キチジって知ってる?美味しい高級魚の生態や捌き方を詳しくチェック
キチジという名前の魚、釣り上げたことはありますか? 実は俗名である“キンキ”のほうが、よく知られているかもしれません。 1匹数万円もする高級魚で、深海釣りで掛かるタイプですか…
FISHING JAPAN 編集部細長くて小さな体格の魚・ヨシノボリについて、詳しく知っていますか?
汽水域から淡水域にかけて、水辺などでよく見かけるタイプで、音や水飛沫などに敏感に反応してくれますよ。
ここでは、ヨシノボリの特徴や捕まえ方などに関してご紹介しましょう。
目次
ヨシノボリとは、海水の混じる汽水域から淡水域に棲む、小型の魚の総称のことです。
したがってヨシノボリという固有種を示すものではなく、スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属に分類される魚は全て、ヨシノボリと呼ばれているわけです。
クロヨシノボリやシマヨシノボリなど、その種類は日本だけでも複数の種類が確認されていますよ。
アジアを中心に分布しているので、日本以外の国でも馴染みの深い魚といえるでしょう。
ハゼの中のひとつのグループというとらえ方でいいのではないでしょうか。
ヨシノボリの大きさは、オトナに成長しても5センチぐらいで、よく育っている個体で最大10センチ前後。
体表に浮き上がっている模様は複雑で、ヨシノボリの種類によって微妙に異なります。
なのでフィールドでつかまえても、それが何ヨシノボリなのか、自然光の下で即判断するのは難しいかもしれません。
とらえたヨシノボリを透明の容器に移して、下側から見上げてみてください。
腹ビレのカタチが、何やら他の魚と違っているのが見てとれます。
まるで吸盤のようーな、内側に向かって均等な凹み形状になっていますよ。
これのおかげで、ボトムに点在する石や岩などの硬い面に吸い付くことができ、雨などで水の流れが速くなっても、押し流されることを防げるのです。
渓流などの流れのある場所で、そっと水の中を覗いてみてください。
流されまいとして、岩肌にくっ付いているヨシノボリの姿を見つけることができるでしょう。
さまざまな水域で生息しているヨシノボリ、見つけて持ち帰り飼育をしている人も、結構いるようです。
食用にしている地域もありますから、人々の生活にも根付いた関係にある魚なのは間違いありませんね。
自宅でヨシノボリの飼育を試してみましょう。
特別な準備は必要無く、全長60センチ程度の水槽を設置し、砂や石、藻などを展開すれば飼育環境は大丈夫。
ヨシノボリは、自己の領域を強く保つ性格なので、隠れられるようなスポットを準備してあげると、互いに争い無く暮らしてくれます。
例えば、管形のオブジェを沈めておくと、その中に入ってじっと待つ様子になります。
気持ちが安定するせいか、食欲も増すようなので、他のヨシノボリから視線を気にせずに過ごせる環境作りは、非常に重要と言えます。
また、石と石を重ねて隙間を作るのも一案です。
オスはそこでネスト作りを行い、メスを呼び寄せ繁殖を促進してくれます。
食事は、釣りのエサとして使われるアカムシが最適。
好きでよく食べるので、食べ過ぎには注意が必要です。
ヨシノボリの捕まえ方としては、小さな三角網を携えて河川などに足を運び、チャンスを探すと良いでしょう。
石や岩が点在する浅瀬や、水辺に近い草木が生えている状況を見つけたら、網を使って物色してみてください。
ヨシノボリが網に入ったら、準備しておいた水汲みバケツなどに移し、そのまま自宅まで持ち帰れば、飼育が可能になります。
ただし、バケツの上にフタをしないと、ヨシノボリが跳ねて脱出する可能性があるので注意が必要です。
また、飼育する際にも、上フタのある水槽を用意することが大切です。
ヨシノボリをフィールドに出向いてつかまえる際に、とても便利なおすすめアイテムを取り上げてみましょう。
まずは、手持ち可能な網を用意したいですね。
コンパクトで軽いものが望ましいですが、川底や岸沿いほ擦ったりするので、カンタンに柄が曲がってしまうようなものは不向きです。
