フライロッドはどれを選べばいいの?オービスやセージなどおすすめロッド10選
フライとは、虫や魚・甲殻類などに似せた毛バリのことで、これを専用タックルを使ってキャストし魚を釣るのが、フライフィッシングです。
渓流域でアマゴやイワナを釣るケースや、海でシーバスなどを狙うケースでは、それぞれに使うフライロッドが異なりますから、用意しなければ釣りを始めることができません。
そこでここでは、フライロッドの選び方やどんなメーカーのロッドがあるのか、おすすめの番手や注目アイテムをピックアップすることにしました。
中古でも人気のあるメーカーとして挙げられるのは、オービスやセージ・ティムコ(=オービスの国内販売ディーラーも兼任)・ダイワ・シマノ辺りでしょうか。
持ち運びに適したモバイルロッドも含め、詳しくご紹介しましょう。
目次
フライロッドとは
フライロッドとは、フライをキャストするための専用ロッドのことです。
フライ自体はとても軽いものですから、ラインの重みを利用しながらフライロッドを使って遠くへアプローチする仕組みになっていますよ。
スピニングリールやベイトリールを用いるのではなく、専用のフライリールにラインを巻いてキャスティングのスキルアップを図りましょう。
フライロッドの選び方はどうすればいいの?
フライロッドには、その調子に合ったフライ用ラインが用意されています。
ラインの重さによってフライロッドの規格が設定されていると考えてください。
例えば、4番や8番のように数字表記されていますよ。
4番の番手のフライロッドを手にしたら、4番のフライラインをリールに巻いて使うようにします。
この番手の選び方は、実際に使うフライのサイズによって決めるようにしてください。
4番のフライロッドより8番のフライロッドのほうが、重くて大きなサイズのフライを操れるようになっています。
もしあなたが渓流域などでアマゴやイワナクラスの小型魚をターゲットにするなら、0番や1番という番手のフライロッドを選ぶことをおすすめします。
中流域でニジマスなどをターゲットにする場合は、6番以上の番手のフライロッドがいいのではないでしょうか。
海でシーバスを狙うなら、10番以上の番手が欲しいかもしれませんね。
フライロッドを握るのが初めての人なら、4番前後の番手が扱いやすくておすすめです。
フライロッドの長さ・アクション
フライロッドの長さは、8フィート前後のものが多くなっています。
ただし、周囲に木々の枝葉などの障害物が多いシチュエーションなら、もっと短いフライロッドを選択するようにしてください。
フライロッドのアクション=曲がり方には、ファスト・ミディアム・スローが用意されています。
ファストが先調子で全体的に張りがあり、素早いキャストに向いているでしょう。
スローは胴調子で曲がりやすく、ゆったりとキャストしたい人におすすめです。
ミディアムがその真ん中の調子に該当しますから、初心者の人に適しているかもしれません。
おすすめのフライロッドをピックアップ10選
それではおすすめのフライロッドをご紹介します。
海外メーカーのものから国産メーカーのものまで、数多くの中から扱いやすく人気のアイテムをピックアップしてみました。
ティムコ(TIEMCO) オービス 2S7H クリアウォーター 865-4
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日本のメーカー・ティムコは、アメリカのフライロッドメーカー・オービスの国内販売窓口も兼ねています。
オービスは、フライロッド製作の第一人者として、全世界にユーザーを保持している老舗ですよ。
特にこのクリアウォーターシリーズは、販売価格を2万円前後に抑えたコスパ優秀機種で、初心者の人に最適なアイテムといえるでしょう。
865-4という機種番号の末尾の4は、4ピース仕様であることを表しています。
長さ8.6フィートで5番ですから、さまざまな釣り場で活用できそうですよね。
ティムコが販売するオービスには、中級者からベテランアングラー向けのフライロッドも豊富に用意されています。
例えば、このオービス・ミッションシリーズ。
とても軽くてシャープに仕上がっていて、キャストしやすいツーハンド=ダブルハンドグリップになっていますよ。
長さ11フィートでラインは7番に適合しています。
オービスにはヘリオス3シリーズという機種がありますが、そちらのノウハウをじゅうぶんに活かしたフライロッドといえるでしょう。
正確なアプローチと遠投を実践したい人におすすめします。
ティムコ(TIEMCO) ユーフレックス・インファンテ 703-4 ブルーグレー
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こちらはティムコ自身が製作しているフライロッドです。
とてもしなやかなアクションですから、初めての人でも振りやすいロッドに仕上がっていますよ。
低弾性カーボン素材で作られているメリットが、しっかりと活きている感じがしますよね。
長さは8.6フィートで、ファストとミディアムの中間のアクション=ミディアムファストアクションに作られています。
河川はもちろん、管理釣り場などでも軽快に使うことができるでしょう。
フライのキャストに慣れるのに、丁度いい調子といえるのではないでしょうか。
ダイワ(DAIWA) フライロッド ロッホモア プログレッシブ MP F733-5 釣り竿
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- ¥15,460(Yahoo!)
