ヒイラギって魚知ってる?釣り方からさばき方、おすすめの料理法まで一挙ご紹介!
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FISHING JAPAN 編集部淡水に棲む小さな魚・タナゴを釣ったり飼育する人が増えています。
タナゴ属に含まれるカネヒラは、他のタナゴと比べると大き目で、しかも秋に産卵するという習性を持っていることで知られていますよ。
ここでは、カネヒラの特徴や釣り方、おすすめの釣りタックルについてご紹介しましょう。
「ちなみにカネヒラって食べれるの?」
淡水魚なので寄生虫の危険性がありますから、刺身などの生食は避けて甘露煮などに調理されたものは見たことがあります。
カネヒラとは、コイ目コイ科タナゴ属に含まれる淡水魚のことです。
見た目は、タナゴそっくりですが、サイズはタナゴよりも大きく育つのが特徴になっていますね。
全長で15センチ前後にまで成長しますから、日本産のタナゴ類としては最大サイズといえるでしょう。
体型は、体高が高く平べったいイメージ。
体色は、全体的に銀白色で、側面に緑色の斑紋があります。
薄っすらと浮かぶこの緑色が美しく、釣り対象魚としても飼育用観賞魚としても人気が高いですね。
繁殖期が訪れると、オスは背中側が黄緑色になり、淡い青緑色を側面に帯びるようになりますよ。
鮮やかな婚姻色が表れるので、その時期に釣りをする人が増えたりしますね。
カネヒラは、水路や河川・池などの水草が生えているような流れの緩やかな場所を好んで生息しています。
身体のサイズが大きいからか遊泳力が高いので、移動する範囲は広めですね。
産卵期は、9月から11月の秋にやってきます。
その時期になると、卵を産み付ける二枚貝の豊富な水域を探して、活発に移動するようになりますよ。
秋に産み付けられた卵は、孵化しますがそのまま冬を二枚貝とともに過ごし、翌年の夏前に母貝の元を離れて秋に成熟します。
この成長サイクルのおかげで、フィッシュイーターたちからひんぱんに襲われるのを回避できているのかもしれませんね。
もしくは他の小魚やタナゴよりも、稚魚が育ちやすいサイクルなのかも。
カネヒラの姿は、よく見かけるようになってきました。
カネヒラを釣るなら、春から秋にかけてが釣りやすいでしょう。
水路などの流れの緩やかなポイントを見つけてください。
水面を覗き込むと、水草や藻が点在していたら狙い目でしょう。
少し水面から離れた位置に釣り座を構えて、日向から日陰のポイントを狙うような角度がおすすめです。
それを意識しながら竿を差し、小さくて繊細なアタリをとらえるようにしてください。
カネヒラは、タナゴよりも大きいですから、アタリも明確に出ます。
ググッと引いてからフッキングしても、全然間に合うでしょう。
フックは、細軸で鋭利なものを選び、カエシなどの無いバーブレスタイプのほうが、効率よく刺さってくれるはずです。
家族連れや仲間と一緒に、水路でカネヒラ釣りを楽しみたいですね。
ただし、密な状態は避けなければいけませんから、農作業をおこなっているそばに近寄って釣りを始めるのはやめましょう。
また釣り人同士の距離も、しっかり開けて釣りをするようにしたいですね。
カネヒラを水路などで釣るのに、長いロッドやリールは要りません。
短めの延べ竿に道糸やオモリ・フックなどを用意して、釣り場へ向かいましょう。
釣り上げたカネヒラの美しさを鑑賞したいなら、コンパクトサイズの透明な水槽を持ち込んでもいいかもしれませんね。
3通りの長さ(約0.95メートル・約1.2メートル・約1.4メートル)から選べるようになっている延べ竿です。
水路などの幅に合わせて、竿の長さを決めてから釣りを開始してください。
自重は28センチと超軽量ですから、持ち運びも便利ですぐに釣りを始められるのがいいですね。
カネヒラの他にも、さまざまな魚が釣れるはずですから、じっくり観察することをおすすめします。
思わぬ大型魚が掛かっても、無理やりランディングしようとはせずに、魚の引きを楽しみながら時間をかけて取り込むようにしましょう。
ダイワからリリースされている、全長0.75メートルの延べ竿です。
