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キュウセンってどんな魚か知ってる?餌取り名人は意外と美味!釣り方をチェック

FISHING JAPAN 編集部

投げ釣りでシロギスを狙っていると、何やらコココッと細かなアタリが・・。

ロッドを立てて寄せてみても、さほど暴れずに寄ってくる正体は、鮮やかな緑色をしたキュウセンでした。

皆さんもキュウセンを釣った経験はありませんか?

ここでは、その特徴や生態・釣り方についてご紹介しましょう。

「キュウセンって美味しいのかな?」

ヌメリ強めで小骨が多めですが、上手くさばけば刺身にして食べたいですね。

とても美味な白身で、キュウセン狙いの釣りに出かけたくなるかもしれませんよ。

キュウセンとは

キュウセンとは、スズキ目ベラ亜目ベラ科キュウセン属に分類されている海水魚のことです。

「なんだ、ベラじゃん!」

その通り!西日本ではベラとしてよく知られていて人気があり、東日本ではあまり釣り対象魚としては見られていない感があります。

キュウセンの生息域は、北海道から九州までの日本海・東シナ海沿岸エリアです。

太平洋や瀬戸内海・有明海でも、その姿を見ることができますよ。

海外では朝鮮半島の南岸や東岸、済州島・台湾、中国の福建省や広東省などでも確認されています。

キュウセンの生態は、主に内湾エリアの浅いところを探ってみると確認できますよ。

岩礁帯と砂地が混在していて、藻などが生えていたら結構な数に遭遇できるかもしれませんね。

港湾内部のコンクリート壁に、密接してテリトリーを築いているキュウセンもいます。

ロックフィッシュゲームの最中に食い付いてくることが多いのは、そのためでしょう。

キャウセンの産卵時期は、春から7月くらいに集中しています。

実は雌雄同体という特徴を持っていて、先にメスとして成長を始めます。

これを雌性先熟と呼んでいますよ。

小さいときはメスで過ごし、成長するとオスに性転換すると考えてください。

ただし、小さいときにオスの状態になっている個体も稀に存在します。

夜は砂に潜って寝ているのか、どんなにアプローチしても釣れた試しがありません。

水温が下がっても、砂に潜ってじっとしている習性がありますね。

メスからオスへ性転換するキュウセン

キュウセンが性転換することは、先に述べましたが、実は外観にも変化が表れるんですよ。

写真を見てみると、同じキュウセンなのに色調の異なるものが混ざっていますよね。

大きく成長した個体で、青っぽくなったものを青ベラ、小さいものをその色合いから赤ベラと呼んだりします。

どちらも釣れますが、西日本・瀬戸内エリアで重宝されているようなノリは、東日本ではあまり見られません。

やはり外道として扱われるケースが多いのでしょうか。

確かに硬くて鋭い歯を持ち合わせていて、餌をカンタンに千切ってしまいますから、例えばシロギス釣りで餌だけ取られていたりすると、フグかキュウセンのせいにされていますね。

キュウセンの食べ方

キュウセンの旬は、水温の上がる夏です。

体表のウロコは、とても薄くて剥がしにくいですね。

その下にある皮は、厚みがあるのでしっかりと剥がすようにしましょう。

骨は比較的柔らかめなので、三枚におろして料理したいですね。

キュウセンの身は、透明感のある白身で、熱を通してもあまり硬く締まる印象はありません。

鮮度の高いものは、刺身にして食べるのがおすすめです。

その他塩焼きや煮つけ・天ぷら・唐揚げ・南蛮漬け・味噌汁の具などに用いるといいですよ。

キュウセンの釣りでは、シロギスやマゴチなど、砂地に棲む他の魚も釣れてしまうことが多いです。

多種多様な魚と一緒に料理することになりそうですね。

キュウセンを釣るのにおすすめのタックルを選んでみた!

