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FISHING JAPAN 編集部ヘビキャロって、どんな仕掛けなのか分かりますか?
蛇のように長くてウネウネ・・・そんな外観から付いた名前ではありません。
岸際から遠く離れたポイントまでワームを届かせるための、ヘビーなオモリが装着されているキャロライナリグだから、ヘビキャロなのです。
「そもそもキャロライナリグって何なの?」
その辺りから詳しくご紹介しましょう。
目次
ヘビキャロとは、単体では軽いワームを遠くのポイントまで届ける仕組みを持った、専用仕掛けのことです。
アメリカの地方から採用された名前ですが、最初に日本で流行ったのは、ヘビーではなくライトなキャロライナリグでした。
軽めのシンカーにハリスとフックを装着、そのフックには刺さりの良いチヌ針などの小さなものが用いられていましたよ。
ロングキャストではなく、カバー周りへのショートキャストがアプローチのメインで、食い付いてきたバスがカンタンにフッキングできてしまうので、霞ヶ浦近辺を中心によく流行ったのです。
それが西の琵琶湖へ移ってきて、ロングキャストの必要性やボトムの変化を確実に把握するために、シンカーが重いものへと切り換わっていきました。
どんどん進化していくキャロナイナリグは、その名をヘビキャロと変えて、現代に至っているといえるでしょう。
当然今でもライトキャロを使っていいですし、実際によく釣れます。
でもオカッパリアングラーが、ロッドを大きく振りかぶって振り抜き、ロングキャストすることを念頭にバス釣りを繰り返しているのを見ると、しばらくはヘビキャロ全盛が続きそうですね。
その余波は、ライトソルトウォーターゲームへも飛び火しています。
磯場からのロックフィッシュゲームや、サーフからのヒラメ・マゴチゲームでも、ヘビキャロが盛んに用いられるようになってきました。
沖合いに潜むシモリや、ブレインラインに届けるために、ヘビキャロのロングキャスト性能は欠かせないということでしょう。
しかもこのヘビキャロ、ボトムに着くのはシンカーが最初。
それを追うようにして、ワーム+フックがユラユラとナチュラルにフォールしていきます。
これにより、ノーシンカーリグがナチュラルフォールしているのと、ほぼ同じ効果がボトム付近で繰り広げられていることに。
バスやロックフィッシュ・ヒラメなどが、豪快に食い付いてくるのも肯けますよね。
ヘビキャロの構造を見直してみましょう。
ロッドにリールをセットして、そこからラインを延ばしていきます。
そこにまず通されるのが、ヘビーウエイトなシンカー。
中通しになっているものなら、そこをラインで貫通させて、その先端にワーム+フックを結び付ければ完成です。
最近では、三つ又のサルカンを使って、シンカーとハリス+ワーム+フックを分離しているヘビキャロも出てきました。
これのほうが、ボトムの変化に根掛かりしづらいですし、もし仮に根掛かりしても、シンカーだけ切り離してバスをランディングできる確率が高まります。
まだまだ進化してカタチが変わっていきそうな予感のある、ヘビキャロなのです。
ヘビキャロのフックには、オフセットフックを用いるケースが多いです。
そのほうが根掛かりせずに、手返しよくヘビキャロを回収しては、次のキャストへ移れるからでしょう。
ただし、フッキングにはコツが要ります。
手元でアタリを感じたとしましょう。
でもそれはロングキャストした先での出来事で、フッキングしてもハリ先を貫通するのは難しいかもしれません。
そのときは、まずロッドを立ててラインスラックを無くしてしまいます。
その状態をキープするために、リールハンドルは回しながら、力を込めた豪快にフッキングを決めてください。
それでようやくワームからハリ先が飛び出して、フッキングの前提条件が整うのです。
魚が走り出してからもロッドは倒さずに立てたまま、魚がアングラーの方へ向いていないことを確認できたら、追いアワセを与えるようにしましょう。
ヘビキャロをロングキャストして魚を釣るのに、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
重い仕掛けをロングキャストするなら、太いラインを使いやすいベイトロッドにベイトリールがベストマッチですね。
最近ではラインキャパ多めのベイトリールが増えてきましたから、それに合うロッドを見つければOKです。
シマノ(SHIMANO) バスロッド スコーピオン 1702R-2 ベイトキャスティングモデル バス釣り
シマノのワン&ハーフ仕様のベイトロッドです。
全長2.13メートルで継数は2本、仕舞寸法は130.0センチで統一されていますよ。
130.0センチなら、航空機へそのまま載せ込むことができますし、公共交通機関を使った場所移動もスムーズにおこなえるメリットがあります。
自重は140グラムで、先径は1.8ミリとやや細目。
適合するルアーウェイトは、7グラムから28グラムまでなので、重めのシンカーを用いたヘビキャロをロングキャストするのに向いています。
適合するラインは、モノフィラメントラインの12ポンドから25ポンドまで。
ブランクスはレギュラーテーパーで、カーボン素材の含有率は97.9パーセントです。
スコーピオンシリーズは、どのモデルも質実剛健なイメージが強く、ガイド径も大き目でショックリーダーラインとの結び目がスルリと抜けてくれますよね。
実売価格は2万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
ガンガンに使い込んで、さまざまなフィールドを駆け巡りたい人におすすめです。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 20 SLX DC 70 RIGHT ミノー バイブレーション バズベイト ビッグベイト
シマノのDCブレーキ搭載ベイトリールです。
とてもコンパクトなデザインに仕上がっていて、手のひらにすっぽり収まる感じがいいですね。
最大ドラグ力は5.5キロで、自重は210グラムと軽め。
ラインキャパは、モノフィラメントラインの12ポンドを100メートル巻けるようになっています。
実際に釣りで使ってみると、スプールのエッジが親指に当たるデザインになっているのが素晴らしいですね。
ラインをサミングするのではなく、スプールを直接サミングできることで、制動に微細な幅が生まれるのです。
これとDCブレーキの相乗効果で、バックラッシュトラブルはほぼ皆無に。
また正確なキャスト精度が伴なうようになりますから、釣れる確率も高まります。
実売価格は1万円台と、とても安い価格帯になっています。
高性能なDCブレーキシステム搭載機を、安価に購入できる時代になりました。
バックラッシュトラブルが心配な人も、このベイトリールなら安心して操れるでしょう。
ジャッカル(JACKALL) ワーム ヤミィフィッシュ 3インチ グリパン/ライトチャート
ジャッカルからリリースされている、スティックタイプの高比重ワームです。
ロングキャストするのに向いていて、ヘビキャロとも相性バッチリですね。
こちらは3インチサイズですが、2021年には追加サイズもラインナップの予定。
ますます使用できる幅が、広がっていくでしょう。
レッグパーツやアームパーツ・カーリーテイルなどが付いていないシンプルさが、ウィードなどに引っ掛かりにくい特性を生み出しています。
ロングキャストして未知のエリアや層を、徹底して攻めるのに向いているといえるでしょう。
実売価格は400円台と、とても安い価格帯になっています。
いわゆるジャッカルの赤パケシリーズで、パッケージ自体がコンパクトなことから、タックルバッグやゲームベストのポケットなどに、収納しやすいメリットも持っていますよ。
カラーバリエーションも豊富なので、水質やボトムの状態・ベイトフィッシュなどに合わせて、使い分けてみましょう。
ヘビキャロの特徴やリグ構造・釣り方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
オカッパリアングラーなら、ヘビキャロを使っている人はかなり多いでしょう。
バス釣りで培ったノウハウを、ロックフィッシュゲームやサーフゲームにも活かしてくださいね!
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