魚とルアーのアップ写真

川釣りを始めたいけどどうすればいいの?初心者アングラーにおすすめの釣り方&アイテム特集

FISHING JAPAN 編集部

街中を流れる河川には、さまざまな魚が生息しています。

よく観察してみると、大きなコイが群れをなして泳いでいますよ。

もっと上流へ足を運べば、イワナやアマゴに出会えるかもしれません。

そんな夢を膨らませる初心者アングラーに、川釣りのハジメの一歩をご紹介しましょう。

何も難しいことはありませんが、知っておかないと河川を管理している人に迷惑がかかるかも。

必要な基本知識を携えて、川岸に立つようにしたいものです。

「どこでいつ釣ってもイイってわけじゃないの?」

その通り!定められたローカルルールに従って、川釣りを始めるようにしましょう。

川釣りのスタートラインとは

川釣りを始める際に必要な知識は、釣りの禁止期間とエリアについてです。

川が流れている所ならどこでも釣りができるわけではないのです。

各河川には漁協が存在しているため、詳細情報は直接問い合わせてみましょう。

特に、上流部で渓流と呼ばれるエリアでは、魚の保護の観点から、寒い時期には釣りが禁止されていることがあります。

具体的に言うと、秋の10月頃から新年の2月末までは、渓流魚が産卵するため、釣りは控えるよう決まりが設けられています。

鮎釣りにも禁止期間があり、川ごとにしっかりと調査する必要性があります。

また、釣りが許可されている期間でも、遊漁券を購入して随時提示できるように保持しておくことが必須となります。

「えっ、川釣りにはお金が必要なの?」

その通り、魚の放流や管理には費用がかかるため、それを補うための協力金が必要となります。

1年間利用できる遊漁券もありますので、上手に使ってみてください。

全国内水面漁業協同組合連合会の公式ウェブサイトで、川釣りの解禁日などの情報が発表されています。

釣りに行く前に、情報をしっかり確認し計画を立てることを忘れずに。

小規模な水路から始める川釣り

川釣りは、複雑な技術を要するものではありません。

思い描いた魚をルアーで一気に狙うのではなく、中流から下流に広がる水路を手始めにしましょう。

農地や水田が豊富な地域には、灌漑用に設けられた水路が存在します。

「No Fishing」の看板が見当たらなければ、そこに棲んでいる魚を狙ってみましょう。

用意するべきは、3メートル程度の長さの延べ竿。

振り出し式のものを選べば、移動が楽になります。

餌は、近くの石の下に潜んでいるミミズを見つけて使います。

「うっ、ミミズはちょっと...」

そのような方は、市販のチューブ式練り餌を利用しましょう。釣具店で購入しておくと便利です。

フックに餌をつけるだけで、魚を釣ることが可能になります。

フナ、ハヤ、ウグイ、カワムツ、モロコなどの魚が獲れるはずです。

仕掛けは、延べ竿の一番先に道糸を結び、その先端にサルカンを取り付けます。

反対側にハリス付きフックを結びつければ準備完了です。

少し軽くて取り扱いが難しい!と感じた場合、割ビシを用意し、サルカンの近くに取り付ければ投げやすくなります。

河口域にはさまざまなルアー対象魚が生息!

餌を用いた川釣りに慣れてきたら、次はルアー釣りにもチャレンジしてみましょう。

ミノーやスプーン・スピナーをキャストしてただ巻きするだけで、さまざまな魚が釣れますよ。

おすすめは、ハゼです。

小さくて可愛いハゼは、主に河口域に数多く生息していますよ。

5グラム前後のルアーをキャスト可能なスピニングタックルを用意して、スピナーや極小クランクベイトをラインに結びます。

浅瀬に乗り込んでくる習性を持っていますから、川岸を歩きながら水深の浅いエリアを探すようにしましょう。

ルアー自体が軽めなので、ロングキャストしようと思ったら、柔らかくてよく曲がるロッドや細いエステルラインを使うといいですよ。

ボトムの地形変化を手元で感じながら、なぞるように泳がせてくると、いきなりバイトしてきます。

そばにチヌやキビレ・シーバスなども泳いでいますから、釣れる可能性は高いでしょう。

川釣り初心者におすすめのアイテムをピックアップ!

