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ハリスってどれを選べはいいの?素材の種類や結び方を知りたい

FISHING JAPAN 編集部

餌釣りを楽しみたいときに、いろいろと習得しなければならないスキルがあります。

最初にぶち当たるのが、ハリスと針の結び方でしょうか。

そもそもハリスというラインの選び方すら、よく分からないという人も結構いますよ。

ここでは、ハリスの素材や結び方についてご紹介します。

「ショックリーダーを購入したつもりが、ハリスってパッケージに書いてあるんだよ!」

そういう人もかなり多いですよね。

そのままハリスをショックリーダーとして使えますから、心配しないでくださいね。

ハリスに使われている素材をチェック!

ハリスとは、釣り針に直接結んであるラインのことです。

魚に最も近い場所にあるラインですから、しっかり見られている可能性は高いでしょう。

水に溶け込むようなカモフラージュ効果を配色に施したり、素材の透明感を活かして存在感を消したりしているものが多いですね。

魚の歯は鋭いですから、針や餌と一緒に飲み込まれて擦れるケースも想定して作られています。

カンタンにプッツリ切れてしまうようでは、ハリスの役割を果たしているとはいえないからです。

当然魚の歯以外のものとも、ひんぱんに擦れますよ。

例えば、釣り場に点在する石や岩・コンクリート護岸・沈木・ロープなど。

これらの表面はどれもザラザラで、ハリスの耐久性に挑戦状を叩きつけてくるものばかり。

一度擦れたぐらいで破断してしまったら、釣りは成り立ちませんから、ハリスは粘り強く耐えてくれます。

そんなハリスに使われている素材は、どんな性質のものなのか注目してみましょう。

①フロロカーボン

ハリスには、フロロカーボン素材を採用している製品がとても多いです。

理由はシンプルで、水中での沈みが素早くて、擦れに強く切れにくいから。

フロロカーボンは、比重の高い成分で作られています。

水に落としてみると、じんわり水没して、中層にとどまらずに底を目指して沈んでいきますよ。

こうなることで先端に結ばれている針と餌を、狙ったスポットへ送り込みやすくなるのです。

ロッドを動かしてラインにテンションを与えれば、仕掛けそのものの移動もやりやすく、伸びが抑えられているのでアタリもとらえやすいでしょう。

また、フロロカーボンは水中でとても見えにくい特徴を持っています。

餌につながっているのが分からなければ、魚は警戒心を解いて食い付いてくるはず。

好釣果を引き出すのにも役立っているのが、フロロカーボンといえるのです。

ハリスにナイロンを使うケースも!

②ナイロン

ハリスにナイロンラインを使うケースは、ずいぶんと減ってきたのではないでしょうか。

根ズレに強いので、ハリスに太さの要素が求められるケースでは有効かもしれません。

あとは比重が低いので、水中で浮き上がり気味ですし、潮の流れにも乗りやすい特徴があります。

そういうシチョエーションで使いたいときに、ナイロンを取り出して使うようにしましょう。

ただし、よく伸びて水を吸収する素材なので、感度は低めで耐久性はフロロカーボンより劣ると考えてください。

ひんぱんに取り換えることを想定して、地形変化の激しい場所などで使ってみましょう。

伸びを抑えたエステルを用いるシチュエーションとは?

③エステル

投げ釣り仕掛けや、船釣りの胴付き仕掛けなどに、エステルラインがハリスとして使われることがあります。

直線状態を引き出しやすいものの、急に負荷が掛かるとプッツリ切れてしまうことがあるので、注意しながら使わなければなりません。

伸びが抑えられているということは、クッション性が欠如しているということ。

感度はアップするものの、破断に対する準備と対策が求められるラインです。

ハリスと針の結び方は、外掛け結びがポピュラーですから、動画を観ながら習得しましょう。

ハリスと針の結び方を丁寧に解説している動画はこちら

豊富なラインナップが揃っているハリス!おすすめのアイテムを選んでみた

数多く製品がリリースされているハリスの中から、扱いやすいものを取り上げてみましょう。

実際に使ってみて、針に結びやすく破断しづらいものを選んでみました。

太さ=号数によって使用感は変わってきますから、自分の好みのハリスを探し出すのも、釣りの楽しみ方のひとつといえるかもしれません。

シーガー(Seaguar) ハリス シーガー グランドマックスFX 60m 1号 クリア

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クレハからリリースされている、フロロカーボン素材のハリスです。

60メートル巻きと容量が多めなので、長く使えるのが嬉しいですね。

注目すべきは、そのしなやかさで、まるでフロロカーボンとは思えないほどのソフトなしなやかさを伴なっています。

しかも、針との結び目が強く、負荷が掛かっても結び目で飛ぶようなケースは、かなり抑えられていますよ。

比重は当然高いので、水中への沈み込みはスムーズ。

さまざまな釣り場で活躍してくれるのは、間違いないでしょう。

実売価格は千円台と、ハリスとしては高額な設定になっています。

そのぶん破断しにくいという安心感が得られますから、ぜひ使ってみてもらいたいですね。

ハリスの特徴や結び方を把握して釣りを楽しもう!

ハリスの特徴や素材の種類・針との結び方や、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?

異なる号数を持つようにして、どれくらいの太さまで魚からの負荷に耐えられるのか、自分で試してみるのがいいでしょう。

ハリスの限界を知れば、釣りを組み立てやすくなりますよ。

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