堤防からの釣りにマッチしたロッド特集！ルアーもエサも使ってみたい！

秋の堤防は、釣り人でいっぱいの日が続きます。

タチウオやイワシ・アジ・サゴシ・ハマチ・カマス・メッキ・サヨリ・シーバス・チヌ・ハゼなど、さまざまな魚がよく釣れるからでしょう。

どんなロッドを持ち込めば、オールラウンドにルアー釣りやエサ釣りを楽しめるのか、じっくり考えてみましょう。

秋の堤防で釣りをする際に、どんなロッドを用意すれば好釣果に恵まれるのでしょうか。

堤防は、足場の高い釣り場で、海水面から5m程度は離れています。

その足元まで深くなっているところが大半なので、さまざまな魚の回遊・接岸とぶつかることに。

例えば、タチウオ。

普段は深場で生息していますが、水温の下がる秋になると、一気に接岸してくる習性を持っています。

できればそんなタチウオを、たくさん釣ってみたいもの。

そこで必要になるのが、タチウオを迎撃するルアーや仕掛けを、ロングキャスト可能なロッドです。

ワインドゲーム用のロッドがあれば、各種ルアーはもちろん、テンヤ仕掛けにイワシなどのエサを付けたものも操れます。

もしワインドゲーム用のロッドを持っていなければ、別のキャスティング用ロッドを転用してみてはいかがでしょう。

おすすめは、イカを釣るためのエギングゲーム用スピニングロッドです。

本来はエギをキャストするためのロッドですが、軽さといい感度といい、グリップの握りやすさといい、他の用途に使わなきゃもったいない印象が強いです。

ガイドもラインが通りやすく作られているので、ライトラインによるロングキャストを容易に実践できるでしょう。

長さに注目してみると、8ftから9ftのブランクスが充実しています。

3.5号エギで20g前後ですから、タチウオ用のルアーやテンヤ仕掛けのウエイトと似通っています。

これならそのまま転用して、積極的にタチウオを釣ることができるはずです。

堤防からサビキ仕掛けでイワシを釣りたいなら、振出式の磯竿を使うことが多いですが、実際のところ全長3mもあれば、サビキ仕掛けをバーチカルに操ることが可能です。

となれば、全長3mのライトショアジキングゲーム用スピニングロッドを用意すれば、サビキ仕掛けを操りつつ、30g前後のメタルジグをロングキャストするのもOKです。

ジグサビキにすれば、沖合いを回遊している青物などを食わせることもできます。

それからもうひとつ、サビキ仕掛けで釣り上げたイワシをエサにして、泳がせ釣りを展開するのも面白いでしょう。

活きのいいイワシの背中に、太めの管付きバリを掛けて、フリーで海中を泳がせます。

その際のロッドには、全長3mのスピニングロッドがそのまま合います。

堤防には各種青物が近寄っていますし、ボトム付近を丁寧に探ると、ヒラメやマゴチが食い付いてくるかもしれません。

どれが掛かっても大型サイズの可能性が高いので、ランディングネットは必ず持参しましょう。

堤防で楽しめる釣りに対して、もっと柔軟に対応しようと考えたら、やはりアイテム数の多いシーバスゲーム用スピニングロッドを使いたいものです。

9ftから10ft程度の長さがあって、ウエイトが軽めなら、長時間の釣りにもしっかりマッチします。

ルアーを用いて繊細な誘いを繰り出せますし、ちょい投げ釣り仕掛けにエサを付けてキャストすれば、シロギス・ハゼ・各種ロックフィッシュなどを釣ることができるでしょう。

当然シーバスが掛かれば、丁寧に時間をかけてランディングすることが可能です。

錘負荷はあまり高くないので、重い仕掛けをキャストするのは控えてください。

手元に伝わってくる情報は、結構多くなりますから、釣れる魚の数も増えるでしょう。

堤防の釣りで活躍してくれるロッドに装着したくなる、おすすめのリールをご紹介しましょう。

操作性を高めたいならエギングゲームで使うような、軽いウエイトの3000番サイズのスピニングリールが扱いやすいかもしれません。

ロングキャストを徹底したいなら、太いラインにも対応しやすい4000番サイズのスピニングリールを選んでください。

ダイワから2023年にリリースされた汎用型スピニングリール・レガリスシリーズの中から、3000番サイズを選んでみました。

ギア比は6.2対1なので、ハンドル1回転につき93cmものラインを巻き取ることができるようになっています。

ウエイトは200gと軽めで、最大ドラグ力は10kg。

ラインキャパは、PEラインなら1.5号を170m、モノフィラメントラインなら10lbを120m巻けます。

ハンドルの長さは50mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。

実際に手に取ってみると、とても軽くて巻き心地の滑らかなスピニングリールに仕上がっていると感じました。

ラインキャパが多めなので、さまざまな釣り方に対応できるのが嬉しいです。

PEラインがメインになる場合、その先端には必ずショックリーダーラインを結ぶようにしましょう。

根ズレ対策になるのはもちろん、鋭い歯の魚にラインが一瞬で切られてしまうのを防いでくれます。

とはいえ、タチウオやサゴシを相手にするなら、ワイヤーリーダーの接続も視野に入れておいたほうが無難かもしれません。

実売価格は9千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

タチウオをメインターゲットにしながら、他の魚にも柔軟に対処できるでしょう。

ダイワから発売中の汎用型スピニングリール・レグザシリーズの中から、4000番サイズのエクストラハイギアモデルを選んでみました。

2023年にリリースされたスピニングリールで、最新のスペックが豊富に搭載されています。

ギア比は6.2対1ですから、ハンドル1巻きにつき99cmものラインを回収することができるようになっています。

最大ドラグ力は12kgで、ウエイトは255gです。

ボールベアリングは5個搭載されていて、ラインキャパはPEラインなら1.5号を200m巻けます。

ハンドルの長さは60mmです。

実際に手に取ってみると、とてもコンパクトで扱いやすい印象を持ちました。

ハンドルの巻き心地は滑らかそのもので、ローター回転もスムーズです。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に収まっています。

剛性感もしっかり備わっているので、大型の魚が掛かっても丁寧なやり取りでランディングできるはずです。

ロングキャストにも向いていますから、堤防から広範囲を探ってみてください。

レグザシリーズも該当しますが、スピニングリールの最新モデルは、とても軽くて剛性感のあるものが増えてきました。

低価格設定のものもスペックは高めですから、やってみたいと考えていた釣りに踏み込みやすいかもしれません。

4000番サイズのスピニングリールを持っていれば、流行りのショアジギングゲームやサーフゲームなども、しっかり楽しめるでしょう。

堤防の釣りで使えるロッドや、それに装着してみたいおすすめリールをご紹介しましたが、いかがでしたか？

足場の高いところが多いので、安全最優先で釣りをするように心がけてください。

ライフジャケットの着用は必須で、夜釣りになれば携行用のLEDライトも装備しましょう。

堤防に先行者が居る状態なら、じゅうぶん離れた場所でロッドを振りましょう。