春のバス釣りに効くクランクベイト大特集!使い方や注目のおすすめルアー10選
季節は春、バスがシャローエリアに差してくるようになりました。
いきなりワームをキャストしても、バスに出会う確率は低いので、まずはルアーを見つけてもらうためにも、クランクベイトをラインに結んでみましょう。
飛距離が伸びるように作られているものがほとんどですし、表層から深場まできっちり探ることができるスグレモノです。
ここでは春のバス釣りに効果的な、おすすめのクランクベイトをご紹介します。
釣れるランキング順にしたいところですが、それは個々のアングラーにお任せしましょう。
クランクベイトとは
クランクベイトとは、浮力の高いボディにリップを装備した、ウォブリングやローリングアクションをリズミカルに発生させるルアーのことです。
ハゼ釣りに用いるような極小クランクベイトもリリースされるようになりましたが、バス釣り用には6グラム前後から30グラムを軽く超えていくものまで、幅広くラインナップされています。
小粒のものや大きくて丸いもの、側面がフラットになっているものやリップの短いもの・長いものなど、多岐に渡っていますよ。
どれを選んでも釣れますが、春の季節に合わせるとなると、やはりしっかり選んだほうが好釣果につながるでしょう。
沈むワームと浮くクランクベイト
春のバス釣り用にクランクベイトを選ぶためには、まず春バスの動きを知るところから始めなければなりません。
スポーニング=産卵のために、通常のような餌の食べ方をしない!といわれていますが、実際はスポーニング期でもしっかり捕食しています。
着水音を極力抑えて、ゆっくりと落とし込んでいくと、ボトム到達までにバイトしてくる確率は高いでしょう。
これってワームっぽいアプローチですが、まさにその通り。
バスの居場所さえ判明すれば、ワームの落とし込みでかまわないのですが、この居場所が分かりにくい。
そこで活用したいのが、ある程度しっかり潜って、キルを入れればキックバックしながら浮上してくれるルアー、つまりクランクベイトなのです。
ワームの「沈む」と、クランクベイトの「浮く」は真逆に見えますが、前進を止めて上下運動する!という意味では、じゅうぶんにどちらも誘いの要素に長けていると考えていいでしょう。
誘うからこそ、バスはバイトしてくるわけです。
クランクベイトの操り方
クランクベイトをキャストしてただ巻きすると、上から見て左右にボディを振るウォブリングや、正面から見てボディを交互に揺らすローリングアクションを発生させます。
リップの角度や面積によってアクションは変わっていきますし、潜行する水深も浅かったり深かったりと切り換わります。
その特徴を個々に把握しながら、キルからの浮上による誘いを、バスに仕掛けてみましょう。
何かに接触した瞬間に浮かせてもかまいませんし、リトリーブの途中でいきなり浮かせるのも面白いかもしれません。
無防備にユラユラと浮き上がっていく様子を、バスに見せつけるようにしたいものです。
定番クランクベイト・デカピーナッツⅡの水中アクション動画はこちら
春バス攻略におすすめのクランクベイトはこちら
それでは春のスポーニング期におすすめのクランクベイトを取り上げてみましょう。
実際に使ってみてバスの反応が良かったものを選びました。
もしまだタックルボックスに入っていないものがあれば、試しに揃えてみてはいかがでしょう?
