ハイギョは肺呼吸する魚!土を掘っていたら中からハイギョが現れる驚きの動画が話題に!
南アフリカでのなんとも珍しい魚の映像がYouTubeにアップされています! なんと、土を掘ったら生きた魚がでてきたということなんですが、魚って水がないと生きられないはずですよね。 …
FISHING JAPAN 編集部何やら化石が泳いでいるかのような姿をしているのは、古代魚と呼ばれる魚です。
熱帯魚ショップなどで実際に販売されていて、特に大型に成長するものや珍しい形・習性を持つものは、人気が高まっていますよ。
自宅で飼育してみたい!と感じたことはありませんか?
どんな生態をしていて、どんなものを捕食するのか、想像するだけでもワクワクしてしまいますよね。
目の前で化石が動く姿を、じっくり見てみたい人は、飼育にトライしてみませんか?
ここでは注目を集めている古代魚をピックアップしてみます。
目次
古代魚とは、生きた化石と呼ばれている、長年その形を変えないで生息を続けてきた希少な魚のことです。
よく知られているのは、水がなくても空気呼吸してしまう肺魚や、銀色に光る姿がかっこいいアロワナ、近所の野池の水を全部抜かれた際にテレビカメラの前に出てくるガーパイク辺りでしょうか。
まだまだたくさんの古代魚がいますから、詳しく見てみることにしましょう。
あなたの知らない魚が、たくさん出てきますよ。
飼育してみたい古代魚として真っ先に思い浮かぶのは、体色のキレイなアロワナではないでしょうか。
シルバーアロワナやアジアアロワナ(こちらはワイルドの輸入がワシントン条約で禁止)が有名ですが、銀色に輝く魚体で見る者を魅了してくれるのは、シルバーアロワナでしょう。
アロワナ目アロワナ科に属し、体長は成長すれば1メートルに達します。
棲んでいるのは、南米のアマゾン川ですね。
昨年国際的な規模の釣り大会が開催された際には、アロワナを釣り上げるとポイントが高いというルールが設定されていましたね。
現地でも珍しい魚として扱われているのでしょう。
日本で手に入れるには、熱帯魚ショップに出向けばカンタンに選ぶことができます。
幼魚サイズで買ってきて飼育を始めるのですが、餌の食べっぷりがハンパじゃありませんよ。
幼魚の販売価格は、2000円前後でしょうか。
水槽もさほど大きいものは要りませんから、古代魚飼育初心者の人でもすぐに始められるでしょう。
ただし、最初は幼魚サイズでも、1年も経てば50センチは軽く超えてくる成長スピードの持ち主です。
そうなると水槽も大きなタイプに交換しなければなりませんし、いろいろと手間がかかるようになりますね。
「えーっ、気軽に鑑賞だけしていたかったのにぃ~、、」
そんなことでは古代魚どころか、生き物自体を飼育してはいけないでしょう。
近年大型化した古代魚や熱帯魚の飼育放棄が問題化していて、都心部の多摩川などにその姿が発見されることも。
河川が持つ生態系を破壊してしまうことにつながりますし、古代魚にとっても迷惑な話です。
勝手に放流してしまう行為は、厳に慎まなければならないでしょう。
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最近河川でルアーをキャストしていて、かなり大型の魚が掛かったことがありました。
何とか引き寄せてみると、シルエットが細長いのです。
これはもしや、誰かが放流してしまったアロワナでは?と思いましたが、岸辺まで引き上げてみると、80センチ程度の雷魚でした。
雷魚は鑑賞用として日本に持ち込まれたのではなく、先の戦争中の貴重なタンパク質摂取源として輸入された外来種です。
タイやベトナムなどの料理では、雷魚を油で揚げたものが料理として出てきますよ。
食べてみると小骨がとても多いのですが、白身で美味しい印象でした。
ただし、寄生虫が付いている魚なので、しっかりと火を通して食べる必要がありますが、どちらにしても食用という有効な利用方法が見い出されている魚であるのは確かです。
もし違法に放流されたアロワナが、あちこちに増えてしまったら、どのように対処すればいいのでしょう?
