ルアーのアップ写真

ノリーズのフカベイトをフィールドで使ってみた!実釣インプレ特集

FISHING JAPAN 編集部

ノリーズのフカベイトは、発売開始から人気の衰えないハンドメイドトップウォータープラグです。

縦方向に水面を押すアクションを発生させて、独特の波動を作り出すのが特徴。

実際にフィールドで使ってみたインプレをご紹介しましょう。

ノリーズのフカベイトってどんなルアーなの?

フカベイトとは、ノリーズから発売中のバス釣り用トップウォータープラグのことです。

ウッド素材で作られたハンドメイドルアーなので、箱入り+販売価格高めというのが第一印象。

定価8,000円は、昨今の部材高騰で初期より値上げしており、他のハンドメイドトップウォータープラグと変わらない高額になりました。

それでもカンタンに入手できる状態ではなく、人気の高さを実感できるルアーです。

使っている複数のアングラーに尋ねたことがありますが、皆さん口を揃えてよく釣れる!と回答。

偶然購入できたので、これはもう使って体感してみるしかないと。

釣り場は山間部のリザーバーで、季節は初冬。

水温は13℃ほどあったので、バスは全然動き回れる状態でした。

カヤックに乗って、フカベイトをベイトタックルにセット。

ラインに結んでぶら下げてみると、そのボリューム感・重みがズシリと伝わってきます。

全長は122mmで、ウエイトは35gを少し上回るぐらいでしょうか。

あまり素早く動かしたくなかったので、フロロカーボンラインの16lbを使用。

比重の高いラインで沈みが早く、ルアーが首を振ろうとしたり前に出ようとするのを抑えてくれます。

トップウォータープラグを操る際の基本は、ナイロンラインを用いて水面での稼動レスポンスを上げることですが、ノリーズのフカベイトには要らないでしょう。

リザーバーでの第一投は、垂直岩盤エリアにしました。

急に深くなっているところで、バスがサスペンドしている確率が高いと読んだからです。

垂直岩盤に向けてキャストするのではなく、カヤックを岩盤にピッタリ着けて、岩盤に沿うようにフカベイトを泳がせてみました。

お腹にぶら下がっている大きな専用ブレードが、振り子のように左右に揺れます。

ブレードなので回転するのかなと勝手に思っていましたが、そうではありません。

振り子が左右に揺れて、ルアーの直下を通り過ぎるときに下に向けてのチカラが発生。

フカベイトそのものが水中に引き込まれる状態を生み出すようになっています。

実際は、フカベイトの浮力が勝って、グッと沈み込んでから真上に浮上する状態に。

これをブレードの振りに合わせて繰り返すので、独特の上下運動が起こり、縦方向の強い波動が発生するのです。

ルアーを等速で引っ張り続けるだけで、この上下運動を起こせますから、とても操りやすい印象を持ちました。

リトリーブ中の抵抗もさほど大きくはないので、継続しても腕やヒジが疲れてしまうことはありませんでした。

フカベイトを実釣で使ってみた!

フカベイトが起こした波動は、隣りにある垂直岩盤に当たって跳ね返ってきます。

自分の波に乗る感じになるので、より生命感溢れる複雑な波に切り換わります。

4投めのときに、フカベイトの真下にバスが付いているのが見えました。

そのままバイトしてくることはなく、どこかへ消えてしまいます。

5投めもほぼ同じコースをトレース、やはりバスが後方から追従してきて、こちらはリアフックを甘噛み。

ここでフッキング動作に移ると、スッポ抜けてしまうので、バスがルアーを持ち去ってラインが張り詰めるまで待機。

数秒後には沖に向けてラインが走り出し、ラインテンションがMAXになったのでフッキング。

40cm前半の少し痩せ気味のバスでしたが、しっかり引きを楽しむことができました。

バス釣りの楽しさを膨らませてくれるフカベイト!

フカベイトの印象として、キャストのしやすさ・操りやすさが挙げられます。

とてもよく飛ぶので、広範囲を探るのに適しているルアーだといえますし、ただ巻きリトリーブでかまわないので、誘いも食わせも楽に感じます。

ブレードの存在がフッキングの邪魔をするのかな?と考えていましたが、合計で7本獲ってみると、それは払拭されました。

派生モデルとしてジョイントボディもあるようなので、こちらも入手して使ってみます。

背中の凹みをもう少し深く掘ってみたい気もしますが、ボディの剛性が落ちてバスからの衝撃に耐えられないかもしれません。

いろいろ試したくなる素材で、バス釣りをより楽しいものに変えてくれるのは間違いないでしょう。

フカベイトを操るのにおすすめのタックルを選んでみた!

フカベイトをキャストしてただ巻きリトリーブを繰り返すのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、Hパワー前後のベイトロッドなら支えられます。

リールは、太いモノフィラメントラインを大量に巻けるベイトリールが扱いやすいでしょう。

シマノ(SHIMANO) バスロッド ポイズンアドレナ ベイト 166H クイックレスポンス 岬周り 垂直岩盤 テクニカルレングス ジグ

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シマノからリリースされているボイズンアドレナシリーズの中から、Hパワーブランクスのベイトロッドを選んでみました。

同じHパワーでスイムベイト仕様のものもラインナップされていますから、そちらもチェックしてみるといいかもしれません。

全長は1.98mで、1ピース仕様。

ウエイトは105gと軽めで、先径は1.9mmと太めです。

適合するルアーウェイトは、12gから42gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら12lbから25lbまで、PEラインなら最大5.0号まで操れます。

グリップの長さは245mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は100.0%になっています。

実際に振ってみると、とても張りのあるブランクスで、フッキングパワーもしっかり伝わる感じです。

手元感度は高く、軽さが操作性の高さも生み出しています。

実売価格は3万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 20 メタニウム LEFT バーサタイル

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シマノのベイトリール・メタニウムシリーズの中から、ノーマルギアモデルを選んでみました。

ギア比は6.2対1なので、ハンドル1巻きにつき66cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは175gと軽く作られています。

長時間の釣行でも、この軽さなら疲れを感じてしまう展開にはなりにくいでしょう。

スプール寸法は、直径が34mmで幅が19mm。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら14lbを90m巻けます。

ハンドルの長さは42mmで、ボールベアリングは10個搭載しています。

実際にフィールドで使ってみると、スナップを利かせたキャストがやりやすく、アキュラシー精度の高いキャストにつながりやすいです。

巻き心地は安定していて、ボディ剛性の高さが上質な使い心地を作り出しているのではないでしょうか。

実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されているのが嬉しいです。

スプール幅は小さいものの、20lbぐらいまでのモノフィラメントラインなら余裕で扱えるので、細いものから太いものまで試してみましょう。

ノリーズのフカベイトを駆使してバス釣りを楽しもう!

ノリーズのフカベイトの特徴や使い方・実釣インプレ、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

バスを引き寄せるチカラが強く、これまで諦めていた状況でもバスを狙えるようになります。

特に深場が隣接するシャローエリア攻略には、欠かせないトップウォータープラグとなるのではないでしょうか。

ブラックカラーを中心に、さまざまなカラーでバスの反応を見てみましょう。

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