トラウトを釣るのにどんなタックルを選べばいいの?おすすめアイテム特集
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FISHING JAPAN 編集部エリアトラウトゲームでよく使われるルアーといえば、やはりスプーンが真っ先に思い浮かぶでしょう。
よく似たカタチや色・重さのものがラインナップされていますが、いったいどれを選べばいいのでしょうか?
ここでは、エリアトラウトゲームで使ってみたいスプーンについて、詳しく掘り下げてみます。
目次
エリアトラウト用スプーンとは、管理釣り場でトラウトを釣る際に用いるルアーのことです。
食器のスプーンから柄を取り除いた形状をしているので、スプーンと呼ばれています。
トラウトに捕食してもらうために、かなりボリュームを小さくしているものが多く、色も似通っています。
自分が使う際にどれを選べばいいのか、選び方の基準をご紹介しましょう。
①スプーンのカタチで選ぶ
まずは、スプーンのカタチに着目してみましょう。
ボディ幅の広いタイプとやや狭いタイプの2種類が、存在していることが分かります。
幅の広いタイプのスプーンをキャストしてみると、着水後の泳ぎ出しがハッキリしていて、沈下していくスピードが遅く感じます。
これならゆっくり動かしながら、強くアピールすることができるでしょう。
エリアにおいてトラウトの活性が高い場合や、トラウトの反応をチェックしたい場合に重宝するはずです。
比較的浅いレンジをゆっくりリトリーブ、そこにトラウトが追従してきたら、その日は活性が高い!と判断していいのではないでしょうか。
サーチベイト的な役割をスプーンに持たせたいなら、幅の広いタイプからラインに結んでみてください。
これに対して、幅の狭いタイプのスプーンをキャストしてみると、泳ぎがとてもナチュラルなことに気づきます。
もし水流のあるエリアなら、流れの抵抗を受けにくくなっています。
しかも表層に浮き上がりにくい感じがします。
トラウトが低活性な場合や深場を攻める場合、または水の流れのある場所を攻める場合に向いているでしょう。
リトリーブの際には、リールハンドルを軽やかに回すことができるのも、幅の狭いタイプの特徴といえるかもしれません。
アピールとナチュラルの使い分けで、さまざまなシチュエーションに対応できるようになりたいものです。
②スプーンの色で選ぶ
スプーンには、さまざまな色が施されています。
アピール強めの派手な色と、ナチュラル系地味な色に分けられるのではないでしょうか。
具体的なアピール色を挙げると、ゴールドやシルバー・チャート・ホワイト・ピンクなどになります。
エリアのトラウトか活性高めなら、とても良く反応してくれるでしょう。
具体的なナチュラル色といえば、ブラウンやオリーブ・ブラックなど。
これらは、トラウトの活性が低い時に向いています。
ひとつ覚えておきたいのは、同じ色を見せ続けると、トラウトの反応が極端に悪くなるという事実。
ローテーションを加えながら、釣れ続くための工夫を重ねるようにしてください。
③スプーンの重さで選ぶ
人気の管理釣り場において、スプーンの重さは1.5gから2g前後のものがよく使われています。
スプーンは重くなるほど飛距離が伸びますし、深いレンジをトレースしやすくなります。
目安として、水深が1mより浅いエリアでは、1g程度の重さを活用してください。
広範囲を探りたいときや、底にトラウトが溜まりやすい低気温時には、2gより重いスプーンを使ってみましょう。
管理釣り場にはガイドスタッフさんが必ず居ますから、スプーンの重さについて質問してみるのも有効です。
どの重さを選べばいいのか、簡潔な理由とともにレクチャーしてくれるはずです。
それではエリアトラウト用スプーンを軽快にアクションさせるのに使ってみたい、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
1gや2gの重さを駆使したいなら、スピニングタックルがベストマッチです。
バックスイングの際には、自分の背後に他のアングラーが居ないか気を付けて、キャストをスタートしてください。
ダイワ(DAIWA) エリアトラウトロッド プレッソST 56XUL 釣り竿
定番のプレッソシリーズの中から、6ft未満のブランクスを持ったスピニングロッドを選んでみました。
全長は1.68mになっていて2ピース仕様ですから、仕舞寸法は87cmとなります。
標準自重は67gと軽めなので、子供や女性アングラーも手軽に操れるでしょう。
先径/元径は、1.2/5.4mmと細め。
適合するルアーウエイトは、0.4gから3gまでです。
これならさまざまなウエイトのスプーンを、幅広く釣り場で活用することができるでしょう。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら1.5lbから3lbまでです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、98%になっています。
実際に手に取ってグリップを握ってみると、とても細身でしっかりと保持できる印象です。
手首スナップを利かせたロッドワークに、柔軟に対応してくれる調子が素晴らしいです。
ガイドバランスも良好で、ライトラインが絡まりにくくなっています。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
ブランクスの短さは、飛距離の伸びに影響してしまうのか考えるところですが、実際に使ってみてじゅうぶんなロングキャストを実践できます。
それよりも軽快なロッドワークを繰り出せるのがメリットで、トゥイッチやジャークなどの小技も駆使しやすいです。
ボトムまでスプーンを落としてトレース、時折地形変化に接触するのが伝わってきますが、根掛かりトラブルにならずに済んでいるのは、柔らかいロッドティップのおかげでしょうか。
クランクベイトやミノーを操るのにも長けているので、ルアーローテーションをひんぱんにおこないたいアングラーに向いているかもしれません。
コスパ優秀で多くのユーザーから支持されているフリームスシリーズ、その1000番モデルを選んでみました。
ギア比は5.2対1で、ハンドル1回転につき64cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
いわゆるハイギア系ではないので、スローステディにリトリーブを繰り返したいアングラーに向いているでしょう。
最大ドラグ力は5.0kgで、自重は180gと軽め。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら2.5lbを100m、PEラインなら0.3号を200m巻けます。
ハンドルの長さは40mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。
実際にフィールドで使ってみると、とてもコンパクトでカッチリした剛性が備わっている印象です。
ハンドルの回転は安定していて、ローター回転もよどみなく追従してくれます。
大きな負荷が掛かったとき、ドラクの滑り出しは良好なので、ライトラインが破断してしまうトラブルを避けることが可能です。
実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に抑えられています。
これからエリアトラウトゲームを始めたい初心者アングラーに、おすすめの1台といえるでしょう。
もしもう少しラインキャパを増やしたいなら、2000番モデルも用意されているのでそちらを手に取ってみてください。
エリアトラウト用スプーンの選び方や、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
カップ部分が少し深めにデザインされているものは、アクションの振り幅が大き目になります。
多種多様なスプーンが用意されていますから、いろいろ使って試してみることも必要でしょう。
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