リールへラインを巻くときってどうしてる?ラインの巻き方を詳しくチェック
皆さんは購入したリールにラインを巻くとき、いつもどうしていますか? 「釣具店さんにお任せで巻いてもらっている」という人は意外と多いかもしれません。 しかし、いざ釣り場でライン…
FISHING JAPAN 編集部最近流行りのアジングやエギング・シーバスゲーム・バス釣りなどでは、PEラインが欠かせないアイテムになっています。
よく使われる理由は、太さとそれによる強度。
そういった要素が、釣りにどのような影響を与えるのか、じっくりチェックしてみましょう。
「PEラインって透明じゃないよね。魚にバレちゃうんじゃないの?」
その通り!PEラインを用いる際には、魚にラインの存在をバレにくくする対策も必要になってきます。
PEラインの先端にナイロンやフロロカーボンといった透明のモノフィラメントラインを結んで、根ズレや魚の警戒心を抑える対策を講じていますよ。
目次
PEラインとは、撚り糸のことです。
シンプルに1本の原糸で作られているラインではありません。
頭の中にイメージしてもらいたいのは、服などに用いる裁縫用の糸。
小さなボビンに巻かれていて、さまざまなカラーが施されていますよね。
あれを針の穴に通す際に、二股に分かれてしまった経験があるかと。
構造が撚り糸だからこそ、撚りが解けてしまう瞬間を見ることができたわけです。
これと同じ構造を持っているのが、釣りに使われるPEラインということになります。
4本以上の原糸を束ねて正確に撚り合わせているので、引っ張ったときの強度が、1本単体のときよりアップしますよ。
となると、どんなメリットが発生するのでしょう?
「引っ張りに強いってことは、いつも使っているラインより細くしても、同じサイズの魚に耐えられるんじゃないの?」
まさにその通りで、例えばナイロンラインの3号とPEラインの3号なら、PEラインのほうが同じ太さなのに遥かに強度は上。
そんなに違いがハッキリしているのなら、強度を同じ程度に揃えれば、PEラインのほうがより細いものを実釣で使えることになるわけです。
「ラインの太さをいつもより細くしても、強度が変わらないのはありがたいよね!」
PEラインによって細いラインが使えるようになることで、釣りそのものが激変しますよ。
まずは、飛距離。
仕掛けやルアーをキャストする際、遠くの沖合いのポイントなどに届かせたいですよね。
従来のナイロンラインなどでは、太さが空気抵抗となって飛距離が落ちてしまっていました。
それがPEラインなら圧倒的な飛距離の伸びで、これまで探れなかった遠くのポイントもくまなくチェックすることが可能になります。
つまり、もっとたくさんの魚が釣れるようになるわけです。
PEラインを活用すれば、魚のアタリを感じ取りやすくなります。
手元の感触が高まって、ピン!と微細なアタリも即座にキャッチし、フッキングへの移行が容易になるでしょう。
魚のアタリが理解しやすくなるため、引っ掛かりなどの初期段階での変化も手元にすぐに反映されますよ。
大きな根掛かりを防ぐ前に対処できるので、タックルやルアーのロスト削減に向けて進めます。
慣れるまでは何度も試すことになるでしょうが、PEラインの高感度を活かすことができれば、釣りのスキルが確実に成長するでしょう。
ロッドを垂直に立ててPEラインを操作することで、スラックやテンションを巧みに使うことができます。
アタリをフッキングする際や、引っ掛かりを外す時に必要な技術ですので、フィールドで身につけてみましょう。
PEラインの強度や感度を利用して、実践したい釣り方をご紹介します。
まずは、エギング。
アオリイカやコウイカなどを釣るために、エギをフォール姿勢で操るのですが、ラインに伸びのほとんど無いPEラインなら操作性が高まります。
フォールなら、アジングでも多用しますから、PEラインとの相性はバツグンでしょう。
エギングには0.6号前後の太さのPEラインをおすすめします。
0.6号という太さでも、強度はなんと12ポンド前後に及んでいるものがほとんど。
これなら大型のアオリイカが掛かっても安心ですよね。
アジングにおすすめのPEラインなら、0.4号より細いものでしょうか。