それではキュウセンを釣ってみましょう。

浅瀬エリアに広く棲息しているので、キャストして探れるタックルを用いるのがおすすめです。

本格的な投げ釣り仕掛けを組むより、ライトタックルでちょい投げぐらいがバッチリハマるでしょう。

ハリは餌ごと飲み込まれてしまうことが多いので、ハリハズシ道具は必ず持参しておきたいですね。

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アルファタックルブランドからリリースされている、振出式のスピニングロッドです。

携行性に優れているので、さまざまな釣り場へ持ち込むことができますよ。

キュウセンの居場所を探しながら釣り歩くのに、とてもマッチしていますよね。

長さは8.0フィートと、エギングロッド程度の扱いやすい全長になっています。

継数は6本で、仕舞寸法はなんとたったの48センチ。

これならバックの中へ収納することも可能ですから、積極的に釣りをおこなえるでしょう。

自重は116グラムと軽めで、先径1.7ミリ・元径14.9ミリに設定されています。

適合するキャストウエイトは、5グラムから40グラムまでと幅広く、ルアーからちょい投げ天秤仕掛けまでカバー可能ですね。

実際に手にしてみると、ガイドシステムに安定感があって、なおかつラインが絡みにくくなっていますよ。

曲がり込みはスムーズで、キュウセンの微細なアタリを弾いてしまうようなことはないでしょう。

ちょい投げ釣りもルアー釣りも、軽めのメタルジグも操れますから、キュウセン以外の魚を見つけたらトライできますよ。

実売価格は8千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

1本携行しておけば、どこでもすぐに釣りを始められる便利さがいいですね。

ガイドカバー付きなので、ガイドを傷めないようにしっかり収納しておきましょう。

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ハヤブサから出ているちょい投げ天秤仕掛けです。

着底したときに、ボトムで天秤のアームが立ち上がるように設計されているので、その先に連なる仕掛けが根掛かりしにくいメリットがあります。

水中にしっかり漂うことで、キュウセンに誘いをかけられますよ。

餌には、ゴカイや青イソメなどの虫エサを付けてください。

実際に使ってみると、仕掛けが絡みにくいのがいいですね。

天秤の感度は高めで、微細なアタリがロッドティップにまできっちり伝わってくるのが分かります。

ボトムをズル引きして、軽くスタックするポイントでそのまま放置してみましょう。

沈み根やブレイクラインである可能性が高いので、キュウセンが近くに潜んでいるかもしれませんよ。

実売価格は300円台と、とても安い価格帯に収まっています。

フックサイズやウエイトの重さの異なるものを複数用意しておけば、飛距離や狙う水深を切り換えながらキュウセンを探せるでしょう。

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第一精工から発売されている、ハリハズシアイテムです。

キュウセンの細くて小さな口にも対応できる、細身タイプですね。

Y字型になった先端ヘッド部分にフックを引っ掛けて、そのまま押し込むだけでカンタンにフックを外すことができますよ。

指でつまむグリップ部分は、安定してしっかり固定できる3ピースディンプル状になっています。

全長105ミリと短めなので、操作性はバツグンですよ。

ウエイトは、たったの4グラムと超軽量で、素材にはGFRP=ガラス繊維強化プラスチックが使われています。

実際に使ってみると、引っ掛かったフックがすぐに外せてしまいました。

ゲームベストやタックルボックスに保管しておいても、邪魔にならないサイズが嬉しいですね。

実売価格は300円前後と、とても安い価格帯になっています。

これ1本持っておくだけで、ハリハズシをすぐにおこなえるようになるでしょう。

落としてロストしてしまわないように、細目のロープなどでつないでおくといいかもしれませんね。

使用後はきっちり洗浄しておけば、ヌメリなどが汚れに変わることはないでしょう。

キュウセンを釣って美味しく食べよう!

キュウセンの特徴や生態、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

釣り対象魚として、専門に狙われることも少ない魚ですが、食べて美味しいのなら実践してみる価値はじゅうぶんにありますよね。

ポイントに定着していることが多いので、じっくり探ってアタリがひんぱんに発生するところを見つけてみてください。

天秤を用いる場合は、広範囲をズル引きするより、変化のあるポイントで粘ることを優先しましょう。

アタリが無ければロッドを立てて素早くピックアップ、次のポイントへキャストするほうが、根掛かりを抑えながらキュウセンを見つけられるかもしれません。

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