神経締め

魚の神経締めってどんなやり方をすればいいの?おすすめの便利アイテムもピックアップ

FISHING JAPAN 編集部

釣り上げた魚を美味しく食べたいとき、どのように処理して持ち帰ればいいのでしょう。

魚には脳と脊髄がありますから、そこを直接壊して神経締めするのが適していますよ。

ここでは、魚の神経締めのやり方や便利アイテムについてご紹介しましょう。

「魚の神経がどこにあるのか分からない!」「神経を締めるなんてテクニックが要りそう・・・」と不安に思っている方も大丈夫。

手順をわかりやすく解説しているので安心して読み進めてくださいね。

魚の神経締めとは

神経締めとは、魚の鮮度を維持するために行う手順のことを指します。

この神経締めの行程により、魚の鮮度を維持しつつ美味しさを楽しむことが可能となります。

鮮魚市場で、漁師が卸した魚に対して特殊な道具を使って神経締めを施す様子を目撃したことがある人もいらっしゃるでしょう。

その技術を釣り人たちも挑戦してみましょう、というのがここでの提案です。

「しかし、そんな技術は修得していないのですが、大丈夫でしょうか?」

実際に挑戦し試みないと、上達はありません。

魚の神経締めの方法を、わかりやすく、且つ丁寧に説明しましょう。

それほど難しい作業ではないので、思い切って試してみましょう!

なお、魚の神経は目と目の間、少し上部に位置しています。

神経は脳から伸びているので、連結していると認識してください。

専用の道具を使って魚の神経締めを実践しよう!

魚の神経締めには、専用の道具を手に入れる必要があります。

注射器の針のように、中空になったニードルの先端を、釣りたての魚の目と目の間に当てましょう。

マダイなら、やや少し上の辺りでOKです。

一気に3センチほどズブリ!と刺し込むと、大きく身体を反り返らせたり、尾ひれを立てたりしますよ。

そういう動きが表れたら、針先が脳を確実にとらえている証しでしょう。

「うわ、脳が潰れちゃったんだ。ちょっと可哀そうだな、、」

命を粗末にせず、後できっちり食べるのなら、マダイも許してくれるでしょう。

でもこれで終わりではありません。

もうひとつ大切な行程が残されているのです。

中空ニードルと同梱包されている、細長いワイヤーを取り出しましょう。

細長いワイヤーを使いこなそう!

魚の神経締めの次の行程では、細長いワイヤーを使います。

頭から脳に突き刺さった中空ニードルに対して、そのワイヤーを刺し入れていくのです。

当然真っ先に脳に当たり、それを貫通しながらつながっている脊髄、すなわち背骨の中を突き通っていきますよ。

このときに注目したいのが、魚の様子。

ヒレや身体をブルンを震わせたら、間違いなく脊髄を壊していることになります。

誤った箇所に突き通してしまったら、神経締めをしていることにはなりませんからね。

またマダイなら、脊髄が壊された瞬間に身体全体が真っ白に変わっていきます。

見事なほど変色しますので、それが神経締め完了のサインだと認識してください。

そういう状態になるまでは、修練を何度も積むしかありません。

すぐにマスターできる人もいれば、なかなか進歩しない人もいますよ。

でも回数を重ねれば誰でも習得できますから、あきらめずにチャレンジしてみてくださいね。

とても分かりやすく丁寧に魚の神経締めを実践している動画を見つけましたので、ぜひ参考にしましょう。

魚の神経締めを分かりやすく解説している動画はこちら!

魚の神経締めに使いたいおすすめアイテムをピックアップ!

魚の神経締めに用いるおすすめアイテムを取り上げてみましょう。

まずは、動画にも出てきたショートレングスのワイヤー付き道具から。

とても洗練されたデザインになっているので、どんな釣り場にも持ち込みやすくなっていますよ。

カラビナ付きですから、ゲームベストへ常に装着しておくと使いやすいでしょう。

ルミカ(日本化学発光) 神経締めセット ショート

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ルミカといえばケミカルライトのメーカーのイメージがありましたが、このような便利アイテムもリリースしているとのこと。

