釣り方をマスターして海釣りを満喫したい!初心者におすすめのアプローチとは
魚の釣り方って初心者の人にしてみれば、とんでもなく難しいものに思えます。 どこにいるか分からない魚を、どうやって食わせればいいのか? 釣れない時間が続けば続くほど、そのハード…
FISHING JAPAN 編集部防波堤でサビキ釣りをしていると、仕掛けの真横を悠々と通り過ぎていく大型魚の姿が。
その頭部には、大きなコブのようなものが張り出しています。
正体は、コブダイ。
ひょうきんな顔つきからは想像もできないほど、よく暴れ、引いてくれます。
そんなコブダイの特徴や釣り方について、分かりやすくご紹介しましょう。
目次
コブダイとは、スズキ目ベラ科の海水魚のことです。
なんと鯛ではなく、ベラの仲間だったのです。
体長は、50cmぐらいまでが幼魚・若魚だと考えてください。
そこから1mを超えるぐらいまで、大きく成長する特徴を持っています。
沿岸部に生息しているので、漁港などの防波堤・一文字の岸壁を上から見下ろしていると、悠々と泳いでいく姿を発見することができます。
人間を見慣れているのか、こちらを見てすっ飛んで逃げていくコブダイに、出会ったことがありません。
漁船をつないでいるロープに顔を向けて、サスペンドしているところもよく見かけます。
コブダイの口からは、鋭くて厚みのある歯が見え隠れしていますから、岸壁に付着した貝類を殻ごと噛み砕いて食べているのでしょう。
となると、コブダイの釣り方は、そういった貝類をエサにしたエサ釣りスタイルがベターかもしれません。
ちなみに、シーバス用のミノーやシンペンに食い付いてきたことがあったのですが、見事にトレブルフックが圧し潰されてしまいました。
コブダイの噛むチカラに対抗するには、それなりのエサ釣り仕掛けが要ることになります。
まずは、フックから。
おすすめは、底物釣り用の管付き石鯛バリでしょう。
さまざまなサイズが販売されていますから、狙うコブダイの大きさに合わせて選んでみてください。
フックに結ぶハリスは、60lb以上の強度のあるものがマッチします。
仕掛けは、足元の岸壁に落とし込むのですから、オモリとフックをヘビキャロの状態にします。
エサ釣りでいえば、ブッコミ仕掛けでしょうか。
ただし、潮の流れが足元にはない状況なら、さほど重いオモリは付けなくてかまいません。
フックにエサだけ付けて、そのまま沈めていくのもアリでしょう。
ロッドは、Hパワー以上のベイトロッドにして、リールは中型クラスのベイトリールを装着してください。
ベイトリールには、5号以上のPEラインを豊富に巻いて、先端にショックリーダーラインも結ぶようにしましょう。
以前、3号のPEラインに60lbのショックリーダーラインを結んでアプローチしたことがありましたが、カンタンに切られてしまいました。
コブダイ、なかなか手ごわいです!
コブダイに用いるエサは、何がいいのでしょうか?
釣り場で採取できる貝類でかまわないのですが、防波堤の岸壁だと手が届きません。
事前に購入して、用意しておくことをおすすめします。
いろいろ試してみたのですが、魚の切り身はあまりよくありませんでした。
ホタテなどの貝類をスーパーで購入し、いろいろ試してみました。
牡蠣に対する反応はとても良いのですが、エサ盗りのフグなどが寄って来て、すぐに食べられてしまいます。
そこで用意するのが、磯釣り用の撒きエサ。
これを見つけたコブダイから離れた場所に撒いておき、エサ盗り魚を集めてしまうのです。
そうすれば、コブダイの泳いでいる口元へ、貝類の付いた仕掛けを投入して釣りを始めることができます。
実際にコブダイを掛けてみました。
もぐもぐとエサの貝を食べているのを観察し、そろそろかな?というタイミングで強めのフッキング。
自分の口元に衝撃が走った瞬間に、コブダイは暴れ出します。
青物のようにすっ飛んで逃げるというより、下へ向かって突っ込むほうが多いかもしれません。
ロッドは、バットからへし曲がり、ラインがキリキリと音を立てます。
水面へ向かって浮かび上がらせようとしても、しばらくの間は微動だにしないのです。
ロッドが折れてしまうんじゃないか、もしくはガイドが皆外れるんじゃないかと感じました。
10分ほどして、やっと水面にコブダイの姿が見えたときは、ほっとしましたが、そこからでも再度潜ろうとします。
アングラーに求められるのは体力と、丈夫で大きなサイズのランディングネットでしょう。
モーリス VARIVAS(バリバス) リーダー オーシャンレコードショックリーダー ナイロン 50m 12号 50lb ミスティーパープル
コブダイをエサ釣りで掛けるのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
石鯛用の底物タックルを用意したこともあったのですが、手持ちで持ち歩くには少々長くてたいへんです。
そこでおすすめなのが、ルアーキャスティング用のベイトタックル。
Hパワー以上のビッグベイト用ロッドや、タコ釣り用ロッドなら、上手く転用できるでしょう。
リールは、中型サイズで太いラインを豊富に巻ける、頑丈なベイトリールがマッチします。
シマノ(SHIMANO) ボートシーバス ベイトロッド 23 ムーンショットBS B63H
シマノからリリースされているボートシーバス用ベイトロッド・ムーンショットBSシリーズの中から、B63Hを選んでみました。
全長は1.91mと、ショートレングスで取り回ししやすくなっています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は98.2cmです。
ウエイトは120gと軽めで、ブランクスの先径は2.0mm。
適合できるルアーウエイトは、最大130gまで。
適合できるラインは、PEラインなら最大5号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.4%に設計されています。
実際に手に取って使ってみると、とても張りのあるブランクスに仕上がっていました。
ボートシーバスで100gを超えるビッグベイトをキャスト、90cmクラスのランカーシーバスを掛けても、平然と取り込むことができたので、コブダイ釣りにも試してみたのです。
結果は、60cmクラスのコブダイなら、楽に水面まで浮かせることができました。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 23 カルカッタコンクエスト MD 400XG (右ハンドル) ルアーキャスティング
シマノから発売中の丸型ベイトリール・カルカッタコンクエストシリーズの中から、400番サイズのエクストラハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は7.5対1ですから、ハンドル1回転につき101cmのラインを回収することができるようになっています。
最大ドラグ力は8kgで、ハンドルの長さは45mm。
ウエイトは340gで、スプール寸法は、直径が43mm、幅が30.5mm。
ラインキャパは、PEラインなら5号を210m、モノフィラメントラインなら25lbを200m巻けます。
ボールベアリングは、11個搭載しています。
実際に手に取ってみると、ガッシリした剛性感が伝わってくる仕上がりになっていました。
巻き心地は滑らかで、クラッチの切れもスムーズ。
スプール回転は軽快そのもので、仕掛けを遠目に投入することも可能です。
実売価格は5万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。
PEラインの5号以上をスプールに巻いて、ショックリーダーラインをふたヒロほど装着してから、アプローチをスタートしてください。
コブダイの習性や釣り方・仕掛け・エサ、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
防波堤なら足場はしっかりしていますが、雨で濡れているときは滑るので注意してください。
太めの柄を装着した、大きな網枠のランディングネットを用意しておけば、慌てずにコブダイを取り込めるでしょう。
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