アジングルアーってどれを使えばいいの?ワームやメタルジグなどおすすめアイテム13選
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FISHING JAPAN 編集部初めてバスやシーバスを釣り上げたときのルアーって何?と聞かれて、それはラパラだ!と答える人は、結構多いのではないでしょうか。
日本のルアーフィッシング黎明期から、大量に北欧フィンランドより輸入されて、アングラーのタックルケースに収まっていったのを覚えています。
特に表題画像のシャッドラップ、これの凄まじいまでの釣果に、皆驚くほかはなかったのです。
独特のナチュラルなアクションは、傷付いて弱った小魚をそのまま表現しています。
群れを成して機敏に泳ぎ回っている小魚よりも、ふらふらと今にもお腹を上に向けそうな小魚のほうが、捕食対象にふさわしいのでしょう。
ラパラは、1936年の創業当時から、一貫して弱った小魚を目指し、ルアーを作り続けているのです。
目次
ラパラのルアーとは、世界中のアングラーから広く支持されている、グローバルスタンダードなルアーアイテムのことです。
見た目は小魚に似ていますが、実際に水へ入れてみると、さほど激しくは動きません。
例えば、ラパラ・フローティングと呼ばれるミノーは、キビキビとしたアクションというより、ヌメヌメとしたすり抜けるようなアクションの中に、不定期にバランスを崩すような動きが混ざるのです。
カウントダウンと呼ばれるシンキングミノーも、そういう傾向が強いですね。
これは創業者であるラウリ・ラパラの信念によるもので、彼は襲われる小魚に対し、ひとつの確固たる考え方を持っていました。
「小魚の群れを観察していると、襲われるのは決まって弱っている魚だ。」
その弱っている状態を、ルアーで徹底して表現したのです。
ですから、ラパラのルアーで釣るとき、トゥイッチやジャークなどのメリハリのあるロッドワークでアクションを発生させなくても、シンプルなただ巻きのほうがよく釣れます。
ゆっくりただ巻きを続けてキャスト数を我慢強く重ねていくと、時折バランスを崩すタイミングで、バスやシーバスが接近してくるのが分かりますよ。
ラパラのルアーにじっくり付き合うつもりで、丁寧にただ巻きを繰り返してみると、理解度は深まっていくでしょう。
創業者であるラウリ・ラパラは、フィンランドの湖に浮かぶ漁師でした。
毎日船で漁に出る際、餌を用意して届けるのは、彼の奥さんの役割。
遠い道のりを重い餌を抱えて歩いてくる姿を見て、彼はなんとかその役割から解放してあげたかったのかもしれません。
そこで思い付いたのが、餌の代わりになるものを作り出すこと。
すでにアメリカには、ヘドンなどのルアーメーカーが存在していて、餌でない人工物に魚が食い付くことを、彼は知っていたのでしょう。
漁師としての経験値を載せながら試行錯誤を繰り返し、ひとつのルアーの形にたどり着いたのです。
それをスタートラインにして、現在に至るまで数多くのルアーを世に出してきました。
すでに彼はこの世にはいませんが、彼の子供たちが後を継いで、より大きなルアーメーカーへと成長を遂げています。
日本にも輸入販売を執り行う法人が設立され、ラバラルアーが安定して供給されるようになりました。
ラパラのルアーは、他のルアーで釣れないようなタフコンディションの下でこそ、その実力を発揮してくれます。
バスやシーバスなどのフィッシュイーターたちが、どんなタイミングで口を使うのか、それを誘発するきっかけをルアー個々に盛り込んであるのでしょう。
素材には軽さが際立つバルサ材をメインに、さまざまな木材・樹脂などを用いてボディを作り上げていますよ。
ウエイトやリップパーツも付け加えながら、誘いや食わせに効果的な動きを引き出しています。
もっと多くの種類のルアーが、これからも生み出されていくでしょうが、根底に流れる創業者譲りのコンセプトは、決して変わることはないでしょう。
豊富なラパラルアーの中から、おすすめのアイテムをご紹介しましょう。
実釣で使ってみたインプレも含め、バス釣りやシーバスゲームに有効だったものを選んでみました。
カラーバリエーションがかなり多種に渡っているのも、大きな特徴ですよね。