さすがは長年釣りに関わって来た経験が活かされていますよね。

この神経締めアイテム、ワイヤーの長さが220ミリと短めです。

当然中空ニードル部分も50ミリと、かなりの短さですから、小型サイズの魚を処理するのに適しています。

短い分持ち運びが便利で、タックルボックスなどに入れておいても邪魔にならないでしょう。

標準でカラビナが装備されているので、ゲームベストやライフジャケットなどに装着して持ち歩くこともできます。

中空ニードルとワイヤーの素材は、ステンレスで出来ていますから、錆びに対してはじゅうぶんに強いでしょう。

また中空ニードルとワイヤーを守るために、樹脂製の保護キャップも付いていますよ。

これに入れておけば、先端を曲げてしまうようなトラブルも避けられるでしょう。

使用後は、真水でしっかり洗浄して、日陰などできっちり乾燥させてください。

そうすれば次回の釣行でも、シャープな刺さり具合を見せてくれるはずです。

ルミカ(日本化学発光) 神経締めセット・ロング A20242

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こちらは魚の神経締めセットのロングサイズモデルです。

細長いワイヤーの長さは一気に800ミリにアップしていて、中空ニードルの長さは90ミリに伸ばされていますよ。

これならメーター級のシーバスや、大型青物でもしっかりと神経締めすることができるでしょう。

扱う方法は同じで、頭部に中空ニードルを突き刺してから、その穴にワイヤーを通してください。

刺し込む距離が長いので、ワイヤーが途中で引っ掛かる場合がありますが、そんなときは引っ掛かった位置から少し戻して、再度刺し込み直してみましょう。

背骨が変形して通らないところも、何度かアプローチしていると突き通せるかもしれません。

また大型魚は結構暴れますから、頭部への中空ニードルの突き刺しは早めに実施するようにしたいですね。

ワイヤーはあまりにも長いので、ループ状に束ねて保管することになります。

そうすると実際使う際に、湾曲したような型が残ることがありますから、使用する前に一度真っ直ぐに伸ばして、刺さりやすくしてから突き通すようにしてください。

魚の種類によっては刺さりにくいことがあります。

マダイ・青物・ヒラメ・ロックフィッシュ等々、それぞれを神経締めしながらコツを覚えるしかないでしょう。

釣り場には必ず持参して、何匹も締めながら習得してください。

ベルモント(Belmont) 形状記憶合金神経締メΦ0.8㎜×30㎝ MP-220

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ベルモントから発売中の、魚の神経締めワイヤーです。

これには付属していませんが、グリップのしっかりしたピックを用意して、頭部の脳に向けて穴を開けてください。

その穴からこのワイヤーを刺し込んでいくカタチになります。

サイズは5種類ラインナップされていて、最小で30センチ・最大で80センチに長さ設定されていますよ。

オレンジカラーのグリップハンドルで保持されているので、魚に挿入していくときに安定して送り込めます。

またワイヤー部分が、形状記憶合金で出来ていますから、極端に変形してしまうことは防げます。

例えば、ワイヤーを丸く束ねて保管していても、使うときほどけば以前の通り真っ直ぐに戻ります。

これならすぐに魚の神経締め作業をおこなえますし、曲げ直しなどの作業が要らなくなるでしょう。

グリップハンドルはプラスチック製で、しっかりと滑らないように握りやすく作られています。

溝が切られているので、滑りは抑えられるでしょう。

ダイワ(DAIWA) フィッシング ナイフ フィールドナイフ SL-78(アソート・ブルー/ブラック いずれかのカラー 色指定不可)

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ダイワから発売されている釣り用のフィールドナイフです。

グリップの中に刃部分が収納できて、必要なタイミングでスライドして引き出せる仕組みになっていますよ。

刃の素材はステンレスで錆びに強く、全長193ミリで刃渡りは78ミリに設定されています。

このナイフで脊髄を壊すことはできませんが、エラから伸びている血管を切断できます。

ここを心臓とつないだままにしておくと、身の劣化が早まりますし臭みやブヨブヨ感が取れなくなんりますから、神経締めの後で刃先を使って処理するようにしてください。

鋭い刃先なので、取り扱いにはじゅうぶん注意しましょう。

魚の神経締めをマスターして釣った魚を美味しく食べよう!

魚の神経締めのやり方や、実施するのに便利なおすすめアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?

魚の命を自らの手で奪うことになりますが、本来釣り自体が、自由に泳いでいる魚を傷付ける行為です。

フックで穴を開けられた魚は、たとえリリースされても命を失う危険性が高まります。

持ち帰って食べるほうが、命を粗末にしないことにつながるのではないでしょうか。

きちんと締めて美味しく食べる!そういう行動に出ることで、釣りとの関わり方も変わっていくかもしれませんよ。

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