24ツインパワー新登場!2024年待望の質実剛健スピニングリールを徹底チェック【シマノ】
待望の24ツインパワーが、2024年シマノからリリースされることになりました。 アルミニウムを用いた金属ローターに、HAGANEボディを組み合わせて、質実剛健なスピニングリールに仕上がって…
FISHING JAPAN 編集部シマノから、新しいPEラインが生まれます。
耐摩耗性を高め、適度なハリとコシでPEラインにありがちだったトラブルを抑えることに成功しました。
その名は、ハードブル8+。
どのようなスペックに仕上がっているのか、詳しくご紹介しましょう。
目次
ハードブル8+とは、2024年シマノからリリースされる、8本撚りのPEラインのことです。
選べる号数は、合計で9種類。
最も細いものから、0.6号・0.8号・1号・1.2号・1.5号・2号・3号・4号・5号・6号です。
長さは、100m・150m・200mの中から、自分の釣り方に合わせて選択するようにしましょう。
ハードブル8+には、Honeywell社が作り出したポリエチレン原糸・スペクトラを採用しています。
スペクトラは、鉄と比較すると約15倍の強度を持っていて、防弾チョッキや船舶用のロープなど、絶対的に強度が求められるシーンで使われている実績があります。
このスペクトラ素材を無数の繊維で構成するPEラインに活用することで、繊維1本1本を強くしているのです。
ハードブル8+に使われているスペクトラ繊維は、MX2工法でPEラインに仕上げられています。
原糸の太さがこれまでものより太いので、MX2工法にマッチします。
MX2工法とは、表層のフィラメント間を独自処理し、高結晶化層を形成させる工法のこと。
ラインの表面が硬化するのて、耐摩耗性の向上や低伸度化に貢献します。
出来上がったPEラインの表面には、シリコンコーティングが施されています。
それにより、水を弾きやすく、糸さばき性が向上しています。
ラインが摩耗するのは、カバーやストラクチャーなどが存在する水中です。
空気中だけでなく水中での耐摩耗性にもこだわって、ハードブル8+は開発されました。
現在の釣りシーン、特にルアーのキャスティングゲームでは、飛距離と感度を支えてくれるPEラインが欠かせません。
ナイロンやフロロカーボンといったモノフィラメントラインとは、直線強度が格段に違います。
PEラインなら号数を下げられますから、さまざまな釣り方に活用することもできます。
でも、擦れに弱いというデメリットを、長年解消できずにいました。
そこでハードブル8+の登場です。
前述のスペクトラ繊維+MX2工法によって、擦れに対する耐性をレベルアップしたのです。
また適度なハリとコシを与えることで、バックラッシュしにくいPEラインを作ることにも成功しました。
ボトムレンジを積極的に大胆にルアーで探っても、カンタンに破断しないPEラインの登場は、釣りのアプローチそのものを根底から変えてくれるかもしれません。
となると試してみたいのは、ショックリーダーラインを先端に結ばずに、カバー直撃アプローチを繰り返せるか?ということ。
ハードブル8+の表面がザラついてきたら、その部分だけカットして結び直し、ルアーの投入を続けられる展開になってほしいものです。
そうすれば、実釣中にショックリーダーラインを何度も結び換える手間が省け、テンポよくスピーディーにアプローチを続けられるでしょう。
いち早くハードブル8+を入手して、実釣で試してみます!
ハードブル8+を巻いてカバーやストラクチャーを撃っていくのに、おすすめのベイトリールをご紹介しましょう。
シマノのバンタムシリーズなら、高剛性のコアソリッドボディでPEラインの引っ張りに耐えてくれるでしょう。
シマノからリリースされているロープロファイルデザイン型ベイトリール・バンタムシリーズのラインナップから、ハイギア仕様を選んでみました。
ギア比は7.1対1なので、ハンドル1回転につき78cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、スプール寸法は直径が35mmで、幅が19mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。
ハードブル8+なら、3号から4号程度の太さなら、100mほど巻けるのではないでしょうか。
ウエイトは220gで、ハンドルの長さは42mm。
ボールベアリングは、8個搭載しています。
実際に手に取ってみると、とても姿勢が低くてパーミングしやすく、ハンドルの巻き心地は滑らかでした。
クラッチの切れもスムーズで、スプール回転も安定しています。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
ハードブル8+の気になる発売日は、2024年の3月を予定しています。
メーカー希望販売価格は、1,950円から3,600円です。
さまざまなシチュエーションでハードブル8+を実際に使ってみて、その使用感を既存のPEラインと比較してみましょう。
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