タナゴ釣りの竿ってどれを選べばいいの?釣り方やおすすめロッド特集
自宅近くの河川や水路などで、その小さな姿を見かける、タナゴ。 釣り対象魚としては、かなり小型の魚に分類されますが、熱烈なタナゴ釣りファンが多くいますよ。 手軽に楽しめて、その…
FISHING JAPAN 編集部淡水に棲む小魚を延べ竿で狙う釣り方が、多くの人に実践され広まっています。
特にタナゴは、その種類が豊富ですから、釣りの対象魚として人気が衰えを見せません。
中でもカネヒラは、その婚姻色が美しいことで知られています。
ここでは、カネヒラの特徴や釣り方について、深掘りしてみましょう。
「どんな場所でも淡水なら釣ることができるのかな?」
穏やかな流れのある小河川や水路が向いているかもしれませんね。
藻が生い茂っているところを見つけたら、足をとめてじっくり観察し、タナゴのさまざまな種類を探してみましょう。
カネヒラが混じっているかもしれませんよ。
目次
タナゴの豊富な種類は、外来のものも含めると18種類に及ぶとされています。
中でもカネヒラは、秋に婚姻色を発する珍しいタナゴで、釣り対象魚としてはもちろん、鑑賞飼育用としても人気が高いことで知られていますよ。
カネヒラは、コイ目コイ科タナゴ属に含まれています。
他のタナゴよりも大きく育つ印象が強く、およそ15センチ前後にまで成長するでしょうか。
タナゴの種類としては、最大サイズといえそうです。
カネヒラの体型は、体高があって側面の面積が広い感じ。
産卵期になると、体色に大きな変化が現れますから、それを狙って釣り人が増えるのは毎年の流れとなっています。
カネヒラは、秋になると産卵しますよ。
それに合わせて、秋に体色が変化を始めます。
具体的には、9月に入ってから冬を迎える12月ぐらいまででしょうか。
カネヒラを釣るのも、この時期になるわけです。
釣り方として、まず始めにおこないたいのが、釣り場選びです。
あちこちの淡水エリアで見つけられるものではなく、じっくりと探す必要がありますよ。
水田や畑が隣接しているような、農地近くに足を運んでください。
灌漑用の水路が縦横に走っていて、さほど足場が高くなければ、カネヒラ釣りに向いています。
そっと近づいて、姿勢を低くします。
岸際で伸びている草木のそばでかがむようにして、自分の気配が水辺に伝わらないようにしましょう。
その姿勢のまま覗き込み、水面に藻を見つけることができたらバッチリ。
少しでも水の流れがあるようなら、なお好条件な釣り場になり得るでしょう。
藻が水の流れになびいて、伸びている先端側を注視。
小魚がキラめいている姿を発見したら、そこに釣り座をかまえるようにしたいですね。
座るためのパイプイスを取り出して、水辺を前にして座ってみてください。
日陰のほうが長時間釣りを楽しめるので、そばに木などの背の高いものがある場所がいいでしょう。
タナゴの豊富な種類の中からカネヒラを釣るには、数釣りに徹することがベターです。
たくさん小魚を釣っていきながら、カネヒラに遭遇する展開に持ち込みましょう。
用意する釣りタックルは、延べ竿に道糸・玉ウキ・仕掛けです。
釣具店には、全てセットになったタナゴ釣り用仕掛けが販売されていますから、それを利用してもいいですよ。
ただし、ハリが引っ掛かって切れてしまうことがあるので、交換用にハリス付きのハリも用意しておきたいですね。
ハエスレの2号サイズで、ハリスが0.2号前後なら、カネヒラ釣りに適しています。
タナゴ釣りには、餌が必要です。
市販の練り餌でもかまいませんが、自宅で餌を自作して持参するのも楽しいですよ。
作り方はカンタン、卵を用意して黄身を取り出します。
そこに小麦粉もしくはホットケーキミックスの粉を加えて、かき混ぜてください。
シャバシャバの状態よりも、粘りのあるほうが餌として使いやすいですよ。
それをビニール袋や小型ケースに入れて、釣り場へ持ち込めばOKです。
