リーダーの結び方を習得しよう!カンタンにできるノットや最強ノットをピックアップ
釣り場ではリーダーとメインラインをつなげる必要が出てきました。 室内での明るい照明の下だったら上手に結べるのに、野外で失敗してしまう人が少なくないですよね。 これを解決するために…
FISHING JAPAN 編集部PEライン全盛の昨今ですから、その弱さをカバーするために先端に結ぶショックリーダーラインは不可欠です。
でも具体的にどんな効果が得られるのか、知っていますか?
ここでは、今更聞けないショックリーダーラインの効能について深掘りしてみましょう。
目次
ショックリーダーラインとは、モノフィラメントライン=単一構造のフロロカーボンラインやナイロンラインのことで、PEラインの弱点をカバーするために使われています。
その先端に結んで、ルアーとの仲介役を担っているわけです。
そもそもPEラインに弱点など無ければ、全く要らない存在ですから、今後PEラインが進化を遂げれば無くなるかもしれません。
となると気になるのは、PEラインの弱点です。
ここを紐解いていくと、ショックリーダーラインの存在価値が見えてくるでしょう。
PEラインは、伸びがほとんど無い撚り糸です。
感度はバツグンで、フッキングパワーを伝えやすいメリットを持っているものの、大きな魚を掛けたときの持久戦にトラブルが発生しがちになります。
例えば、1mのシーバスをPEラインのみで掛けたとしましょう。
グイグイ引っ張られても、強度の高いPEラインはしっかり耐えてくれます。
でも、シーバスが反転したり跳ねたりして、エラやヒレに触れた瞬間!
プツンとカンタンに切れてしまうことがあるのです。
これはPEラインが撚り糸であるからで、何本かの原糸のうち、1本でもエラやヒレに擦れて切れると、ライン全体のパワーバランスが総崩れしてしまうからです。
8本の原糸が集まって1本のPEラインを構成している場合、7本の原糸が無事でも1本破断したら、プツリです。
これでは釣りが成立しないので、弱点を補うべく、1mのシーバスが触れそうな部分には別のライン、つまり単一構造のモノフィラメントラインを据えよう!となったのです。
それが、ショックリーダーラインだと考えてください。
1mのシーバスが暴れたとき、そのヒレがPEラインに触れないようにしようとすれば、1mより長いショックリーダーラインが要ります。
ターゲットにする魚の体長や暴れっぷりに合わせて、ショックリーダーラインの長さを確定すれば、トラブルはグッと減るでしょう。
当然アジはシーバスより小さいので、ショックリーダーラインも短くて済みます。
あと決めなければならないのは、太さです。
昔は、PEラインの強度に合わせて、ショックリーダーラインの太さを決めていました。
めっちゃ太くなるわけですが、キャストしにくく、結び目の上部分でPEラインがヨレ出したりします。
大きな負荷がかからないアジングやメバリングなら、細めのショックリーダーラインでじゅうぶんでしょう。
強度がPEラインより明らかに落ちますが、根ズレ・擦れなどには耐えられるので、それでじゅうぶんと考えてください。
ショックリーダーラインにモノフィラメントラインを用いますが、その種類は2つあります。
ひとつは、ナイロンライン。
よく伸びるので、ショックを吸収するのに向いています。
でも比重が低く、水中で浮き上がろうとしますし、水分を吸収して劣化が早いのが難点。
そこをカバーしてくれるのが、もうひとつのフロロカーボンラインです。
こちらはほとんど伸びませんし、比重が高く、ボトムへ向かって沈もうとします。
しかも水分を吸収しようとしませんから、劣化スピードはかなり遅いです。
しなやかさはナイロンラインに分があるものの、それを必要としないアプローチでは、フロロカーボンラインのほうが扱いやすいでしょう。
ショックリーダーラインとPEラインの結び方には、さまざまな方法が用意されています。
上手く結束できなければ、魚が掛かった瞬間にすっぽ抜けてしまうことに。
それではいつまで経っても魚を釣り上げることができませんから、ショックリーダーラインとPEラインの結び方を完璧に習得しなければなりません。
FGノットや10秒ノットなど、動画サイトで結び方の解説をおこなっていますから、それを参考に観ながらマスターしましょう。
釣り場が暗がりの場合、手元が見えにくく結びづらくなるので、携行用LEDライトを持参するのを忘れないでください。
リーダーの結び方を習得しよう!カンタンにできるノットや最強ノットをピックアップ
釣り場ではリーダーとメインラインをつなげる必要が出てきました。 室内での明るい照明の下だったら上手に結べるのに、野外で失敗してしまう人が少なくないですよね。 これを解決するために…
FISHING JAPAN 編集部実際に使ってみて扱いやすいと感じた、おすすめのショックリーダーラインをご紹介しましょう。
まずは、ナイロンラインから。
クセが付きにくくしなやかで、結びやすいと感じたものはこちらです。
モーリス(MORRIS) ショックリーダー バリバス VEP ナイロン 50m 5号 20lb ナチュラル
バリバスブランドからリリースされている、ナイロン素材のショックリーダーラインです。
ナチュラルカラーで水に解け込みやすく、あまり目立たないので魚に気づかれにくいのが特徴です。
しっかりと伸びてくれますから、強い引きがあってもじゅうぶんに耐えられます。
ソルトウォーターゲームで使うときは、表層をルアーで攪拌するケースが多くなるでしょうか。
例えば、トップウォータープラグのダイビングペンシルベイト。
ロッドワークを繰り出しながら、ドッグウォークやダイブを演出します。
その際に表層をキープしたければ、比重の低いナイロン素材が効いてくるでしょう。
大型の青物が掛かって豪快に走られても、その衝撃をナイロンの伸びが吸収し、破断トラブルを防いでくれます。
ただし、ナイロンは水分を吸収しますし、紫外線による劣化も進みます。
あまり長く同じショックリーダーラインを使い続けるのではなく、ひんぱんに結び換えておくほうが、好釣果につながるでしょう。
実売価格は千円以下と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
太さの異なる複数種類をストックしておくと、さまざまなシチュエーションに対応できます。
スプール上のラインを保護するためにも、スプールバンドで上からソフトに押さえておきましょう。
シマノ(SHIMANO) フロロライン セフィア マスターフロロリーダー 30m 1.75号 クリア エギング フロロカーボン
シマノから発売中のフロロカーボン素材を用いた、エギングゲーム用のショックリーダーラインです。
0.6号前後のPEラインを多用する場合には、2号程度のショックリーダーラインを結ぶことが多いですが、このアイテムなら一段細い号数でハランス取りできます。
つまり強度がとても高く、細い号数でも釣りが成立するわけです。
潮の流れの早いシチュエーションや、風の強い日のキャストに、プラス要素として働くでしょう。
実際にバス釣りに使ってみました。
セットしたのは、ストレートワームのネコリグで、水深7m程度の沈下物や藻・地形変化などを丁寧に探っていきます。
地形変化にワームがスタックしたことが、即座に手元に伝わってきますし、スタックによる根ズレ・コスレにもしっかり対応できます。
ショックリーダーラインの表面をチェックしても、ほとんどザラついていませんから、破断の心配は要らないでしょう。
実売価格は千円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
もちろんエギングゲームやアジング・メバリング・チニングなどにも、幅広く活用できる優れたショックリーダーラインです。
ショックリーダーラインの特徴や結び方、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
素材の違いを把握して上手く使い分けすれば、さまざまな釣り方に応用し好釣果を期待できるでしょう。
ノットの強度を上げるためにも、日頃からショックリーダーラインの結び方の練習をおこなっておきたいものです。
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