アメリカ製のクランクベイト、ボーマーのモデルAです。
とても頑丈に出来ているので、リップが欠け落ちたり水が内部に浸入したりというトラブルに見舞われた経験が、これまでありません。
当然その頑丈さを利用して、どんどんぶつけていくアプローチを展開できますよ。
例えば、ブレイクラインの深い側をリップでとらえて、浅いエッジまでなぞることが可能です。
または堰堤のコンクリート壁に、ガシガシぶつけることもOKです。
それらのストラクチャーは、スポーニング期のバスが意識する対象で、直接ルアーでタッチし続けることにより、バスの目に留まるのは間違いないでしょう。
BOMBER(ボーマー) ルアー スクエアー A B05SLFS
同じくアメリカ・ボーマー製のスクエアAです。
モデルAは、リーフ=葉のように先端の尖ったリップデザインでしたが、こちらはスクエア=四角い形状に仕上げられていますよ。
このリップでカバーやストラクチャーに接触すると、その上を乗り越えるようにして引っ掛かりをかわすことができます。
積極的に接触を実践したいアングラーに向いていますよね。
春のビッグバスは、シャローエリアに点在する岩や沈木にとどまる習性がありますから、リップでタッチした瞬間浮かび上がらせることで、バイトを呼び込めるかもしれませんよ。
Storm ラパラ(Rapala) ルアー ストーム オリジナル ウイグルワート #101 V
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こちらもアメリカ産のクランクベイト、ストームのウィグルワートです。
オールドルアーと思われがちですが、金型が再度作り直されて、現在も量産できる体制になっていますよ。
独特のリップ形状によって、急速潜行しながらボトムにタッチを繰り返します。
まるでピンポン玉のように跳ねながらの泳ぎは、バスがじゅうぶんに興味を持つきっかけとなるでしょう。
カラーバリエーションが多いのも特徴で、エビ・ザリガニに似たクローフィッシュ系カラーは、低水温の季節からスポーニング期に欠かせない当たりカラーとして有名です。
シマノ(SHIMANO) ルアー バンタム マクベス フラット AR-C ZQ-C57S 004 チャートコーチD
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シマノからリリースしているマクベスフラットは、よく飛んでよく潜るフラットサイドデザインのクランクベイトです。
かなりスローなフローティング設定ですから一旦潜らせてからの浮き上がりで、バスをじっくり誘うことが可能です。
ホワイト系カラーやチャート系カラーの実績が高いので、釣具店で見つけたらゲットしましょう。
ダイワの代表的なルアーの一つにピーナッツⅡがあげられます。
SSRモデルは、非常に浅い水でもスイミングが可能となるように、立っているリップがショートタイプに設計されています。
引き波が強いため、広いエリアからバスを引き寄せるのに効果的です。
エバーグリーン(EVERGREEN) クランクベイト FACT クラフト 4.7cm 6.5g ブルーバックチャート #28
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エバーグリーンから発売中の、コンパクトなのにファットなデザインのクランクベイトです。
リップがボディから前方に突き出しているので、急角度でボトムの変化をとらえ、トレースできるようになっています。
コツコツと小刻みに伝わってくる振動が、フッと消えた瞬間に、フッキング動作に入るようにしましょう。
ミノーのような細長いフォルムをしている、ジャッカルのクランクベイトです。
ルアービルダー・加藤誠司さんらしいデザインで、丸くて太い定番のクランクベイトとは一線を画した泳ぎを期待できます。
しっかりと飛距離も稼げますし、ロールアクションによるディスプレイスメントが、バスを効果的に引き寄せているように感じますね。
スクエアリップなので、カバーに引っ掛かりにくいのも大きなメリットです。
JACKALL(ジャッカル) クランクベイト マッシュボブ MR 9.5g 50mm ダブルクラッチキンクロ
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リップの形状が、ラウンドっぽいスクエアデザインになっているので、カバーにやや引っ掛かりやすくて外れる状態を作り出しているクランクベイトです。
リップの先端が、やや肉厚なのは、接触時の衝撃で凹んだり破損することを防ぐため。
気の利いた配慮が施されている、扱いやすいルアーといえるでしょう。
メガバス(Megabass) ルアー DEEP-X 100 LBO(ディープX 100 LBO) PM セツキアユ
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メガバスのクランクベイト・ディープX100に、新しい重心移動システム・LBDを搭載したモデルです。
よく飛んでよく潜ってくれますから、ブレイクラインなどの地形変化をとらえるのに向いていますよ。
カラーリングが緻密で丁寧、特にこのセツキアユカラーは、見るからに生命感に溢れていますね。
リップでボトムをトレースしながら、フッと巻く力が抜けるような瞬間が要注意。
フッキング動作の準備を、常に心がけておきましょう。
OSPの並木敏成プロがプロデュースした、コンパクトサイズのクランクベイトです。
水面直下から水深1メートルぐらいまでをチェックするのに向いているので、かなり浅いエリアでも広範囲からバスを獲ることが可能です。
カバーに接触させるのはもちろん、キルとリトリーブを交互に入れながらの誘いにも、レスポンスよく泳いでくれますよ。
クランクベイトを駆使して春のビッグバスを釣り上げよう!
春に効果的なクランクベイトの特徴と、おすすめルアーを特集しましたが、いかがでしたか?
アメリカ製のクランクベイトに、とても個性的で機能的なものが多いですよね。
日本の釣具店で並んでいるのをあまり見かけなくなりましたが、バス釣りのベーシックなアプローチをマスターするには必携でしょう。
最新技術を搭載していたり、有名バスプロや釣りタレントが勧めていたりと、興味をそそられるクランクベイトも多いのですが、偏ることなく万遍に使いこなせるようになると、バス釣りがもっと楽しくなるはずです。
暖かくなってきましたから、アウトドアを満喫しに出かけてみませんか?
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