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FISHING JAPAN 編集部船釣りで沖合いに出てカワハギを狙っていると、コツコツと小さなアタリが!
ここだ!と判断してフッキングすると、水面まで浮き上がってきたのは、赤褐色の模様の入ったトラギス。
こんな展開を味わったアングラーは多いのではないでしょうか。
ここでは、船釣りや投げ釣りでよく釣れる、トラギスについてご紹介しましょう。
「狙って釣る方法ってあるの?」
カワハギやシロギスをターゲットにしていて、その釣果に混じってくる感じでしょうか。
結構な数が釣れるケースもあるので、食べ方や活用の仕方をマスターしておくといいかもしれませんね。
トラギスとは、スズキ目トラギス科に属している海水魚のことです。
日本では、関東地方より南の太平洋岸で、その姿を見ることができますよ。
新潟県より南の、日本海側でも釣れますね。
太平洋の北西部エリア、例えば朝鮮半島やインド・台湾辺りで生息していることが確認されています。
トラギスの特徴は、成魚でおよそ20センチ前後と、あまり大きくはなりません。
赤みがかった体色が、ベラに似ている印象です。
顔の模様にゴールドやブルーが入っていて、その色鮮やかさに見とれてしまいます。
全体的には、河口域に棲むハゼとよく似ているところもあるので、関西ではトラハゼとも呼ばれていますよ。
食性は肉食タイプで、比較的浅い水深に生息していることが多いですね。
サーフや防波堤などからシロギスの投げ釣りをしていると、その外道としてハリによく掛かってきます。
ということは、ゴカイや青イソメなどの虫系のエサを好んでよく食べることが分かります。
結構活発にエサを求めるので、アジング用ジグ単やハードルアーにスレ掛かりすることも。
よく釣れるのは、水温が上昇傾向にある4月から11月にかけてでしょうか。
春から夏にかけて産卵をし、秋の終わりにも産卵をすることで知られていますよ。
エラの先端にトゲのような鋭い突起が出ていますから、指をケガしないようにしましょう。
毒性があることは、確認されていません。
トラギスの釣り方は、船釣りならカワハギ釣りの外道としてよく食い付いてくるので、同じ胴付き仕掛けで誘うと釣ることができます。
エサに貝を使えば、なかなか口に入りにくいですから、虫系エサに換えればカンタンに掛かりますよ。
サーフや防波堤からなら、投げ釣り仕掛けによるアプローチがおすすめです。
シロギス釣りで用いる、天秤+枝バリ仕掛けを用意して、虫系エサもしくはワームを装着して狙ってみましょう。
寒い時期には深場へ落ちることもありますが、基本的には浅場で幅広く点在している魚です。
仕掛けを広範囲にキャストして、できるだけボトムを切らないように、ズル引きアプローチを心がけたいですね。
よく根掛かるような岩礁帯の混じるエリアなら、ジェット天秤仕掛けにして、着底後はズル引きしないようにしてください。
数分定位置に仕掛けを置いてみて、アタリが無ければロッドを立てて一気に仕掛けを浮かせて回収しましょう。
ジェット天秤は、仕掛け全体が浮き上がりやすく設計されていますから、この方法で手返しよくキャスト数を増やすことが、トラギスを釣るコツといえるでしょう。
もしたくさん釣れたら、トラギスそのものをエサにした泳がせ釣りをするのも面白いでしょう。
シーバスやヒラメ、接岸してきた青物などを釣り上げることができるかもしれませんよ。
トラギスの食べ方もチェックしてみましょう。
ボリュームの小さな魚ですから、刺身というのはなかなか難しいかもしれません。
料理にするなら、姿のまま唐揚げにしてしまうと、小骨も気にせずに食べることができるでしょう。
お腹の中身を取り除く下処理は、しておいたほうがいいですね。
頭を落として、アジのように開いた状態で天ぷらにするのも、とても美味しく食べれますよ。
トラギスをショアから釣るのに、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
投げ釣りを実践できればOKなのですが、本格的な投げ釣りタックルは要りません。
ちょい投げ程度の飛距離があれば、結構広範囲を探れるものです。
手返しよく根掛かりをかわしながら、トラギスのアタリをとっていくようにしたいですね。
