海釣り初心者におすすめの釣り場&釣り方特集！どんな道具を揃えればいいの？

海釣りを始めてみたいと考えている人の中には、最初に何から手を着ければいいのか悩んでしまうケースも多いでしょう。

ここでは、釣り初心者の人におすすめしたい、釣り場選びや釣り方についてご紹介します。

揃えておきたい釣り道具に関しても、具体的に取り上げてみましょう。

海釣り初心者にとって、海は広大過ぎるかもしれません。

そしてそこで泳ぐ魚も、膨大な種類にのぼります。

どうやって絞り込めばいいのか、皆目見当がつかない人も多いでしょう。

そこでおすすめなのが、真っ先に釣り場を選ぶことです。

どんな魚が釣れているのか、そういう情報は後回しにしましょう。

まずは、釣り初心者にとって、優しい釣り場であることが重要です。

どんな優しさを求めるのか、具体的に取り上げていきます。

①足場・・・足場の高い釣り場は、とても危険です。

いくらコンクリートで護岸されているとはいえ、濡れていたら滑りやすく、落水事故の危険が伴ないます。

外海に向いた防波堤などは、もっと海釣りに慣れてからでじゅうぶんでしょう。

そういう釣り場には、他のアングラーも多く、そういう大勢の中での釣りを強いられます。

ローカルルールやマナーを熟知していない状態では、ちょっとハードルが高いといえそうです。

そこで釣り初心者におすすめな釣り場は、足場の低いところです。

水際がすぐ近くにあり、他のアングラーとほとんど遭遇しない釣り場がいいでしょう。

具体的には、砂浜＝サーフです。

目の前に広がる海は、比較的水深が浅く、足場の高い釣り場よりも危険度が抑えられます。

海水浴シーズンには、泳いでいる人がいるので釣りをしてはいけませんが、それ以外の季節なら、サーフが釣りに関するさまざまなことを教えてくれるでしょう。

②駐車場・・・釣り場まではクルマで行くことがほとんどで、駐車可能な場所が隣接しているほうが、釣り初心者に優しいことになります。

駐車してはいけない場所にクルマを放置すると、地元住民の方々に迷惑がかかりますし、通行の妨げにもなります。

駐車場が完備されている釣り場を探し出して、海釣りをスタートさせましょう。

陽射しが強いのが釣り場の常ですから、熱中症対策でキャップの装着は必須です。

海釣り初心者が、サーフでおこなう釣り方をご紹介しましょう。

本格的な投げ釣りタックルを、揃える必要はありません。

軽く振って飛距離を伸ばせる、ライトショアジギングゲーム用のスピニングタックルを用意しましょう。

そして複数のルアーを所持しておけば、サーフで安全に釣りを始めることができます。

具体的には、20g程度のメタルジグを用意します。

フックが付いているので、そのままラインに結んでキャストすればOKです。

ロッドは3m程度の長さのもので、リールは3000番サイズ程度のスピニングリールにします。

リールのスプールに巻くラインは、3号程度のナイロンラインでかまいません。

ナイロンラインなら、そのままメタルジグをキャストして操作することができます。

釣りに慣れてきたら、PEラインに切り換えれば、飛距離を伸ばせるようになるでしょう。

ただし、PEラインの先端には、ショックリーダーラインを結ばなければなりません。

この結び方が厄介で、自宅での反復練習が必要になります。

習得には時間がかかるので、まずは前述のナイロンラインを巻いて釣りをおこなってください。

メタルジグをキャストして魚の反応が無い場合、エサ釣りに切り換えます。

メタルジグからフックを外し、代わりにハリスを30cmほど結んで、その先端にフック+エサを取り付けます。

ゴカイやイソメといった虫エサや、ハリス付きフックを事前に購入しておけば、エサ釣りへのシフトは楽におこなえるでしょう。

20gのメタルジグをオモリの代わりに用いるわけですが、飛距離を稼げますし、リールハンドルを回せば浮き上がりが早いので、根掛かりトラブルもかわしやすいメリットも持っています。

虫エサを触るのが苦手に感じているなら、よく似たカタチのワームを使ってみてください。

海釣り初心者がサーフで釣りをして、首尾よく魚が釣れたら持ち帰りましょう。

よく冷えるクーラーボックスを釣り場に持参しておけば、そこに魚を入れて保管することができます。

保冷時間をしっかり確認して、氷が解けそうになったら、コンビニなどに立ち寄り補充してください。

あまりに小さい魚が釣れたら、海へリリースしてあげましょう。

比較的大きな魚が釣れたら、活け締め+血抜き作業をおこなってから、クーラーボックスに保管します。

そうすると生臭いニオイがほぼ抜けて、自宅で美味しく食べられるでしょう。

活け締めの方法は、魚の目の直後にナイフを入れれば完了です。

血抜きの方法は、エラを開けてナイフを刺し込み、中骨に当たるようにカットします。

それで血が溢れてきたら、バケツに汲んだ水に入れると、上手く血抜きできます。

海釣り初心者がサーフで使うのに適している、おすすめのライトショアジギングゲーム用スピニングタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、3m程度の張りのあるスピニングロッドがマッチします。

リールは、3000番サイズから4000番サイズのスピニングリールなら、サーフで扱いやすいでしょう。

シマノからリリースされているショアキャスティングゲーム用スピニングロッド・ムーンショットシリーズの中から、S96MLを選んでみました。

全長は2.90mと、長めブランクスに設計されています。

2ピース仕様で、仕舞寸法は148.7cmにまで縮まります。

ウエイトは151gと軽めですから、釣り初心者の人も扱いやすいでしょう。

ブランクスの先径は、1.8mmです。

適合するメタルジグウエイトは、最大で38gまで。

適合するラインは、PEラインなら0.6号から1.5号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、98.5%になっています。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に抑えられているのが嬉しいです。

シマノから発売されている汎用型スピニングリール・セドナシリーズの中から、C3000番サイズのノーマルギアモデルを選んでみました。

ギア比は5.0対1なので、ハンドル1巻きにつき73cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

実用ドラグ力は3.5kgで、最大ドラグ力は9.0kg。

ウエイトは245gで、スプール寸法は直径/ストロークが、46.5/14.5mm。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3号を150m、PEラインなら2号を200m巻けます。

ハンドルアームの長さは55mmで、ボールベアリングは3個搭載されています。

実際に手に取ってみると、軽くてハンドルの巻き心地は滑らかです。

ローター回転の追従性も良好なので、キャストを繰り返しては巻き取るのに適しています。

実売価格は5千円台と、非常にリーズナブルな価格帯に設定されています。

海釣り初心者におすすめの釣り場や釣り方・道具類、そしてスピニングタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

腰巻きタイプのライフジャケットを装着しておけば、ロッドを振る際に邪魔にならずに、安全を確保できるでしょう。

釣り場で発生したゴミは、必ず持ち帰って自宅で処分してください。