自重なんと10グラムで、仕舞寸法は24.5センチですね。
カネヒラはもちろん、タナゴ・クチボソ・オイカワ・テナガエビなどをターゲットにすることができます。
またハゼなどの小物釣りにも対応できますから、海釣りの現場に持ち込んでもいいかもしれませんね。
ひなたシリーズには、この竿以外にも7種類用意されていて、最大9尺=2.71メートルの長さから選ぶことができますよ。
プロックスから発売中のタナゴ用延べ竿です。
握り部分が独特の膨らみを持っていて、安定した支えを可能にしています。
全長130センチで仕舞寸法は26.5センチ。
自重は21グラムで、Sグラスをブランクスに採用して強度を持たせていますよ。
しなやかな6対4調子に仕上げられているので、小継竿とは思えないほどの美しいベンディングカーブを魚が掛かった際に描いてくれるでしょう。
サンヨーナイロン ナイロンライン バルカン タナゴ・ハエ・ヤマベ 50m 1.5号 ブラック
タナゴ釣り用のナイロンラインです。
カラーはブラックで、太さは0.5号もありますね。
実際にタナゴなどの小物を釣るなら、0.3号から0.4号の太さのラインでじゅうぶんですが、カネヒラは大きなサイズに成長するものもあるので、0.5号程度に太くしておいても差し支えないでしょう。
このブラックカラーは、光を吸収し乱反射を防ぐ役割を担っています。
カネヒラからは見えにくい効果を狙っているわけです。
耐摩耗性能が高く、糸グセが付きにくいのが特徴で、しなやかなラインによって仕掛けの投入などの手返しをスムーズにおこなうことができます。
タナゴ釣り用のハリス0.3号が結ばれたフックです。
これを自動ハリス止めを介して道糸につなぎ、その上に板オモリ・イトウキ・親ウキを装着すれば、カネヒラ釣りの仕掛けの出来上がりです。
ハリ先は、魚を釣るだけでも鈍ってきますから、定期的に交換しながら使うようにしてください。
こちらは飼育用の赤虫ですが、グルテンや黄身練りとともに、釣りの餌として転用することができます。
生餌の赤虫を使ってもかまいませんので、さまざまな餌を試してみてください。
練り餌のチューブタイプでもしっかり食い付いてきますが、集魚効果が高いので他の魚が釣れてしまう確率も高くなります。
ランディングにはじゅうぶん注意して、ネットを準備しておくのもいいかもしれませんね。
携帯にとても便利なチューブタイプの練り餌です。
アミノ酸が含まれているので、集魚効果が高いですよ。
色は赤色で、魚が好んで口にするように仕上げられています。
他の餌が無くなってしまった際などに、予備用として持ち歩いておくと重宝するでしょう。
大阪漁具(OGK) お魚観察撮影ケース 金魚網付 OG649L クリアケース 【海川池の小魚などの観察や撮影に】
釣り上げたカネヒラと水を一緒に入れて、じっくり観察するためのフラットなケースです。
サイズも測れるようにスケールが底部に付いていますし、クリアーで幅狭ですから体側の詳細部分をチェックできるでしょう。
魚を手でつかまないための金魚網まで標準で装備されていますから、婚姻色をまとった美しい秋のカネヒラを間近で見てくださいね。
釣り上げてすぐにこのケースに入れるのは難しいでしょうから、必ず水汲みバケツを持参して、そこに一旦カネヒラを入れてから、金魚網でこちらに移すようにしましょう。
観察が終わったら、早めに水路へ魚を戻してあげてくださいね。
カネヒラの特徴や釣り方、おすすめの釣りタックルなどを取り上げましたが、いかがでしたか?
婚姻色をまとった美しいカネヒラを観察したいのであれば、夏から秋にかけて水路などへ出向くのがいいでしょう。
サイズも大き目ですから、引きも強くなっていますよ。
通常の道糸やフックよりも、やや太くした剛性のあるものを選んでチャレンジしてみてください。
持ち帰って飼育するのはかまいませんが、釣り上げた場所と異なる水域に放すのは控えましょう。
産卵の際の母貝の取り合いで、在来のタナゴが産卵場所を失う可能性が危惧されているからです。
責任を持って生き物を飼育するようにしたいですね。
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