ダイワ(DAIWA) 万能振出ルアーロッド クロスビート 965TMFS 釣り竿
ダイワから出ている振出式の万能ロッドです。
ルアーのキャストはもちろん、投げ釣り用仕掛けのロングキャストにも向いていますよ。
全長2.9メートルで、仕舞寸法はなんと70センチに収まるようになっています。
ここまでコンパクトになるのなら、さまざまなシチュエーションの釣り場へ持ち出すことができますよね。
自重は150グラムと軽めな設定で、振り回しやすくなっています。
適合ウエイトは、7グラムから35グラムまで。
結構重めのジェット天秤でも背負えますから、ロングキャストによるアプローチを実践したい人におすすめです。
実際に手にして伸ばしてみると、手元で重く感じることはありませんでした。
ブレが静止するまでも素早いですし、グリップも力を込めて握りやすいデザインに設計されています。
実売価格は、1万円を切る安い価格帯に設定されていますよ。
オールラウンドにいろいろな釣りアプローチに使えるので、トラギスの投げ釣りにもじゅうぶん適用できるでしょう。
アタリを感じたら強く合わせるのではなく、ラインテンションを張ってからそれが緩まない程度のスピードで、リールハンドルを回して引き寄せてみてください。
水面からトラギスを引き上げる際も、丁寧にゆっくりが基本。
そうすれば、バラシを抑えて数釣りを楽しむことができます。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 18 フリームス LT3000S-CXH (2018モデル)
ダイワのスピニングリール・フリームスの3000番です。
ギア比6.2対1で、ハンドル1巻き93センチものラインを回収することができますよ。
手返しよく投げ釣り仕掛けを引き寄せては、次のキャストへ移りたい人におすすめですね。
自重は215グラムと軽め、ダイワのLTコンセプトがしっかりと息づいているモデルといえるでしょう。
ラインキャパは、PEライン0.8号で200メートルも巻くことが可能です。
1号程度にまで太さを上げて、150メートルほど巻いておけば、トラギスが生息するところまで届けることができるでしょう。
実際に手にして巻いてみましたが、ローターの回転立ち上がりがスムーズで、使い心地のいい印象を持ちました。
ラインがさほど撚れませんから、トラブルを抑えた釣りを展開できます。
ガイドにラインが絡み付くようなケースも、ほとんどありませんから、安心してキャストを続けられるでしょう。
ハンドルノブはとてもつまみやすくて、何かに引っ掛かったらすぐら巻き取りを止めやすいですよ。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな低価格設定になっています。
ロングキャストして素早く巻き取って、次のキャストに移るのがやりやすいリールですね。
マルキューから発売中のパワーイソメシリーズです。
さまざまな太さやカラーが用意されているので、対象魚に合わせて選ぶことができますよ。
トラギスを狙うなら、あまり太くないタイプで、赤いカラーのものが反応が良かったですよ。
海中での視認性もバツグンなので、他の魚もガンガン当たってきます。
基本的に生エサではなくワームなので、保存が利きますから常備しておくと便利です。
長さは約10センチで、1パッケージ15本入り。
独特の集魚系なニオイがせず、フルーティーな香りに仕上げられているのも好感が持てます。
女性や子供でも扱いやすいのが、人気の秘密でしょう。
実売価格は500円台と、購入しやすい価格帯に収まっています。
複数種類保持しておいて、ローテーションしながらアタリを探ってみてください。
釣り当日に効くタイプを見つけ出せれば、好釣果が期待できるかもしれませんよ。
トラギスの特徴や釣り方・食べ方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ショアから投げ釣りをおこなうときは、周囲に他のアングラーが釣り座を構えていないか、よく確認してください。
もし先行者がいたら、じゅうぶんな距離を取ってから仕掛け作りを始めるようにしましょう。
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