2.8レインズクラブは2022年新登場の万能カニ型ワーム!
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FISHING JAPAN 編集部河川の支流などへ出かけると、地元漁協の方々が専用の仕掛けを引き上げているシーンに遭遇することがあります、
水揚げされているのは、毛の生えたモクズガニ。
どんな特徴や生態なのか、美味しい食べ方も併せてご紹介しましょう。
モクズガニには、禁漁が定められているエリア・河川が存在します。
詳しくは、地元の漁協に問い合わせて確認するようにしましょう。
捕獲用のカニ網そのものを、使用禁止にしているケースもあります。
目次
モクズガニとは、節足動物門甲殻上綱軟甲綱・真軟綱亜綱・エビ上目十脚目短尾下目モクズガニ科に属しているカニののことです。
河川などの淡水エリアでよく見かけますが、実は海まで移動する習性を持っています。
海へ向かう目的は、産卵。
となると、サケ・マス類などとは真逆の習性ということに。
ウナギは、モクズガニと同じ行動を取って、海で産卵することが知られています。
毎年秋の9月ごろになると、河川の上流部で生息していたモクズガニが、海へ向かって下り始めます。
河口域までたどり着いたら、塩分を含んだ海水に身体を馴染ませる期間を取ります。
そして浅瀬の海岸を見つけて、繁殖活動をおこなうのです。
それが終わると、一生も終えることに。
再び河川の上流へ戻ることはありません。
海で孵化したモクズガニは、河川を遡上して成長を続けます。
4年から5年ほどで繁殖できる成体になりますから、川下りの行動に移ることになります。
モクズガニの成体をじっくり観察してみましょう。
オスと抱卵するメスとでは、その外観が明らかに異なります。
モクズガニのオスは、メスよりもハサミにたくさんの毛が生えていて大振りです。
脚の長さは、オスのほうが長く見えます。
お腹側の通称・ふんどし部分に関しては、細長いカタチをしているのがオスで、幅広くなっているのがメスです。
抱卵したときに、この幅広いふんどし部分が卵を支えてくれるでしょう。
体格は、オスのほうが小柄に見えますから、身を食べるつもりならメスを選び、ハサミなどを食べるつもりなららオスを選べばいいのではないでしょうか。
モクズガニを捕獲するには、市販されているカニ網を使えば、誰でもカンタンにとらえることかできます。
魚のアラなどをカニ網に入れて、河川に浸けておけばいいだけです。
一晩ほど寝かせて回収に来れば、モクズガニが入っている場合があります。
ただし、たくさん獲れたからといって、乱獲は厳禁です。
特に抱卵しているメスを、河口域で数多く獲って持ち帰ってしまうと、将来的にモクズガニの数が減ってしまうことに。
実際に食べるぶんだけを確保して、抱卵しているのが確認できたメスは、河川へ逃がしてあげるようにしましょう。
モクズガニは、日本のどの河川においてもとらえることができます。
しかしながら、禁漁期間が設けられていたり、河川そのものが禁漁になっているケースもあります。
カニ網やカニカゴといった、漁具を使うことを禁止しているところも存在するので、じゅうぶん注意しましょう。
罰則が定められていて、かなり重いものもあると聞いています。
知らなかった!では済まされないので、河川を管理している漁協などに必ず連絡を入れて、モクズガニを獲っていいのかどうか調べてください。
罰則の内容が切り換わっている可能性も考えられますから、毎年連絡を入れてチェックすることを怠らないようにしたいものです。
また河川に出向いたときに、地元の漁協担当者さんから指示・指導などを受けたら、素直に従いましょう。
獲れたてのモクズガニは、元気に歩き回ろうとします。
袋などに入れておくだけでは、すぐに脱走してしまうでしょう。
必ず上フタの付いた入れ物を用意して、河川へ向かうようにしたいものです。
モクズガニをしっかり保管して運搬するのに適している、おすすめのアイテムをご紹介しましょう。
シマノ(SHIMANO) フィクセル ベイシス 30L NF-330V ベージュ
シマノからリリースされている汎用型クーラーボックスなら、獲れたモクズガニを複数匹保管して持ち帰ることができます。
頑丈な上フタが付いているので、モクズガニが暴れてもしっかり抑え込めるでしょう。
容量は30Lもありますから、結構な量のモクズガニを入れることが可能です。
ウエイトは5.3kgで、ボディの外寸は583×350×350mm。
ボディの内寸は、440×250×260mmです。
素材にはPPやステンレスが使われていて、ICE値(h)は50です。
断熱材には発泡ウレタンが使われていて、内部は抗菌仕様になっています。
上フタは左右両開きで取り外し可能なので、洗浄メンテナンスをする際にとても便利でしょう。
ラックトップレバーやセーフティロック=閉じ込め防止構造・ハンドル・ワンアクション水栓・滑り止めゴムなどが装備されています。
実際にフィールドで使ってみると、やや大振りなものの、持ち運びはしやすい印象です。
何より容量が大きめなので、たくさんのモクズガニを収納して運べるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
クーラーボックス内面が、モクズガニの脚・ツメなどで傷付くのを避けたい場合は、ビニール袋を用意してそこにモクズガニを入れてから収納するようにしましょう。
ダイワ製の、磯釣りなどに使うバッカンが販売されています。
モクズガニが脱出不能なように、ファスナー付きの上蓋が装備されており、安心して保管できます。
バッカン本体の大きさは約340×480×310mmと、余裕を持って複数のモクズガニを収めることが可能です。
形状保持性に優れた、厚めのEVA素材ボディを採用しています。
小物を保管できるエアポンプポケットも側面に付けられています。
新型の合体ハンドルが搭載されているため、握りやすく、持ち運びも容易です。
大型パッド付きの肩ベルトもあり、重量が増えても軽々と運べるでしょう。
バッカン内部は鏡面加工となっており、清掃も容易です。
腰に負担をかけないよう、肩かけ用の底角部は丸型に設計されています。
全体を支えるフレームはサビにくいステンレス素材です。
釣り場で実際に使用してみると、小物の保管や持運びに大変便利だと感じました。
各部に補強が施されているので、長期間に渡る使用も可能です。
価格は6千円程度と、コストパフォーマンスも良いです。
モクズガニの特徴、生息環境、獲得手法、さらには便利な運搬アイテムについて説明しましたが、いかがだったでしょうか?
捕まえたモクズガニは、十分に清掃した後、一日ほど真水に浸すことで泥を吐き出させてください。
その後、氷と一緒に保存すれば、動きが遅くなり、ハサミに挟まれる事態を避けることが出来ます。
そこで、スチールの棒を準備し、口元に差し込むと、簡単に活け締めが可能になるでしょう。
モクズガニを塩茹でする前に、上記の準備を全て終えましょう。
寄生虫のリスクがあるため、十分な時間をかけて塩茹ですることを推奨します。
生きたモクズガニであれば、淡水の水槽で飼うことも可能です。
少し大きな水槽を準備すれば、自宅でモクズガニの生態を観察するチャンスができるでしょう。
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