ハリ先に引っ掛ける程度の量でも、じゅうぶんカネヒラを引き寄せてくれるでしょう。
タナゴのカネヒラ釣りに使ってみたくなる、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
足場があまり高くない釣り場なら、短めの延べ竿で対応可能です。
手返しもよくなりますから、数釣りのスピードアップにもつながりますよ。
あまりに硬い調子のブランクスを選んでしまうと、せっかくのカネヒラをバラしてしまうかも。
穂先が柔軟に曲がり込んで、全体的に美しい弧を描くような延べ竿を選びたいですね。
PRO TRUST(プロトラスト) 楽釣(らくちょう) タナゴ万能 120
プロトラストブランドからリリースされている、タナゴ釣りに適した万能延べ竿です。
軽くて短いですから、取り回しよく操作できるのが、大きなメリットといえるでしょう。
全長は120センチなので、足場の高くない釣り場で活用してください。
継数は4本の振出式になっていて、仕舞寸法はたったの40センチ。
これならタックルバッグやデイパックに入れて、あちこちの釣り場へ持ち運びしやすいですね。
先径は1.0ミリで元径は7.6ミリと細めです。
自重は30グラムしかありませんから、長い時間カネヒラを狙っていても疲れにくいでしょう。
ブランクスのカーボン素材含有率は0パーセントで、グラス素材で出来ています。
グラスはとてもよく曲がる素材なので、カネヒラなどの小魚の引きにも、柔軟に追従してくれますよ。
実際に手にしてみると、軽くて振りやすい印象です。
しっかり正確に、狙ったポイントへ仕掛けを届けられますから、操作性はバッチリでしょう。
玉ウキの動きを見ながら、確実にラインが引っ張られた後で、アワセを入れてください。
強く延べ竿を振り上げる必要はなく、手首を返して立てる程度でOKです。
実売価格は千円台と、とても安い価格帯に抑えられていますよ。
グラス素材は元々低価格ですから、この価格帯に収まるのでしょう。
継目に餌などが付着すると、収納の際に上手く縮められないかもしれません。
水を付けて拭き取りをしてから、収納するように心がけてください。
もし大型サイズの魚が掛かっても、慌てずに弱るのを待ちましょう。
グラス素材のブランクスには粘りがありますから、耐え切れる確率のほうが高いですよ。
ささめ針から発売中の、淡水魚用ウキ釣り仕掛けです。
替えハリも付いているので、釣り場で扱いやすいでしょう。
延べ竿の長さに合わせて、道糸部分をカットして調整してみてください。
ハリが大き過ぎるようなら、別にハリス付きのハリ仕掛けを持参しておくと、対応しやすいですよ。
実際にフィールドで使ってみると、仕掛けそのものは取り出しがカンタン。
すぐにタナゴ釣りを始められるので、家族や仲間のぶんも購入しておいて、いつでも釣りに出かけられるようにしておきたいですね。
各ラインは強くて、すぐに切れてしまうようなトラブルはありませんでした。
複数匹釣り上げてもそのままの状態をキープ、仕掛け巻きを持参しておけば、それに巻き付けて時間五の釣りまで保管しておけるでしょう。
実売価格は200円台と、とても低価格な設定に収まっています。
初めて釣りをする人にも、おすすめの釣りスタイルといえそうですね。
釣れたタナゴや小魚は、透明なバケツに水を入れて泳がせてみてください。
カネヒラを間近で観察すると、その美しさに感動するのは間違いありません。
美しい婚姻色は、9月以降の秋に見ることができます。
タナゴ釣りを理解しつつ、カネヒラの姿を探しましょう。
釣りの方法とおすすめのタックルについて説明しましたが、いかがでしょうか?
簡単に始められる釣りスタイルなので、初めての方もぜひ挑戦してみてくださいね!
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