細長いフォルムのヤツメウナギ

ヤツメウナギって知ってる?不思議な生命体の生態や食べ方を調査してみた

FISHING JAPAN 編集部

ヤツメウナギを見たことはありますか?

人気のオンラインRPG・FF14に出てくるモンスターではありませんよ。

河川に出向いて、転がっている大岩や砂地のエリアを丹念に網で探ってみると、ウナギのようにウネウネと動く生き物を発見できるかもしれません。

それがヤツメウナギかどうかは、この後の記事と照らし合わせて確認してみてください。

ヤツメウナギとは

ヤツメウナギは、寒い地域の河川に生息する細長い生き物です。

日本なら、北海道の石狩川が有名で、その他青森県や秋田県・山形県・新潟県などで確認されていますよ。

全長は、平均すれば40~50センチを超えるくらいでしょうか。

もっと成長する個体もあるようですが、なかなかお目にかかれる機会は少ないでしょう。

ヤツメウナギは、どこから見てもウナギなのですが、体側に7つの目立つ穴=エラの穴が開いています。

これが目玉に見えるので、本当の目と合計して、8つ目=ヤツメウナギと呼ばれているわけです。

ヤツメウナギを河川でとらえている写真はこちら

ヤツメウナギはウナギではないという衝撃の事実

実はヤツメウナギは、ウナギではありません。

なかなかショッキングな事実ですよね。

だったら名前にウナギを入れるなよ!と思ってしまいますが、ここまで外観と動きが似ていたら、ウナギと呼ばざるを得なかったのでしょう。

ヤツメウナギは、無顎類という生き物に属しています。

あまり聞き慣れませんが、魚類でもないとのこと。

まるで生きた化石か、小型の恐竜のようなイメージです。

いったいどんな生態をしているのか、詳しく知りたいですね。

ヤツメウナギの口

ヤツメウナギの口の形に注目してください。

まるで吸盤みたいになっていますよね。

この口を使って魚の体側に吸い付き、その血液や体液をチュウチュウと吸うらしいのです。

まるで吸血鬼じゃないですか!

吸盤の奥には、鋭い歯のような突起物が隠れていて、その突起物でガッチリ固定しながら吸引を続けるとのことです。

これって寄生虫の寄生とそっくりです。

ヤツメウナギが幼生のころは、水中のプランクトンなどを捕食して生きているらしいのですが、成長すると魚に吸い付いて、体表の肉すら食べてしまうこともあるようですね。

結構怖い存在だということが分かってきました。

吸い付かれた魚は、どんどん痩せてしまうに違いありませんし、弱ったら次の魚を探して寄生するということでしょう。

食用として有効利用されているヤツメウナギ

そんなヤツメウナギですが、なんと食用として活用されていますよ。

最近ではなく、ずいぶん昔からその効能は認められていたようですね。

最も有名な食べ方=料理は、蒲焼きです。

ヤツメウナギが蒲焼きにされてしまったら、「やっぱりこれウナギじゃん!」って言われてしまいますよね。

蒲焼き以外の料理では、味噌汁などの具に入れて食べるケースもあるとのことです。

その味は、やっぱりウナギに似ていて、しっかり歯ごたえのある食感を楽しめるそうです。

夏の暑い日よりも、秋から冬にかけてのほうが身に脂が乗っている状態になりますよ。

具体的には11月から翌年の2月にかけてでしょうか。

とても寒い時期ですから、アツアツのヤツメウナギの蒲焼きで温まりたいですね。

ヤツメウナギに含まれる栄養素

ヤツメウナギには、人の体にプラスに働く栄養素が、多く含まれています。

特にビタミンAは、視力を良くするのに効果的です。

目を健康に保ちたい人は、ヤツメウナギを食べて夜盲症の対処をしたと歴史書には記されています。

その歴史書とは、江戸時代に諸国を漫遊したことで知られている水戸藩の徳川光圀が書いた医学書で、そんな時代から食用に使われていたのですね。

また脂質の代謝にも有効とされていて、ヤツメウナギの脂が代謝を向上する効果があるようなのです。

それ以外には、DHAやEPAも含まれているので、生活習慣病が気になるお父さん世代には、耳よりな話といえるでしょう。

さっそくヤツメウナギを料理に出しているお店を探さなければいけませんね。

ビタミンサプリのイラスト

サプリの代わりにヤツメウナギを食べてみる?

出典:いらすとや

ヤツメウナギの釣り方

せっかくですから、ヤツメウナギを釣ってみたいと思いませんか?

餌はやはり魚を使うのでしょうか?

