ヒイラギって魚知ってる?釣り方からさばき方、おすすめの料理法まで一挙ご紹介!
みなさんは“ヒイラギ”をご存知ですか? 恐らく最も馴染み深いのはクリスマスに飾る植物だと思いますが、実は魚の中にもその名を持つものがいます。 防波堤釣りなどで群れになって泳ぐ…
FISHING JAPAN 編集部河川に足を運ぶと、様々な魚が泳いでいる姿を見ることができます。
ウグイやカワムツといった川魚の群れに混じって、その中にひと際鮮やかな体色を放つ魚がいます。
それがオイカワの成魚です。
美しい魚体を持つオイカワは、実は見て楽しむ以外にも美味しく食べられることをご存知でしたか?
今回はそんなオイカワの生態に迫り、釣り方やおすすめのタックル、料理法についてご紹介します。
オイカワとは、コイ目コイ科ハス属に分類される淡水魚の一種です。
体長は成魚でも15cm程度にしか成長しない小魚で、西日本を中心とする河川の中流域や下流域に多く生息しています。
東アジアの一部にもその生息域は広がっており、ウグイやカワムツなどと一緒に群れている光景をよく見かけます。
また、工事をして形状や環境の変わってしまった河川にも、すぐに順応して棲み付く習性があるのもオイカワの特徴です。
オイカワの食事の傾向は草食者寄りの雑食性で、藻類はもとより、水中の昆虫類も積極的に捕食します。
毎年4月半ばから8月まで産卵期に入り、河川の速度の遅い場所と、同時に水深の浅い砂地で卵を産みます。
幼魚の期間は同一の環境で集団を作りますが、成熟するにつれて速い流れのエリアを選好するように変化します。
該当の原因は確定的ではありませんが、流れがゆるやかで浅い場所にいると、鳥などの魚食性の生物に攻撃される危険性があるからだと推察されています。
虹のような模様と鮮やかに輝く体色が特徴的なオイカワですが、これは主に繁殖期のオスに見られる現象です。
春から夏にかけて繁殖期を迎えると、オスのオイカワはメスに比べて体型が大きくなり、尻びれが発達します。
全体的に婚姻色を帯びる反面、頭が黒っぽく変色するのが特徴です。
オイカワは、ミミズや毛バリなどの餌を使用して釣りを行うことが可能です。
この釣法は初心者でも導入が簡単で、餌への反応も良好なため、すぐに楽しむことができるでしょう。
ウキ釣り、ミャク釣り、ピストン釣りなど、餌を用いた釣り方が重宝されますが、生き餌を使うのが難しい方は、テンカラにおける毛バリ使用がお勧めです。
先述のオイカワの性質を鑑みて、大型のオイカワを狙うためには、水流が早い場所への仕掛け投入を心掛けてください。
そして、これらのオイカワを狙う釣り方は、ウグイやカワムツなど他の川魚も同時に狙うことが可能なため、様々な方法を試してみて下さいね!
釣り餌のラインナップが豊富な釣り具メーカー・マルキューの公式YouTubeチャンネル『MarukyuJP』では、オイカワを釣る様子を視聴することができます。
餌の付け方や釣り方のポイント、おすすめの餌について分かりやすく解説されているので、初心者の方は必見です!
オイカワは、川魚を狙うときに用いるタックルで簡単に釣ることができます。
ここでは、オイカワ釣りにおすすめのタックルや仕掛けをピックアップしてご紹介します。
OGKの小物釣り用万能延べ竿です。
全長が3mで仕舞寸法37.5cm、自重は63gと、使用時だけでなく持ち運びにも便利です。
視認性の高い穂先を採用しており、ウキ釣りはもちろんミャク釣りにも対応できます。
オイカワ以外にタナゴやモロコなど、幅広い小魚釣りに応用の効く延べ竿です。
TAKAMIYA(タカミヤ) H.B CONCEPT 静流II 軟調ハヤ 450 CP-1218
タカミヤからリリースされている、ハエ釣り用の延べ竿です。
全長4.5mと扱いやすく、軽量の仕掛けでも手返し良く送り込むことができます。
仕舞寸法は61cmとコンパクトで携行性に優れています。
また、自重は66gと軽めの作りなので、疲れを感じることなく長時間使用することができます。
川や池釣りに向く1本です。
ダイワ(DAIWA) 渓流竿 リバティクラブ万能小継・Q 硬調43・Q 釣り竿
ダイワからリリースされている、汎用性の高い小継ぎ延べ竿です。
渓流域はもちろん、川や池でのフナ釣りや河口付近でのハゼ釣り、防波堤でのアジ、サバ、サヨリ釣りに向いています。
全長は4.3m、自重は117gです。
継ぎ目には固着防止リングが搭載されているので、収納時のトラブルを未然に防いでくれるでしょう。
実際に手に取ってみると、しなやかに曲がってくれるので魚を弾いてしまうような印象はありません。
仕舞寸法がたったの39cmになる、ダイワの小継ぎ延べ竿です。
全長は2.43mで自重は43gに抑えられています。
これなら旅行カバンやアタッシュケースに入れておいても邪魔になりません。
他の竿と比べると短いですがその分取り回ししやすく、積極的な移動をしながら様々なポイントを攻め歩くことが可能です。
