シマノのスピニングリールを使ってみた!エントリーモデルからハイエンドモデルまでおすすめ10選
シマノといえば、ロードバイクの製作メーカーとして世界的に知られていますが、それに匹敵するくらい釣具の総合メーカーとしても、ユーザーから高い支持を受けています。 その中でも特に注…
FISHING JAPAN 編集部シマノのコンプレックスシリーズといえば、初代からBB、そして最新型のCI4+に至るまで、バス釣りなどのルアーゲームを楽しむアングラーに高く評価され続けてきたスピニングリールです。
コンプレックスCI4+には、ヴァンキッシュシリーズに採用されたNEWマグナムライトローターを搭載。
その回転滑り出しの軽さと、巻き心地の滑らかさ、それに伴う手元感度の向上に、我々ユーザーは感動を覚えましたよね。
ここでは、シマノのコンプレックスシリーズについて、詳しくご紹介しましょう。
実際に使ってみたインプレも絡めますので、購入時の参考にしてください。
シマノのコンプレックスとは、淡水・海水を問わず、さまざまなルアーゲームに対応可能なミドルクラスのスピニングリールです。
ハイエンドスペックのリールよりも価格的に安価な設定なので、新しいリールを探している人にとって候補に上がりやすくなっています。
あとはそのスペックが重要で、どんなふうに作られているのか知りたいと感じる人は多いでしょう。
まず、初代コンプレックスがリリースされてから、BBなどさまざまな種類がリリースされてきました。
そして現行では、コンプレックスCI4+のみ、シマノの公式サイトに載っている状況になっています。
コンプレックスBBがあれば、もう少し安い価格で購入できたのですが、現状ではカタログ落ちしているようですね。
シマノのコンプレックスCI4+には、NEWマグナムライトローターが搭載されています。
ローター部分のデザインに注目してください。
リールの真横から見ると、左右非対称の形になっていますよ。
具体的には、ラインローラー側にこれまで組まれていたベールリターン機構を、取り付けカム側に移しています。
加えてラインローラーの軽量化やベールのチタン化、ローターの肉厚の配置変更を施し、独自のローターデザインに仕上げたのです。
「左右非対称って、回転が安定しないんじゃないの?」
確かに見た目はそう感じるところがあるのですが、実際にハンドルを回してみると、その初動が何とも軽やかでスムーズ。
えっ?もう回り始めてるの?という滑らかさで、回転に勢いが増すほどに滑らかの質が指先に伝わってくる感覚になります。
そこに魚がバイトしてきたら、ラインを通してローターの回転に負荷が掛かり、手元感度の増幅につながるのは間違いありません。
微細なアタリを取りたいなら、NEWマグナムライトローターは必須アイテムといえるでしょう。
シマノのコンプレックスCI4+には、コアプロテクトが搭載されています。
いわゆる防水機能ですが、回転の軽やかさを損ねずに水の浸入を抑えているところが、ダイワのマグシールド機構と比較される部分でしょう。
これは実際にリールハンドルを回してみて、自分の好みがどちらの味付けのほうか確認してみるしかありません。
コアプロテクト搭載のリールを、これまでも使ってみましたが、塩ガミなどのトラブルに見舞われるケースは皆無でしたから、防水機能としての不備は全く感じられません。
必要にして十分な機能、そういう完成度に至っているスペックだといえるでしょう。
では、シマノのコンプレックスCI4+を、実際に使った感想を交えて詳しく説明していきます。
それぞれの機種で使用したラインやルアーも一緒に並べてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 17 コンプレックスCI4+ C2500S F4 バスフィッシング
コンプレックスCI4+のC2500番、浅溝スプールのノーマルギアモデルです。
F4とナンバリングされているのは、フロロカーボンラインの4ポンドをちょうど100メートル巻けるスプールを装備しているからでしょう。
ギア比は5.0対1で、ハンドル1巻き68センチのラインを回収することができます。
昨今のハイギアモデルと比べると、ややゆったりしたペースでの巻き上げになるのですが、これが効くアプローチも存在するわけで。
例えば、I字系ルアー。
ミノーやワームなどをスルスルとスローに引っ張りたい人には、ちょうどいい巻き上げペースではないでしょうか。
スローリトリーブのメリットは、ベイトフィッシュ独特の無防備感を演出できること。
引っ張る速さだけでそんなものが表現できるのなら、こんな美味しいスペックはありませんよね。
人はゆっくり巻こうとしても、どうしても自分の心拍リズムに合わせてハンドルを動かしてしまう、クセのようなものがあります。
