6月のアジングはどんなふうに楽しめばいいの?釣り方+おすすめアイテムをチェック
6月のアジングゲームは、どんなふうにアプローチすれば釣れるのでしょうか? 雨の多い季節で、シーバスや青物などのフィッシュイーターたちからのプレッシャーも増します。 狙ってみた…
FISHING JAPAN 編集部目次
アカササノハベラとは、スズキ目ベラ科に属している海水魚のことです。
細長い体格ですが、やや体高はあって幅広い印象です。
体色は、全身赤い色が掛かっていて、体長は20cm程度にまで成長します。
似ていると言われるホシササノハベラとの違いは、背中の白い斑がはっきりしないところでしょうか。
また目の下から始まる褐色の線が、アカササノハベラは下方に弓なりにカーブして、胸ビレの基部にまで伸びています。
雌性先熟で、成長する中で性転換をする魚です。
体色も、メス・オスや成長と共に変わっていきます。
メスの場合、赤色の強い体色になりがちで、オスの場合、体色は黄色寄りになり、ヒレの周辺に赤みがかかります。
アカササノハベラの生息域は、南日本の太平洋沿岸に分布しています。
やや沖合いに並ぶ岩礁に生息していて、海藻の多いところならその姿を見つけられるでしょう。
主にエビ・カニなどの甲殻類を捕食しています。
日照のある昼間に活発に泳ぎ、日が暮れると岩陰や藻の隙間に入って休んでいます。
水温の下がる寒い季節には、砂の中に潜って冬眠する習性も持っています。
アカササノハベラは、磯釣りの外道として知られる、磯ベラのこと。
東日本では、市場でほとんど見かけませんが、西日本では、その味が好まれて安い価格で流通しています。
アカササノハベラの産卵時期は、夏から秋にかけて。
性転換する際、群れの中で大きな個体から順にオスに変わっていきます。
アカササノハベラの釣り方は、磯釣りのウキフカセ仕掛けを投入すれば、定期的に掛けることができます。
もっと効率よく釣りたいときは、岩に藻の生えたシモリが点在している場所を見つけ出し、天秤仕掛けのちょい投げ釣りを実践するといいでしょう。
エサは、エビ・カニ・ゴカイ・イソメなど。
岩に根掛かりさせないために、あまり重いオモリを天秤仕掛けに使わないのがポイント。
どちらかといえば、天秤を藻の上に乗せて、藻に持たせる感じにすれば、アカササノハベラからのアタリを取りやすいかもしれません。
実釣で用いるロッドは、硬過ぎないブランクスのスピニングロッドがいいでしょう。
リールは、3000番サイズ前後のスピニングリールなら、太いラインも巻けてとても扱いやすいです。
アカササノハベラの食べ方も知っておきましょう。
美味しい旬は、春から夏にかけての水温の高い季節。
さばいてみると、淡白な白身魚であることが分かります。
透明感のある白身で、焼き物などに調理すると美味しいでしょう。
食感は、やや水っぽいですから、煮付けには向いていないかもしれません。
アカササノハベラのウロコは薄く、表皮は硬くないけれど丈夫な印象です。
骨は、軟らかいので食べやすいでしょう。
甘みを含んだ身で、西日本では好まれて食べられています。
塩焼きにすると美味しいですし、大型のアカササノハベラが釣れたら、刺身にするといいでしょう。
小型のアカササノハベラなら、ウロコと内臓・エラを取り除いて、唐揚げにする美味しいです。
二度揚げすれば、骨ごとバリバリと食べることができます。
たくさんのアカササノハベラをちょい投げ釣りでゲットして、持ち帰るようにしましょう。
アカササノハベラを磯場・防波堤でのちょい投げ釣りで釣るのに適している、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。
ロッドは、ちょい投げ釣りに適している、8ft程度のスピニングロッドがマッチします。
エキングゲーム用やシーバスゲーム用のアイテムが、感度も良く扱いやすいでしょう。
リールは、3000番サイズのスピニングリールを装着すれば、キャストしやすいはずです。
スプールに巻くラインは、ナイロンラインにしておくと、根ズレ対策になります。
飛距離を伸ばしたいときは、細いPEラインを巻いてください。
ただし、そのままでは根ズレに弱いので、PEラインの先端にショックリーダーラインを結ぶことを忘れないようにしましょう。
シマノからリリースされているエギングゲーム用スピニングロッド・セフィアSSシリーズのラインナップから、S86Mを選んでみました。
全長は2.59mもあるので、ロングキャストするのに向いています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は133cmにまで縮まります。
ウエイトは105gと軽めで、ブランクスの先径は1.8mmです。
適合するエギサイズが4号までなので、30g程度のオモリを背負うことができるでしょう。
適合するラインは、PEラインなら0.5号から1号まで。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.6%になっています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて、高い感度体感することができました。
さすがは、エギングゲーム専用ロッド。
手元に伝わってくる情報が明確で、ボトムの地形変化や藻にスタックする感じが分かります。
そういう場所にちょい投げ釣り仕掛けを置き、誘いをかけるのに使いましょう。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
ロッドを立ててアタリを取り、アカササノハベラからの反応があればフッキング動作へ移行してみましょう。
もし根掛かりトラブルに見舞われても、無理やりロッドを煽るような行為はやめてください。
ブランクスやガイドを傷めてしまう恐れがあります。
シマノから発売されているエギングゲーム用スピニングロッド・セフィアBBシリーズのラインナップから、C3000番サイズのハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は6.0対1なので、ハンドル1巻きにつき89cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力は3.5kgで、最大ドラグ力は9.0kg。
ウエイトは225gで、スプール寸法は直径/ストロークが、47/17mm。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200m巻けます。
ハンドルアームの長さは55mmで、ボールベアリングは5個搭載されています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて操作性の高いスピニングリールだと感じました。
ハンドルの巻き心地は滑らかで、ローター回転もスムーズです。
ドラグのレスポンスも良好ですから、ラインを出しながら魚とのやり取りを楽しめます。
エギングゲーム専用機ですが、ちょい投げ釣りなどのエサ釣りにも転用しやすいでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
シマノからは、さまざまなスピニングリールがリリースされています。
エギングやアジング・シーバスゲーム専用機の中には、極めて汎用性の高いアイテムが含まれています。
特にセフィアBBシリーズは、その良好な操作性をエギングだけに使うのは、ちょっともったいないと感じていました。
ぜひ海釣りのさまざまなシーンに持ち出して、そのポテンシャルを存分に引き出してみてください。
アカササノハベラの特徴や習性・釣り方・食べ方や、おすすめのロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか?
外道と呼んでがっかりしているだけでは、もったいない魚です。
せっかく食い付いてくれたのだから、活かす方法を編み出しましょう。
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