アオリイカが釣れない理由!エギングって難しいの?初心者のお悩み解決特集
エギングでアオリイカを釣る人が、ある時期爆発的に増えたように感じます。 近郊の港はもちろん、釣り専門誌やサイトで取り上げられた地方の釣り場には、週末になるとエギングロッドを手に…
FISHING JAPAN 編集部エギングゲームで釣り上げ、クーラーボックスに入れた状態で持ち帰ったアオリイカ。
この後、あなたならどうやってこのアオリイカを料理しますか?
そのまま冷凍してもかまいませんが、どうせならササッとカンタンにさばいてゲソを取り外し、刺身や煮物などに仕上げてみませんか?
ここでは、包丁を使わない簡単なアオリイカのさばき方をご紹介します。
目次
魚をさばくのに、包丁を用いるのは当然のことといえるかもしれません。
でも、誰もが包丁の扱いに慣れているとは限らず、苦手な人も結構多いのではないでしょうか。
そんな人に朗報です!
アオリイカなら釣り上げて下処理をおこなうのに、調理用ハサミがあればカンタンにさばけるのです。
ハサミなら包丁より使い慣れているでしょうから、安心して作業を実践できるでしょう。
それでは早速、アオリイカのさばき方を見ていきましょう。
●アオリイカの胴体とゲソを切り離す
調理用ハサミを用意して、アオリイカの胴体の裏側を上に向けてから、その真ん中に切り込みを入れます。
ゲソに連なる内蔵部分が丸見えになるので、ゲソを引っ張って外します。
ゲソの根元を手で掴んで、ゆっくり引っ張るようにすると、カンタンに引き抜けるでしょう。
●ゲソからスミ袋を外す
引き抜いたゲソには内臓が付いていて、その中央には、丸みを帯びた袋状のものが存在します。
これが、イカスミを保管しているスミ袋です。
油断して調理用ハサミの先端で突いてしまうと、辺り一面スミで真っ黒に。
コウイカほど量は多くないものの、まな板などが黒く汚れてしまいますし、せっかくのアオリイカの切り身も生臭くなります。
スミ袋は、胴体とゲソを切り離す際に、指先で丁寧に包むようにつまんで、引きちぎっておきましょう。
袋の表面は柔らかく破れやすいので、じゅうぶん注意してください。
後でイカスミパスタなどの調理用に使えますから、大切に保存しておきましょう。
●胴体の内側に付いている軟骨を取り除く
アオリイカの胴体には、薄くて張りのある透明な軟骨が付いています。
そのまま放っておくと、調理する際にとても邪魔になりますから、丁寧に排除します。
ゲソが付いていた部分の近くに軟骨の先端がありますから、そこを指でつまみます。
少しチカラを入れて引っ張ると、スポッと抜けるように軟骨を引き剥がすことができます。
さすがにこの軟骨は、調理には使えないので、破棄してしまいましょう。
●エンペラを切り離して皮も剥がす
アオリイカの胴体とエンペラの接合部分に、指を滑り込ませてください。
エンペラの縁に沿って指を滑らせていくと、胴体と切り離すことができます。
そこまで完了したら、アオリイカの胴体の上部をつまんで、皮を一気に引き剥がしましょう。
●胴体の薄皮をキレイに取り除く
アオリイカの胴体に付いている薄皮は、カンタンには取り除くことができません。
引っ張るとすぐに切れてしまい、チカラ加減が難しいのです。
胴体を裏に向けて、軽く切り込みを入れてください。
そこから指でつまんで、ゆっくりと剥がしていくのがいいでしょう。
端のほうから作業していくと、キレイに剥がれることもあります。
薄皮に熱湯をかけて、氷水で冷やすと薄皮が柔らかくなって剥がしやすいかもしれません。
ただし、アオリイカの身が氷焼けすることもあり、あまりおすすめしません。
まな板やキッチンペーパー・布などを用いて、擦りながら剥がしていくほうが、キレイに仕上がるでしょう。
刺身ではなく加熱して調理するつもりなら、薄皮はそのまま付着していても問題はなさそうです。
それではアオリイカを釣るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ショアからエギをキャストして誘うのなら、エギングゲーム用のスピニングタックルがベストです。
ある程度張りのあるブランクスにしておくと、エギを水中で機敏にダートさせることができます。
0.6号前後のPEラインを巻いたスピニングリールを装着して、広範囲に散るアオリイカにアピールしたいものです。
ダイワ(DAIWA) ロッド 21 エメラルダス MX 86ML・N
ダイワから発売中のエメラルダスMXシリーズから、MLパワーのブランクスを持ったエギング用スピニングロッドを選んでみました。
全長は2.59mと、とても扱いやすい長さに設計されています。
継数は2本で、仕舞寸法は134cmにまで縮まりますから、磯場や防波堤などのさまざまなポイントに持ち込みやすいでしょう。
標準自重は95gと軽めで、一日中振り続けてもさほど疲れは感じないかもしれません。
先径/元径は、1.4/10.9mmと細め。
適合するエギサイズは、1.8号から3.5号まで。
適合するPEラインは、0.4号から1.0号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、97%です。
実際に手に取ってフィールドで使ってみると、ブレてから収束するまでの時間が、とても短いことに気づきます。
適度な張りは、エギの俊敏なアクションを生みますし、ショートバイトをフッキングに持ち込むことも可能になります。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
エギングゲームを本格的にスタートさせたい人に、おすすめの1本といえるでしょう。
2kgを超えるアオリイカが掛かっても、ロッドを立ててブランクスの曲がりをキープし、長時間耐えることができたロッドです。
ガイドバランスも申し分なく、高い操作性でエギをアクションさせることも可能です。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 19 セルテート LT2500S-XH(2019モデル)
高い剛性・耐久性で人気のあるセルテートシリーズから、2500番のエクストラハイギアモデルを選んでみました。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200m巻くことができます。
自重は205gと軽めで、ギヤ比は6.2対1に設定。
ハンドル1回転につき87cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
最大ドラグ力は5kgで、ボールベアリングは10個搭載しています。
ハンドルの長さは55mmです。
実際に1年以上使ってみて、滑らかで軽やかなハンドル回転は、全く衰えていません。
ローター回転も軽快そのもので、アオリイカが掛かって高い負荷が乗っても、しっかり引き寄せることができました。
実売価格は3万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。
安心して大物と対峙できるのが、このセルテートシリーズの強みで、長く使い続けられるのも大きなメリットといえるでしょう。
ランディングネットを見せると、アオリイカが暴れてバレてしまうことがあるので、専用のギャフを用意して引っ掛けて取り込むようにしたいものです。
その際もこのセルテートシリーズは、ドラグによるライン出しを止めても耐えることができました。
ラインローラー部分にPEラインのカスが溜まり気味なので、帰宅したら真っ先にその部分を洗浄し、キレイな状態を保つようにしてください。
アオリイカのさばき方や、おすすめエギングタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
何杯も釣り上げてさばき方の練習をすれば、自ずと上手く仕上げられるようになります。
現場でアオリイカを締める際には、ボディ全体が真っ白に変色するまで、締め行為を終わらせないようにしましょう。
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