川釣りの初心者におすすめしたい、便利なアイテムをご紹介しましょう。

まずは、餌から。

携行性の高いものがいろいろ用意されているので、その中から常備しておきたいアイテムを選んでみました。

常温でも保存できてしまうのが嬉しいですね。

マルキュー(MARUKYU) ヤマベチューブハエ

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釣り餌のマルキューから発売されている、チューブ入りの練り餌です。

ずいぶん以前から釣具店に並んでいるので、愛用者の数はかなり多いでしょう。

フタを開けてチューブを押して絞り出すだけ。

フックの先端に少し付けて、あとは水中に投入すれば魚を集めてくれますよ。

内容量は、50グラムとじゅうぶんな量。

これだけ入っていれば、次の釣行でも使えそうですよね。

川魚が好む鮮やかな赤い色に着色されていて、とても滑らかな触り心地なのが特徴です。

実際に使ってみると、粘り気もじゅうぶんあるので、ハリ持ちがいいのが分かります。

摂餌物質アミノ酸入りですから、魚の好む味に仕上げられています。

アミノ酸は、エビなどに多く含まれていますよ。

実売価格は300円台と、とても安い価格設定に収まっています。

使い切っても取り出せるように、いつもクルマに新しいものを補充しておきたいですね。

プロマリン(PRO MARINE) PG 彩流DX 270S

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プロマリンブランドからリリースされている、万能延べ竿です。

全長2.7メートルで3本継ぎ、仕舞寸法は103センチとなっています。

自重は79グラムしかないので、軽々と振り回せるのがいいですね。

水路を攻めるには、短めの延べ竿のほうがヤブコギしやすく便利です。

各ポイントをチェックしながら、魚の姿を見つけたら仕掛けを投入するようにしましょう。

リール付きの竿ではないので、魚の引きが強い場合はラインを出すことができません。

竿を魚のほうへ倒しながら、曲がりを活用して耐える釣りを展開してください。

そのダイレクト感が楽しく、何度も川釣りに出かけたくなってしまう要因となるでしょう。

実際に手にしてみると、細身でよく曲がる印象です。

ウグイやオイカワなどを数多く釣り上げて、川釣りの感覚を身に着けるのに丁度いいかもしれません。

実売価格は、驚きの千円未満で、コスパ優秀の極みといえるでしょう。

仕舞寸法がもう少し短いほうが携行性は高く、より便利なアイテムになるはずです。

JACKALL(ジャッカル) エッグナッツ ピンキートリート 2.3g / 28mm

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現在、ジャッカルから市販されている超小型のクランクベイトです。

全体的に細長い形状で全長28ミリとなり、そのディテールがユニークな一面となっています。

軽量でわずかに2.3グラムの自重を持ち、最大で水深1メートルまで潜ることができます。

河口近辺で多く見られるハゼのスポットを対象に、遠投してはリーリングし、底を叩き続けてみてください。

その一連の動きにハゼが反応し、あなたの方へ寄ってくるでしょう。

標準装備のフックは8番のシングルフックで、その先端は天に向かっています。

これなら根に引っかかりにくく、積極的に底へと誘うことが可能です。

実際に投げて見てもらえば、その軽さにもかかわらず遠くまで飛ぶことを確認できます。

揺れるアクションに臨場感があり、豊富なカラーバリエーションも鮮やかで、ハゼはこのルアーに引き寄せられることでしょう。

値段も900円台で、とても手頃なものとなっています。

チヌやキビレもこのルアーに反応を見せますので、必ず楽しい時間を過ごせるでしょう。

投げるためには、スピニングロッドとスピニングリールが必要なので、小型のルアーに適したものを準備しましょう。

シーバスも狙いたい方は、強度と耐久性を兼ね備えたものを選んでみてはいかがでしょう。

川釣りをマスターして多くの魚を釣り上げよう!

川釣り初心者におすすめの釣り方や便利アイテムを取り上げましたが、いかがでしたか?

川岸に立って注意したいのは、足元の状態です。

水を被ってしまうような場所なら、滑りやすい藻やコケが生えていることも。

そんな場所に普通のシューズで入り込むと、とても危険です。

ソールには滑りにくい加工を施したものを選ぶようにして、安全最優先で釣りをスタートさせてください。

また川には橋が架かっていますが、その上からの釣りは通行する人の邪魔になるので、絶対におこなわないようにしましょう。

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