また、元竿部分にはヨジレを復元するのに役立つブレーディングXで、ブランクを補強してあります。
大型サイズが掛かっても、安心してやり取りをこなせるでしょう。
ハリス付きのイワナ釣り用釣り針です。
このフトコロのサイズならオイカワを掛けやすいでしょう。
その他、金袖針などでも対応できますよ。
渓流釣りで使う小さな針には細いハリスを結ぶのが難しいので、このようなハリス付きタイプを持参しておくと、釣り場で困らずに済みます。
OWNER(オーナー) 仕掛け ホリデー池・川釣リ仕掛 1本 金袖 5号 5.4m R-3334
川釣り用に道糸からハリス、ウキ、ハリまで、様々なパーツが1セットになった仕掛けアイテムです。
これがあれば延べ竿を持参するだけで、すぐに釣りを始められますね。
ウキを使えば、岸際から少し沖合いのポイントも的確に攻めることができます。
ウキ下を正確に取る必要はなく、ボトムを切っている状態にして、アタリが続かなければ長さを変えていくようにすればOKです。
ウキに出るかすかなアタリを、確実にフッキングできるように練習してみましょう。
渓流釣りで用いる、小さな水生昆虫を餌にした場合にベストマッチな釣り針です。
0.6号のハリスがすでに結ばれているので、釣り場でそのまま道糸や仕掛けに繋いで使うことができます。
延べ竿を立てるだけでフッキングが決まることが多く、オイカワのアタリを確実に乗せられます。
練り餌のマルキューからリリースされている、オイカワ釣り用の食わせ餌です。
パッケージから出してハリ先にちょっと付けるだけで、オイカワが食い付いてきますよ。
もしアタリが遠退くようなら、指先でこの餌を取ってポイントやウキの浮いているところへ投げ込んでみてください。
追加の撒き餌は集魚効果が高いので、すぐにアタリが出るかもしれませんよ。
アミノ酸入りの赤い色をした練り餌です。
チューブに入っているので、使う分だけ押し出して使うようにしましょう。
使い終わってフタをきっちり締めておくと、次回の釣りにまた使用することができます。
持ち運びも便利なので、釣りに行く際はタックルと一緒に携帯しておきたいアイテムです。
赤色によく反応するのはオイカワだけではありません。
他の川魚も水面から赤色が落ちてくるだけで、凄い勢いで集まってきますよ。
オイカワ以外にも様々な釣りで検証してみましょう。
釣り上げたオイカワは、美味しく食べることができます。
小型の魚でウロコの量も少ないため、海の魚のように下処理を入念におこなう必要はありません。
ただし内臓には川魚特有の苦みがあるので、苦手な方は初めに取り除いてから調理しましょう。
また、川魚には寄生虫が潜んでいる可能性があるため、基本的には加熱調理することをおすすめします。
ここでは、おすすめのオイカワ料理を3種類ご紹介します。
オイカワの骨は柔らかいので、丸ごと美味しく食べられる天ぷらがおすすめです。
高温に熱した油の中に、小麦粉をまぶしたオイカワを入れ短時間で揚げていきます。
2度揚げにするとより衣がサクッとした食感になります。
オイカワの身本来の味わいを堪能したいときは、塩焼きにすると良いでしょう。
グリルを予熱したら、串刺しにしたオイカワをまずは強火で焼いていきます。
その後弱火でじっくり火を通せば完成です。
ヒレは特に焦げやすいので、しっかり塩を振っておきましょう。
オイカワの甘露煮は、九州地方の一部地域で名産品として親しまれています。
グリルで焼き色を付けたオイカワを、水や酒、砂糖、ショウガなどで作った煮汁に入れ、中火でじっくり煮込みます。
最後に醤油やみりんで味を整えたら完成です。
甘辛い味付けと柔らかい身の食感は、お酒にもご飯にもピッタリです。
今回はオイカワの特徴や食べ方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
まずは家の近くの水路や河川に出向いて、オイカワの姿を探してみましょう。
釣り上げたオイカワは、バケツに入れて美しいカラーの魚体を観察するのも良いですし、持ち帰って食べるのも良いですね。
身近で存分に楽しめるオイカワ釣りを、ぜひ一度体験してみてくださいね!
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FISHING JAPAN 編集部この記事に関するよくある質問
オイカワとは、コイ目コイ科ハス属に分類される淡水魚の一種です。体長は成魚でも15cm程度にしか成長しない小魚で、西日本を中心とする河川の中流域や下流域に多く生息しています。東アジアの一部にもその生息域は広がっており、ウグイやカワムツなどと一緒に群れている光景をよく見かけます。
オイカワはミミズなどの虫や毛バリを使って釣ることができます。仕掛けに餌を使った釣り方はウキ釣りやミャク釣り、ピストン釣りが人気ですが、生き餌が苦手な方には毛バリを使うテンカラがおすすめです。
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