レイクトラウトを釣りたい！中禅寺湖に棲む巨大トラウトの特徴や釣り方をチェック

レイクトラウトって聞いたことがありますか？

日本では栃木県日光市にある中禅寺湖でのみ釣ることができる、外来の魚です。

全長はなんと1メートルを超えるものまでいるようですから、何とか釣り上げてみたいですよね。

ここでは、レイクトラウトについて詳しくご紹介しましょう。

「中禅寺湖だから禁漁期間があるんでしょ？」

その通り！釣りが解禁されるのは、毎年4月から9月中頃までですから、その時期に合わせて釣行を企画してみましょう。

レイクトラウトとは、主にアメリカ大陸の北部に生息する、淡水性のイワナの一種です。

確かに日本のイワナに形や体表の色が似ていますよね。

1966年にカナダから中禅寺湖へ移植されて、今日に至っていますよ。

その特徴は、かなり大きな魚体に育つことが挙げられます。

世界最大で1メートル50センチ・40キロを超える記録があるようで、日本の最高記録は1メートル5センチ・15キロのサイズが釣り上げられていますよ。

これは淡水魚の中では、かなり巨大な部類に入りますよね。

一部の熱狂的なアングラーが、中禅寺湖に通い詰めるのも分かる気がします。

食性は、プランクトンを好んで捕食するものと、フィッシュイーターに分かれるようですが、興味深いのはどちらも同じ種類だということ。

生活する環境に応じて食性を柔軟に変えられる特性を持っているということでしょう。

しかもそれが1メートルを超える巨体に育つわけですから、アングラーなら一度は釣ってみたい衝動に駆られます。

でも栃木県の中禅寺湖まで足を運ばなければなりませんから、多くのアングラーが魚体に触れるのは、なかなか厳しいかもしれませんね。

レイクトラウトの釣り方をチェックしてみましょう。

習性として冷たい水温を好みますから、基本的には底ベタを回遊しているケースが多いと考えられています。

用いるルアーはシンキング仕様のもの、特にスプーンルアーなどのウォブラーに効果があるとされていますよ。

岸からの遠投にも長けていますし、リトリーブでボトムの地形変化をトレースしやすいですからね。

ただし、そのままリトリーブを続けるとボトムから離れる一方になってしまいますから、しっかりとキルを入れて再度ボトムまで沈めるようにしてください。

このリフト&フォールを絡めたリトリーブアプローチが、レイクトラウトを効率よく掛ける足掛かりとなります。

スプーンルアーに加えるアクションは、アングラー個々の体感リズムによって変わるので、魚がバイトしてくる独自のリズムを見つけるまで、じっくり試行錯してみてください。

レイクトラウトが冷たい水温を好むのは、出身がカナダという寒い地域だからでしょうか。

中禅寺湖の解禁時期に夏が含まれますが、よく釣れるのは解禁直後の春先と、禁漁直前の秋に集中しているようです。

どちらも夏よりは水温が低いですから、納得の結果といえそうですね。

遊覧船も運行されていて、絶景の自然を満喫できる中禅寺湖なので、レイクトラウトが釣れなくてもじっくり歩きながら癒しの時を過ごしたいものです。

中禅寺湖へのアクセスは、JR日光線日光駅や東武日光線東武日光駅から東武バスを利用して、湯元温泉または中禅寺温泉行きに乗り、中禅寺温泉駅で下車してください。

クルマでは、日光市街地から国道120号を通って中禅寺湖を目指せるようになっています。

いろは坂の景色は、素晴らしいのひと言ですよ。

レイクトラウトを釣るのにおすすめのロッド・リール・ルアーなどのタックルをご紹介しましょう。

まずは。ロッドから。

岸からのキャスティングゲームを展開しますから、ある程度遠投できて、なおかつレイクトラウトの巨体を支えられるものが好ましいでしょう。

シマノからリリースされている、ネイティブトラウトゲームを楽しむためのロングロッドです。

長さが2.82メートルもありますから、スプーンルアーなら相当な飛距離を稼ぐことができますよ。

自重165グラムと軽めの設定で、7グラムから30グラムまでのルアーを背負えるように作られています。

MLパワーなので少し柔らかめで曲がり込みもスムーズ、Mパワーくらい欲しいかな？と感じていたのですが、手にしてみると圧倒的なロングキャスト能力や、パワーやトルクのあるブランクスに納得してしまいます。