ルアーは追いかけてくれそうにないですよね。

その釣り方ですが、どの文献にも詳しく記載されているものが見当たらず、とらえるとすれば網などを用いてすくい取るほうが手っ取り早いようです。

釣具店で販売されている、片方の縁が真っ直ぐになったタモ網を用意して、河川の浅瀬エリアをジャバジャバと探ってみましょう。

ちなみに北海道などでは、河川に入って岩などをチェックして周り、岩肌に吸い付いているヤツメウナギを手でつかんで捕獲するようですね。

ヤツメウナギの口は、人の指や手のひらにも吸い付いてくる可能性があるので、捕獲にチャレンジする際は吸い付かれないように注意しましょう。

ウェーダーやブーツ、厚めのグローブなどを装着しておいたほうが安心かもしれません。

ヤツメウナギを発見したら、逃げられないように手を伸ばすか、タモ網へ追い込むようにしましょう。

ヤツメウナギの漁がおこなわれている場所

ヤツメウナギが最も多く捕獲されているのは、北海道の江別市です。

市内の中心部を石狩川が流れていて、支流も数多く交わっていますから、ヤツメウナギが繁殖しやすいのかもしれませんね。

ヤツメウナギ漁が毎年実施されていて、専用の瓶のような仕掛けにヤツメウナギが入り込むと、逃げ出ることができない仕組みになっています。

漁師さんの知恵で捕獲したヤツメウナギを、美味しく食べたいものですね。

食用として使われるヤツメウナギの種類

ヤツメウナギの中で食用として知られているのは、カワヤツメです。

ちなみに、先ほどの動画でつかまっていたのは、スナヤツメという種類ですね。

スナヤツメも食べれないことはないそうですが、料理としてお店で振舞われているものはカワヤツメだそうです。

料理は蒲焼きにするのが美味しいとのことでしたから、その調理方法を挙げてみましょう。

ヤツメウナギの調理方法・蒲焼き

それではヤツメウナギの蒲焼きを実践してみましょう。

調理方法は、ウナギの蒲焼きを作るのとほぼ同じです。

まずヤツメウナギを包丁でさばきましょう。

勝手にクネクネ動いてしまいますから、釘などで固定してからさばくことをおすすめします。

頭を固定してからお腹部分を包丁で割いて、内臓を全て取り出しましょう。

その状態でよく洗って、湯通しします。

これにより淡水魚独特の臭みを取り除いてください。

調理していると分かるのですが、ヤツメウナギは脂が多いので湯通しはしっかりと施したほうが食べやすくなるでしょう。

その後は用意した氷水に浸けて身を締めます。

そこまで出来れば、身を焼きながら特製のタレをかけ、また焼くことを繰り返してください。

炭火を用意するのは難しいでしょうから、クリルなどの調理器具を利用しながら時間をかけて焼き上げるようにしましょう。

ヤツメウナギを炭火で焼いているシーンはこちら

蒲焼きのタレの作り方

ヤツメウナギの蒲焼きに使うタレのレシピを挙げてみました。

お酒(200cc前後)とみりん(おおさじ3)に砂糖(大さじ1)を合わせて、よくかき混ぜます。

それを火にかけて沸騰させながらアルコールを飛ばしましょう。

それで出来た液体に、塩少々としょうゆ(大さじ4)と山椒を少々加えると出来上がりです。

ウナギの蒲焼きで味わったことのある風味に仕上がっていれば、バッチリですね。

市販されているウナギのタレを使っても、美味しく食べることができますよ。

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ヤツメウナギを味噌汁に入れて食べてみよう!

もうひとつのおすすめ料理は、お味噌汁ですから、いつものお味噌汁に湯通しを完了したヤツメウナギの身を入れればOKです。

これで滋養強壮効果の高い一品が加わりますから、例えば朝食に作るようにすれば、その日1日をシャキッと働ける体調を手に入れられるでしょう。

美味しく食べて栄養価も高いとなれば、これほど有用な生き物はありませんね。

見た目がグロテスクなものほど、よく調べてみたほうがいいということでしょう。

ヤツメウナギを活用して日々の健康維持に努めよう!

ヤツメウナギの特徴やおすすめの調理法などをご紹介しましたが、いかがでしたか?

これまであまり触れたことのなかった生き物が、食用として人の生活に密接に関わっていたことには、驚きを隠せないですよね。

現代は生活習慣病に悩む人が多いですから、ぜひヤツメウナギを活用して自分の健康に留意したいものです。

ヤツメウナギ以外にも食用として効果のある生き物が、まだまだいっぱいあるに違いないでしょう。

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