獲れたヨシノボリを入れておく容器や、観察のための虫メガネもあれば、じっくり観ることができますよ。
プロックスから発売中の小魚や川虫を捕獲しやすい専用ネットです。
サイズは枠17センチで、柄は41センチから52センチまで伸縮するようになっています。
これなら少し腰をかがめた状態で、ガサガサを実践すればヨシノボリを捕獲できそうですよね。
小さなエビや川虫・雑魚などをすくうのに、実際に使ってみましょう。
ホワイトマイクロネットが設置されているので、手のひらを下からあてがってみると、何が捕獲できたか判別しやすくなっています。
またネット破れ防止カバーを三面に取り付けてありますから、耐久性もバッチリ。
実際に手にしてみると、とても軽くて扱いやすい印象です。
ヨシノボリを捕獲するには、まずはウェーダーや長靴を装着して、水の中に立ち入らなければなりません。
その際に注意したいのは、目に見えない川底。
泥質なら、歩を進めるのをやめましょう。
急に深くなったり、足をとられたりする危険性が高いからです。
石がコツコツと足裏に当たってくる感触があれば、それをしっかりと踏みしめます。
それでも足がめり込まなければ、歩を進めてだいじょうぶでしょう。
ネットは常に手に持っておいて、気になる場所をガサガサしてみてください。
取り上げて捕獲したものをチェック、水の中でおこなうと逃げられてしまうので、腰を伸ばして高い位置まで持ってきてから観察を始めてください。
ネットの実売価格は千円前後と、とてもリーズナブルな価格帯になっています。
予備用も含めて、複数個クルマに積んでおけば、いつでもガサガサ観察を実施できるでしょう。
こちらもプロックスからリリースされている、足周りに装着するためのウェーダーです。
本来これほど長いサイズだと折れ曲がりやすいのですが、自立タイプになっているので張りがありますよ。
股下の太ももまでしっかりカバーしてくれるスグレモノで、濡れてしまうことを心配せずに進めるのがいいですね。
ベルトは不要で、歩いていてもずり落ちない仕様になっていますよ。
歩く際にベルトがあると、引っ張られる感じになりやすいですよね。
それが解消されているアイテムなので、とても快適に過ごすことができます。
ストラップを後付けできるように、アイレットが標準で装備されていますよ。
靴底はフェルトソールタイプで、つま先形状は中丸タイプになっています。
実際に履いてみると、足首やヒザなどがとても曲げやすくて歩きやすい印象ですね。
これなら水中で歩を進めるのに、ほぼストレスを感じずに実践できるでしょう。
実売価格は5千円前後と、とても安い価格帯に収まっています。
いつも使っている長靴に不満を感じながらも、大きなウェーダーには抵抗のあった人に、ぜひおすすめしたい逸品です。
透明の水汲みバケツがあれば、捕獲したヨシノボリをその場でじっくり観察することができますよ。
持ち帰るかどうかを判断する時間も取れますから、とても便利です。
サイズは、D17センチ×H22センチとコンパクトで、持ち運びもラクラク。
側面のEVAの厚さは0.8ミリで、底面EVAの厚さは1.4ミリもありますから、剛性・耐久性はバッチリ。
付属のロープの長さは約8メートルもあり、ブクポンプホルダーが標準で付いていますから、酸素を供給しながらヨシノボリを活かすことができます。
実際に使ってみると、足場の高いところからでも水を汲みやすいですし、中に入れた魚やエビなどの観察はやりやすいですね。
変形しにくいのも、扱いやすさを向上させている要因のひとつでしょう。
実売価格は千円台と、とても低価格な設定になっているのが嬉しいですね。
ひとつ持っておけば、さまざまなアウトドアシーンで活用できるのが強みです。
ヨシノボリの特徴や飼育の仕方、捕獲に必要なおすすめアイテムを取り上げましたが、いかがでしたか?
暖かい季節になれば、ヨシノボリを見つけにフィールドへ足を運んでみましょう。
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