinal II SX) 2500SD
AbuGarcia (アブガルシア) CARDINAL III SX2500SH スピニングリール 替えスプール付き
レトロなデザインが人気のカーディナルシリーズは、低価格ながらも高性能で、初心者の方にもおすすめのリールです。
2021年にリニューアルしたモデルは、ねじ込みハンドルが搭載され、よりスムーズに操作しやすくなりました。
替えスプール付きで、釣り場でも安心して使用することができます。
イカの王様・アオリイカを狙えるエギングは、初心者からベテランまで幅広い層のアングラーに人気の釣法です。
特別な準備は必要なく、基本のタックルを揃えるだけで手軽に始められるからこそ、リール選びにはこだわりたいものです。
エギングリールは各メーカーから多種多様なスペックのものが販売されているので、この記事で解説した選び方を参考に、自分に合ったものを選びましょう。
エギングロッド徹底解説!プロによるロッドの選び方&厳選ロッド16本を紹介!
一般的に春~初夏にかけてと、秋~初冬にかけてがエギングを楽しめるシーズンと言われています。 この時期になると、様々なフィールドでエギングロッドを振るアングラーの姿を見かけたこと…
FISHING JAPAN 編集部イカ釣りの時期は春夏秋冬いつになるか総チェック!おすすめエギングアイテムも特集
エギングシーズン、とは特に水温が昇り始める春の事を指すことが多いのではないでしょうか? 「違うよ、秋には数が釣れて面白いよ!」 釣る人それぞれによって、イカ釣りの最適な時期は異な…
FISHING JAPAN 編集部コウイカの釣り方をマスターしたい!いつものエギングとはちょっと違うアプローチに注目
コウイカは、食べて美味しい釣りの対象として人気を集めています。 見た目の模様がなかなか個性的ですが、短い腕を伸ばして何とかエギを抱こうとする姿、とても健気です。 そんなコウイ…
FISHING JAPAN 編集部この記事に関するよくある質問
エギングリールは他のリールに比べ、スプール(リールに糸を巻き付ける部分)の溝が浅くなっているのが特徴です。その分糸を巻く量が少なくなるため、エギングで使用する細いPEラインでも絡まることなく、ライントラブルを抑制することができます。
リールを選ぶポイントは番手・自重・ハンドルタイプの3要素です。番手はメーカーにもよりますが、2000~3000番台が適しています。自重はひとつの目安として、210g前後が扱いやすくおすすめです。ハンドルタイプは自分の釣りスタイルに合わせて、シングルハンドルとダブルハンドルを使い分けましょう。
DAILYランキング