ルアーのアップ写真

ゼログラビティ新作【402】実釣インプレ特集!バス釣り用ハンドメイドルアー

FISHING JAPAN 編集部

バス釣り用のトップウォータールアーをハンドメイドで製作している人気メーカー・ゼログラビティが、2023年に新作をリリースしました。

その名は、402=ヨンマルニ。

いったいどんなルアーに仕上がっているのか、その特徴や実釣インプレをご紹介しましょう。

402とは

402とは、2023年ゼログラビティからリリースされた、スイッシャータイプのトップウォータールアーのことです。

ウエイトは、1oz程度なので、30g前後になるでしょうか。

ウッドボディの部分が、なんと3つに分かれています。

それぞれの最後尾には、ボス付きのオリジナルペラが装着されていて、水面に浮かべて引っ張ると、プルプルと回転を始めます。

そしてこの3つのウッドボディは、ステンレスワイヤーでつながれていて、一緒にキャストすることができるのです。

3つのルアーを同時にスイミングさせることになりますから、水面では3つのペラが回転して、波が複数発生。

波同士が打ち消し合う展開にもなるので、そこでも新たな揺れや水飛沫・光反射が起こります。

まさに、魚の群れを表現できている、極めてレアなトップウォータールアーといえるでしょう。

またステンレスワイヤーには、着水の際に反転してしまうのを防ぐ工夫が盛り込まれています。

なんとも不思議なトップウォータールアーで、アラバマリグに見えなくもないですが、高い浮力によって水面で静止→浮き続けることも可能です。

早速入手して、フィールドでキャストしてきました。

402の実釣インプレをチェック!

402をカヤックに乗せて、小規模な池で浮かんできました。

ウエイトが1ozですから、MHパワーブランクスのベイトロッドがあれば、余裕でロングキャストできます。

いつも通り、オーバーヘッドキャストやサイドハンドキャストで、岸際のカバーを狙ってロッドを振りました。

着水音は意外と静かで、そこに潜んでいる魚を驚かせてしまうほどではありません。

3つのボディが等間隔で並んで浮いているのは、なかなか見ない光景です。

ロッドに装着したベイトリールのハンドルを回してクラッチをつなぎ、リトリーブをスタート。

とてもレスポンスよく、最後尾のペラがそれぞれ回転し始めました。

ボス付きにデザインされているのが、高回転する理由でしょう。

当然ペラの周囲の水面は攪拌され、強めの引き波が発生しています。

ただ、3ヵ所で同時に発生するので、すぐに波同士がぶつかるのです。

このときに、波は波を越えようとしますし、ぶつかり方次第ではお互いが細かく潰れてしまいます。

そのときに水面が、任意の範囲でズレたり揺れたりします。

こういう効果は、これまでのトップウォータールアーで見たことがなく、水中から見上げているバスや雷魚・ナマズにとっても、かなり惹き付けられる要素を含んでいるのではないでしょうか。

岸際カバーでも沖合いでもバイトを発生させる402!

402を岸際にキャストすると、幅があるので、草などのカバーに引っ掛かりやすいです。

でも、フックはお腹に上向きのダブルフックがひとつ付いているだけなので、ロッドを軽く振れば外れてくれます。

カバーからバスがいきなり飛び出してくる展開が多く、ただ巻きリトリーブによるバイト確保率が最も高かったように感じます。

また、沖合いにキャストしてブレイクラインの真上をリトリーブしても、突き上げるようなバイトが発生しました。

ステンレスワイヤーに魚が当たってしまうケースはほとんど無く、ウッドボディを吸い込むように食い付いてきます。

ただし、フッキングにはちょっぴりコツが要ります。

どうしてもステンレスワイヤーの部分がクッションになってしまい、即アワセではすっぽ抜けてしまうことがありました。

そこで実践したいのは、バイト直後にはフッキングせず、魚がルアーを持ち去ろうとしてラインが張り詰めるのを待つことです。

ラインが張り詰めてからフッキング動作へ移行すると、フックが上手く魚のアゴをとらえてくれました。

402をキャストして操るのにおすすめのタックルを選んでみた!

402をキャストしてただ巻きリトリーブを実践するのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、6ftから7ft程度の長さを持った、MHパワーブランクスのベイトロッドが合います。

リールは、16lbのモノフィラメントラインをたくさん巻けるベイトリールが扱いやすいでしょう。

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ダイワからリリースされているバス釣り用ベイトロッド・リベリオンシリーズの中から、731MHFBを選んでみました。

オカッパリシーンで使うなら、これぐらい長めだとロングキャストを決めやすいでしょう。

全長は2.21mで、2ピース仕様。

グリップジョイント方式を採用していますから、仕舞寸法は192cmと長めになります。

クルマからの積み下ろしの際には、ロッドティップやガイドを接触干渉させないように注意しましょう。

ウエイトは120gで、ブランクスの先径/元径は1.8/17.3mm。

適合するルアーウエイトは、最大で1ozまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら10lbから20lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99%になっています。

実際に手に取ってみると、長めのブランクスには張りがあり、ロングキャストを実践するのにちょうどいい印象を持ちました。

グリップは細身で握りやすく、安定して保持し続けられます。

これならフルキャストを繰り返すことも、豪快にフッキングを決めることも可能でしょう。

ガイドにはラインが絡まりにくく、手返しのいいキャストを連続できるはずです。

実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

1本持っておくと、オカッパリスタイルでバスや雷魚・ナマズなどを釣ることができるでしょう。

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ダイワから発売中のロープロファイルデザイン系ベイトリール・タトゥーラTWシリーズの中から、ハイギア仕様の左巻きハンドルモデルを選んでみました。

ギア比は7.1対1ですから、ハンドル1回転につき75cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

左巻きハンドルを右利きの人が使うと、ルアーが着水してすぐにクラッチをつなぎ、リトリーブをスタートしやすいでしょう。

ウエイトは195gと軽めで、最大ドラグ力は5.0kg。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻くことができます。

ハンドルの長さは90mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。

実際にフィールドで使ってみると、クラッチはスムーズに切れますし、つながりも上々です。

ボディフレームの剛性は高めで、スムーズで滑らかなただ巻きリトリーブを実践できるでしょう。

フラットなハンドルノブはつまみやすく、安定した巻き心地を下支えしてくれています。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

オールラウンドに使える、ダイワのモノづくりが凝縮したようなベイトリールです。

さまざまな釣りシーンに投入して、その使い心地を味わってみてください。

402を使いこなしてトップウォーターフィッシングを楽しもう!

402の特徴や使い方・実釣インプレ、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

着眼点がとても面白く、フィッシュイーターが持っているバイトトリガーを、効果的に揺さぶってくれるトップウォータルアーでしょう。

使い方には決まりはありませんから、自分の思い通りにキャストして操ってみてください。

強めのジャークで、水中にダイブさせることも可能です。

その際に、3つのウッドボディが時間差で浮上するのも、フィッシュイーターを刺激するはずです。

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