シーバスゲーム用なら、1号前後の太さで対処できますよ。
それでは初心者アングラーにおすすめのPEラインを取り上げてみましょう。
1種類の太さで全ての海釣りを楽しむことはできませんから、エギングやシーバスゲーム・チニングなどに活用できる0.8号タイプなら、こちらはいかがでしょうか。
しなやかで視認性が高く、エギ・ルアーの操作性も上々ですよ。
VARIVAS(バリバス) ライン マックスパワーPE X8 ライムグリーン 150m 0.8号
バリバスブランドからリリースされている、原糸8本撚りタイプのPEラインです。
バリバスのラインは全般的にしなやかで使い勝手がよく、ライントラブルをしっかり抑えてくれるものが多いですね。
こちらは、マックスパワー原糸を採用していて、強度と細さがバツグンの出来映えです。
特殊表面フッ素加工=SP-F加工が施されているので、滑らかさと高い耐久性が安心感を与えてくれますよ。
太さは0.8号で、強度は16.7ポンドもあります。
ラインのカラーは、ライムグリーン1色。
とてもシンプルですが、視認性が極めて高く、暗がりでも日中でもラインの動きに対処しやすいですね。
実際に使ってみると、スピニングリールのスプールへの馴染みが早く、キャストの際に大量に放出してしまうようなトラブルは皆無ですね。
イカや魚が掛かった際、独特の糸鳴りがしますが、じゅうぶんに耐えてくれるのでランディング作業もラクラク。
飛距離の伸びはスムーズで、軽くキャストしても意図したポイントまで届いてくれるイメージがあります。
色抜けは遅めで、撚りのほつれも多発するわけではなく、岩礁やコンクリートに擦ってもいきなり毛羽立つようなことはありませんでした。
実売価格は2千円台と、やや高めな価格設定になっています。
以前のPEラインはこの価格帯だったので、特に高過ぎる印象はありませんが、現在のPEラインの販売額が軒並み下がっているので、検討のしどころではありますよね。
価格に見合ったスペックを、じゅうぶんに保持しているラインですから、一度使ってみてはいかがでしょうか。
ショックリーダーラインとの結節もやりやすく、ラインブレイク等のトラブルもきっちり抑えられていますよ。
若干滑り気味になるので、丁寧なノットの仕上げをおこなうようにしてください。
DUEL(デュエル) PEライン 0.2号 アーマード F アジ・メバル 100M0.2号 MP ミルキーピンク アジ・メバル H4125-MP
デュエルから提供されている、アジング・メバリングゲーム専用のPEラインです。
特殊なコーティング技術を用い、スーパーPEラインを特殊ポリエチレン樹脂で包み込んでいます。
表面だけでなく、深部まで浸透するので、モノフィラメントラインと類似した使用感が得られます。
ラインの太さは0.2号、強度は4ポンド、そして最大直線強力は2キロとなっています。
試してみると、スリムながらも伸びがしっかり抑制されていて、感度は非常に優れていると感じます。
飛距離も素晴らしく、軽めのジグ単や鉄板系バイブレーションルアー・スプーンルアーなどでも、よく飛びます。
比重がぴったり1.0に設定されているので、キャストの際にでる糸フケが簡単に解消され、水面への落下が良好です。
ラインメンディングも迅速に実施できるので、アジやメバルのバイトを捉えやすくなります。
価格は800円程度と、非常にリーズナブルな価格帯に設定されています。
このPEラインを使うと、まるで細いフロロカーボンラインを操作しているような感覚があります。
コンクリートや岩場に触れても、容易に破断しないのも大きな魅力と言えます。
ショックリーダーラインとのノットは、丁寧に結ぶことをおすすめします。
PEラインの太さや使い方、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
釣具店にはたくさんのPEラインが並んでいて、どれを選ぼうか迷ってしまいますよね。
まずは自分が狙いたい対象魚を絞り込んで、その魚にマッチした太さのPEラインに絞り込んでみましょう。
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