ラパラのシンキングミノー・カウントダウンです。
CD7と表記されるものは、全長7センチで自重は8グラム。
スピニングタックルはもちろん、ベイトタックルでもキャストしやすいので、さまざまな対象魚に使われるケースが多いですね。
キャストして着水、そのまま放置しておくと、ボディを揺らしながらボトムまでフォール。
着底しても横倒れせず、そのおかげで根掛かりトラブルは抑えられる特性を持っています。
そこからリトリーブをスタート、水面までゆっくりただ巻きをおこなうと、バスやシーバスを効率よく誘うことになり、バイトを誘発できるでしょう。
軽めのロールアクションとウォブリングアクションが混ざり合い、時折ボディを倒すような不規則な動きも。
こういうランダムでピクッと跳ねるようなアクションが、追従してきたフィッシュイーターの捕食本能に火を着けます。
リップは分厚いので、カバーやストラクチャーに接触したくらいでは破損しません。
実売価格は千円台、よく釣れるルアーなのでコスパは優秀といえるでしょう。
カラーバリエーションは多岐に渡っていますが、どれを使えばいいか迷ったときは、このブルーカラーをラインに結んでみましょう。
ブルーは、水深のある深い層でも最後まで発色し続けるカラーとして知られています。
バスやシーバスが見失うことは少なく、バイトチャンスを保持したままアプローチを続けられるのがメリットです。
ラパラはトップウォータールアーも製作しています。
こちらは、5センチサイズの可愛いポッパーで、素材にはバルサ材を採用。
静かな着水音で魚に警戒心を与えず、独特のプラスチック製カップでスプラッシュを撒き散らします。
この水飛沫により、周辺に潜んでいた魚の活性が上がりますよ。
ポッパーに直接バイトして来なくても、次にミノーやシャッドプラグを投入すれば、すぐに食い付いてくることも。
つまり、ルアーローテーションの一番手として、場を作る役割を担っているのです。
ロングキャストの利く大き目サイズのほうが、広範囲の魚の活性を上げることに。
臨機応変に使い分けながら、ルアーローテーションの奥深さを体感してみましょう。
実売価格は千円台と、こちらもリーズナブル。
ラパラのルアーは、プレミア価格やレアモノ扱いとは無縁の、アングラーに優しい釣り道具なのです。
Rapala(ラパラ) ミノー フローティング ジョインテッド 11cm 9g クローム CH J11-CH ルアー
ラパラのミノータイプには、ボディ中央部でジョイント構造になっているものがあります。
フローティング仕様で、5センチから13センチまでの体長が用意されていますよ。
キャストの際にボディ接続部で折れ曲がるので、空気抵抗を受けてさほど飛距離は伸びませんが、いざリトリーブを始めると艶めかしいアクションを繰り出してくれます。
独特の生命感を溢れさせますから、活性の高い魚がそばにいればカンタンにバイトしてくることも。
見えているバスやシーバスに向けて、アプローチしてみたいですね。
それから河川の流れに乗せてドリフトさせて使うと、飛距離が伸びないデメリットをカバーすることができます。
時折ロッドワークを加えるだけで、魚を引き寄せられるかもしれませんね。
実売価格は千円台で、安い価格設定に収められています。
複数のカラーを揃えておくと、その日の当たりカラーを見つけ出しやすいでしょう。
またフックサイズをひと回り小さなものにするだけで、振り幅のタイトなアクションに切り替わります。
フィッシュシイーターは、小刻みな振動を好むことがありますから、バイトが遠退いたタイミングでフックサイズ交換を試してみてください。
ラパラのルアーの特徴や使い方、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
定番ルアーとしての強みを、現代も保持したままのラパラルアー。
これをタックルケースに入れておくだけで、釣り場での安心感につながるはず。
特にカウントダウンシリーズなら、あらゆる水深を探れることになるので重宝するでしょう。
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