ダイワからリリースされているフライロッドです。
仕舞寸法が49センチにまで収めることができる、モバイル対応ロッドですね。
長さ7.3フイートで3番、自重は44グラムとかなり軽量化されています。
3番という番手ですが、海外メーカーのフライロッドと比較すると、柔らかく感じてしまうかもしれません。
渓流のアマゴやイワナを狙うのに、持ち運びも便利で重宝するでしょう。
ダイワ(DAIWA) エリアトラウトロッド イプリミ 60XUL 釣り竿
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- ¥11,935(amazon)
ダイワのコスパ優秀なフライタックルセットです。
フライロッドの他に、リールや専用ラインまで用意されていますよ。
フライフィッシングの初心者なら、このアイテムを購入すれば迷わずスタートを切ることができるでしょう。
長さ8.3フィートで4番、2ピース仕様なのでカンタンにセット可能です。
シマノ(SHIMANO) フライロッド アスキス 里見栄正氏監修 渓流低番手 J731 小型メイフライ カディス ミッジ マッチングフライ
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- ¥105,427(楽天市場)
シマノのフライロッドで、全長7.3フィートで1番の設定になっています。
継ぎ数は4本で、仕舞寸法は58.6センチ。
ロッドブランクには、ルアーロッドなどで定評のあるスパイラルXを採用しています。
素材はマッスルカーボン、アクティブフェルールを搭載してハードクロームのスネークガイドが付いていますよ。
チタンフレームのSiCストリッピングガイドを装備しています。
シマノ(SHIMANO) フライロッド ブルックストーン 904 本流 ドライフライ ウェットフライ 管理釣場
- 最安値価格
- ¥10,981(Yahoo!)
シマノのフライロッド・ブルックストーンです。
ヨーロッパ方面で好評のフライフィッシング・エントリーモデルを逆輸入したものです。
4番という番手から、渓流などで使うイメージに感じてしまいがちですが、遠投向きの張りのあるロッドに仕上がっています。
もっと広域を狙えるような、例えば湖や池の魚を釣るのに適しているのかもしれません。
ブラックバスやブルーギルを相手に使ってみると面白いかもしれません。
管理釣り場のトラウトにも向いているでしょう。
天龍(Tenryu) ロッド フェイテス パッカー FP703-6
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- ¥28,810(amazon)
国産メーカー・天龍が製作した、持ち運び便利な6ピース仕様のフライロッドです。
この継ぎ数にも関わらず、滑らかで美しい弧を描いてくれるブランクスに驚いてしまいます。
河川の源流域に踏み込むには、こういった機動性を兼ね備えたロッドが必要になりますから、好印象を持っているユーザーは多いでしょう。
またショートレンジでリーダーフィッシングするのにも適していますよ。
リバーピークのフライロッドは、コスパ優秀な点で他メーカーを凌駕しています。
この仕様で1万円を切った実売価格ですから、購入を決める人は多いでしょう。
長さ7・6フィートで3番、継ぎ数は4ピースのカーボンロッドです。
特に近距離では、ファストアクションですから正確にプレゼンすることが可能です。
3番ラインより1つ上の4番ラインを使えば、キャスト精度は高まるでしょう。
グリーンカラーの専用ロッドケース付きで、携帯性バツグンです。
アキスコのグラスファイバー製フライロッドです。
長さ7.6フィートで3番、6本継ぎ仕様ですから持ち運びはとても便利でしょう。
専用のアルミケースと布袋が、高級感を引き立たせています。
パッと見、バンブーロッドかな?と見間違えてしまうほどの色合いで、長く手元に置いて使いたくなる質感を保持しています。
グラスファイバー素材は、カーボン素材より重くなるのですが、実際に手にしてみても重くて疲れるイメージはありません。
フライロッドの使い方をマスターして川や海で釣りを楽しもう!
フライロッドの選び方やおすすめアイテムの特集をしましたが、いかがでしたか?
スピニングタックルなどと全く異なる仕組みで釣りをすることになりますから、取っ付きにくい部分は多々あるでしょう。
でもフライフィッシングの長い歴史に触れると、その奥深さは大きな魅力です。
フライロッドの操り方をマスターできさえすれば、魅力は倍増するはずですから、勇気を持って踏み出してみませんか。
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