その解決法を考えていくことも、日本で古代魚と付き合っていく我々が考えなければならないことかもしれませんね。
次にご紹介するのが、バタフライフィッシュです。
胸ビレの面積がめっちゃ広いですよね。
これが蝶のように見えるので、この名前が付けられたのでしょう。
アロワナ目パントドン科の比較的小さな古代魚になります。
小型ということは、水槽も小さ目で済みますから、飼育が楽なのか?という印象ですが、この魚はちょっと神経質なので、例えば水流が直接当たらないようにしてあげないと、ストレスを感じて弱ってしまいます。
また水槽に藻や砂などを配置して、住環境を整えてあげたほうが長生きするでしょう。
体長は15センチ前後で、生き餌を好みます。
小魚やコオロギなどになりますが、毎日あげているとコストがかかって大変ですから、人工餌に慣れさせる工夫も求められるでしょう。
ということは、飼育がカンタンで楽ということにはならないでしょう。
なんともかわいい姿の古代魚なのでしょう。
胸ビレを広げた姿は、他の魚にはない優雅さを醸し出していますね。
実際に飼育してみたのですが、60センチ程度の水槽なら2匹を泳がせるのにじゅうぶんでした。
排水ポンプの口の向きを、魚のほうには振らないように心がけましたが、それ以外は水をせっせと換えてあげるぐらいでしょうか。
寿命は3年から4年程度で、テリトリー意識がかなり強めな印象でしたね。
他の魚種とは一緒に泳がせませんでしたが、それで正解だったように感じます。
ガーパイクは鑑賞用の古代魚として人気でしたが、2018年の4月以降は飼育そのものを法律で禁止されています。
ということは現在飼育をおこなっている人は、法律施行前からガーパイクを飼っていたことになりますね。
ただし、特定の飼育基準を満たした設備を持ち、飼育する許可を申請した人のみが飼えるということですから、誰もが手元に置ける古代魚ではないということを理解してください。
特にアリゲーターガーは、アメリカのミシシッピ川に生息していたものが養殖され、日本に輸入されてきた経緯を持っています。
成長すると2メートルを超える体長にまで大きくなる可能性があるので、飼育そのものがかなり難しいでしょう。
だからといって河川や池などに放流することは、絶対に止めましょう。
責任を持って飼育し続けることが、とても重要です。
野外でガーパイクを飼っている動画を見つけましたので、ご覧ください。
ポリプテルスセネガルスは、ポリプテルス目ポリプテルス科に属する古代魚です。
小型のサイズですから、とても飼育しやすい部類に入る魚といえるでしょう。
性格は攻撃的ではなく温和なので、一緒に複数匹を水槽に入れて飼育することができますよ。
最近のペットショップへ出向いてみたら、ポリプテルスセネガルスをよく見かけるのではないでしょうか。
ポリプテルス種は他にもありますが、あまり大きくならないという点では、セネガルスがおすすめですね。
水槽の中で、結構ひんぱんに泳ぎ回ってくれますから、愛着が湧くのも早いですよ。
ポリプテルスセネガルスが成長したとしても、体長は30センチ前後で止まります。
寿命は、10年を超えてきますので、愛着を持って長く飼育することができる古代魚といえそうです。
ということは、初心者でもカンタンに飼える可能性は高いですね。
45センチ程度の小さ目の水槽からスタートして、1メートルまでの水槽を最終的に用意すればだいじょうぶではないでしょうか。
実際に飼ってみると、勢いよく飛び出してしまうことがありましたから、水槽に簡易的なフタを設けることは必要かもしれません。
餌は金魚や人工餌で対応できますので、定期的に適量を与えるようにしましょう。
さまざまな古代魚を取り上げてその飼育方法などをご紹介しましたが、いかがでしたか?
外観が珍しくてかっこいい古代魚ですが、元々は日本にいなかった魚です。
飼えないサイズにまで大型化したからといって、無責任に近場の河川などへ放流してしまうのは、絶対に止めてください。
既存の生態系を破壊することにつながりますし、古代魚そのものも可哀そうです。
古代魚の生態に興味を持つことは、とても素晴らしいことだと思いますので、定められたルールに則って手元に置くようにしたいですね。
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