岸からウェーディングしなくてもルアーを飛ばせるので、レイクトラウトに余計なプレッシャーをかけずにアプローチできるのがいいですね。

3000番から4000番クラスのスピニングリールとのマッチングもよく、じゅうぶんなラインキャパを利用したボトムの釣りを展開するのに適しているでしょう。

実売価格は7万円前後とやや高め、シマノにはカーディフNXなどの価格を抑えたモデルもラインナップされていますから、自分の予算に合わせてロッドを選ぶことができます。

8フィートまで短くしてしまうと、探れる範囲が狭くなってしまいますので、長さにはこだわりを持って探すようにしたいですね。

仕舞寸法が145.1センチにまで収まりますから、持ち運びは便利でしょう。

公共交通機関を利用する際は、ガイドをぶつけないように注意して運んでくださいね。

2020年に発売されたシマノのスピニングリール・ツインパワーの3000番です。

ハイギアモデルで、ハンドル1巻き86センチのラインを回収することができますよ。

自重は230グラムと軽め、ラインキャパはPEライン1.2号で150メートル巻けるようになっています。

もう少しラインキャパを増やしたい人は、4000番にてを伸ばしてもいいのではないでしょうか。

ツインパワーは軽量かつ剛性・耐久性に優れていますから、ビッグサイズのレイクトラウトが掛かっても安心してやり取りを楽しめますよ。

実際に手にしてみると、軽やかで滑らかなローターの回転にシビレますよ。

回り始めに若干重みは感じるものの、回り出したらスムーズそのもの。

これならロングキャストを繰り返しつつ、レイクトラウトの豪快なアタリや暴れにも対処できるでしょう。

実売価格は3万円台、決して安くはありませんが、ツインパワーならではの質感を手に入れられることを考えると、購入を決断してもいいのではと感じます。

釣りをスタートさせる際に、ドラグ調整はしっかり実施しておきたいですね。

トラウトゲームを楽しむアングラーから絶大な支持を受けているロデオクラフトから、レイクトラウト専用のスプーンルアーが発売中です。

キャストしてボトムまでフォール、地形変化をトレースしながらリフト&フォールを繰り返してみてください。

さまざまなウエイトやカラーが、豊富にラインナップされていので、釣り場のシチュエーションに合わせて取り換えながらアプローチすることができますよ。

狙う層は、魚の反応によって変えていかなければなりませんから、手元に置くスプーンルアーの数は、多い方が対応しやすいでしょう。

現地でも人気のルアーなので、使っているアングラーからレクチャーを受けるのもいいかもしれませんね。

実売価格は800円前後と、とてもリーズナブル。

この価格帯なら、複数種類を購入しておきたくなりますね。

トラウトゲームのタックルを取り揃えている釣具店や、ネット通販サイトでもカンタンに手に入れることができます。

チャート系カラーをベースに、レッドやブルー・オレンジなどのカラーも用意されていますよ。

レイクトラウトの特徴や、おすすめのタックルを取り上げましたが、いかがでしたか？

釣りの解禁時期には、多くのアングラーが中禅寺湖に集まってきます。

先行者のいるエリアでは、釣りの邪魔にならないように行動しましょう。

切れたラインは必ず回収し、釣り場にゴミを残さないように心がけたいものです。

もし放置されたパッケージや糸くずを見つけたら、回収して持ち帰る習慣を身に着けてください。

誰もが心地よく釣りを楽しめる中禅寺湖を、維持し続けたいものです。