それを低いギア比で調整しようというのが、この番手の目論見だと感じているのですが、いかがでしょうか。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 17 コンプレックスCI4+ C2500S F4 HG バスフィッシング
こちらは同じC2500番のハイギアモデルです。
6.0対1まで上げられているので、ハンドル1巻き81センチものラインを引っ張れる仕様になっています。
この差はかなり大きくて、キャストしたルアーを手早く回収し、次のポイントへキャストするという、手返し優先の釣り方にシフトせざるを得ません。
フロロカーボンラインの4ポンド前後を使うつもりなら、3ポンドや3.5ポンドといった少し細目のラインを巻くことをおすすめします。
細いほうがキャスト数が増える分、糸ヨレトラブルを抑えられるからです。
大して変わらないと考えているあなた、ぜひ3ポンドラインで軽量リグを投げ続けてみてください。
4ポンドとの違いを明確に体感できるでしょう。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 17 コンプレックスCI4+ 2500S F6 バスフィッシング
よく似た番手に見えますが、スプールの直径が明らかに大きくなったのが分かる、2500番の浅溝スプールモデルです。
フロロカーボンラインの6ポンドを、100メートル巻けるように仕上げられていますよ。
ただし、おすすめはPEラインの2号程度、ちょっと太目のPEを50メートルほど巻いて、パワーフィネスに用いるのがバッチリハマります。
ギア比が5.0対1と低めなので、パワーフィネスで濃いカバーの中から巨バスをパワフルに引き出すのにちょうどいいのです。
グリグリと巻いて、豪快なカバーゲームを展開してみてください。
「そんな荒っぽい使い方をして、マグナムライトローターってだいじょうぶなの?」
そこは自己責任になりますが、シマノのスピニングリールはそんなにヤワではありません。
実際に2年ほどこのセッティングで使い続けていますが、リールから異音ひとつ伝わってきませんよ。
カバーに引っ掛かっているのに、無理やりハンドルをゴリ巻きするのはよくないでしょうが、大きくても2キロ前後のバスなら、じゅうぶん対処できるでしょう。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 17 コンプレックスCI4+ 2500HGS F6 バスフィッシング
ハイギアを搭載した2500番のコンプレックスCI4+です。
スプール径が46.5ミリもあるので、糸ヨレの心配もあまりせずに大胆なスピニングタックルゲームを展開できるでしょう。
シマノのコンプレックスシリーズで、最も汎用性の高い番手といえそうです。
バス釣りはもちろん、ライトソルトウォーターゲームでも幅広く使うことができますよ。
自重185グラムは、かなり軽く感じますから、1日中使っていても手首やヒジなどに負担を感じるようなことにはならないでしょう。
チヌゲームでボトムトレースなどを展開したいときにも、このラインキャパが効果的です。
シマノ(SHIMANO) ライン ピットブル8 300m 2.0号 ライムグリーン PL-M78S 釣り糸 ライン 2号
シマノ純正の8本撚りPEラインです。
300メートルもあってこの販売価格なら、じゅうぶんコスパ優秀の部類に入るでしょう。
ライムグリーンカラーは、とても視認性が高いので、パワーフィネスでカバーに絡めても、ラインの動きを把握しやすいですよ。
リーダーを結ばずにルアーに直結するほうが、結び目のコブがカバーに引っ掛からなくてスムーズにアプローチできます。
フッキングで破断したことはありませんが、元来PEラインは擦れに弱いので、表面がザラついてきたらその部分をカットして、ルアーを結び直すようにしましょう。
ジャッカルがリリースしている、バス釣り用の高比重ワームです。
オフセットフック2/0番辺りを使った、ノーシンカーリグに適していますよ。
これをパワーフィネス用のルアーとして結び、カバーの奥深くへ沈めてみてください。
よくできたワームで、ペシャ!っと扁平に潰れたフォルムになっているので、フォール中に絶妙なボディの揺れを発生させてくれます。
誘いはこれだけでじゅうぶん、あとはしっかりフッキングしてビッグバスをとらえましょう。
シマノのコンプレックスシリーズの特徴や、そのインプレをご紹介しましたが、参考になりましたか?
シマノのリールラインナップには、こだわりのシリーズが豊富に存在しています。
このコンプレックスシリーズも、興味深いスペック同士の組み合わせによって、個性的なスピニングリールに仕上がっていますよね。
自分なりの使い方を見つけるために、ぜひ釣具店で手に取ってみてはいかがでしょうか。
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