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タカノハダイって釣ったことある?おすすめの食べ方や釣り方特集

FISHING JAPAN 編集部

磯の上物釣りといえば、グレ=メジナが主なターゲットになりますが、潮の巡りが思わしくないとき、斜めに縞模様の走った魚が釣れます。

その名は、タカノハダイ。

いったいどんな特徴を持っているのか、詳しく深掘りしてみましょう。

タカノハダイってどんな魚なの?

タカノハダイとは、日本の本州から南エリアに定着している海水魚のことです。

スズキ目タカノハダイ科に属しているので、我々が見知っているマダイなどと同系列ではなさそうです。

磯釣りで上物釣りをしていると、ウキがググッと引き込まれることがあり、どうもグレっぽくないよなぁ~と感じつつ引き上げてみたら、この魚というケースが多いです。

つまり、あまり望まれていない外道として、タカノハダイは扱われています。

磯場近くの漁師さんと話す機会があったので、タカノハダイのことを尋ねてみました。

定置網や貝獲りの仕掛けには、よく掛かっている魚だとのこと。

食べるんですか?と聞くと、冬なら食べるという返事。

夏から秋にかけては、磯に生えている藻が傷んで腐ってしまうものがあり、それを主食として食べているタカノハダイの身にも、独特の臭さが発生してしまうからだそうです。

とはいえ、実際に食べてみないことには判断できませんから、12月に入ってからグレの代わりに釣れたタカノハダイを持ち帰ることにしました。

身に臭みがあるとのことだったので、釣れた次の瞬間には活け締めします。

エラをナイフで取り除く際には、背びれに気を付けてください。

結構鋭く尖っているので、手のひらや指を刺してしまうかもしれません。

エラを取り除いたら、そのまま肛門からお腹にかけてナイフを走らせます。

内臓をキレイに取り出して、内側を海水で洗ってください。

内臓のニオイが一気に広がりますが、この臭さに耐えて処理を続けましょう。

ここまでしっかりできたら、あとはクーラーボックスに入れて持ち帰るだけです。

タカノハダイの釣り方は、さほど難しいものではありません。

グレと同じエサ、つまりオキアミをハリに付けておけば、しっかり食い付いてくれます。

試しにアオイソメやゴカイを投入すると、それにも食い付いてきました。

引っ掛かってきた藻をハリに付けて投入したこともあるのですが、これにはさすがに食い付いてこなかったです。

タカノハダイをさばいてみた!

タカノハダイをクーラーボックスに入れて持ち帰り、自宅でさばいてみました。

他の魚と同じ、三枚おろしにすることができます。

特徴的なのは、ウロコ。

ちょっと硬くて、なかなか剥がれてくれませんから、丁寧にチカラを込めて作業をするようにしましょう。

タカノハダイの身は、赤みが少なく白い脂が走っています。

脂のノリは、身全体に渡っているのが特徴で、白っぽく見えます。

釣り上げたときの処理を間違わなければ、刺身でじゅうぶん食べることができるでしょう。

とても美味しく、これなら持ち帰っても問題はないと感じました。

前述の地元の漁師さんが言うには、昔はひんぱんに食べていて魚屋さんにも並んでいたとのこと。

磯の魚を食べる習慣が、無くなってきたのでは?という話でした。

おすすめのタカノハダイ料理もチェック!

タカノハダイは、磯場ばかりでなく、防波堤でもよく釣れます。

刺身はもちろん、煮付けやバター焼き・味噌汁の具・塩焼きなどに調理するといいでしょう。

夏場から秋にかけて釣れたものは避けて、冬の脂の乗ったタカノハダイを持ち帰るようにしてください。

最大サイズで40cm程度なので、20cmから30cmクラスがよく釣れるでしょうか。

グレが釣れない潮のときによく掛かるので、ロッドワークや取り込みの練習にもなります。

外道が釣れてしまった!と嘆くことなく、食べることにチャレンジしてみてください。

タカノハダイを磯場で釣るのにおすすめのタックルを選んでみた!

タカノハダイを磯場で釣るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

磯上物釣りで有名な、グレ釣りタックルをそのまま転用すればOKです。

ロッドは、4mから5m前後の振出式磯竿で、ロッドティップがしなやかに曲がり込むタイプがマッチします。

リールは、2500番サイズ以上のレバーブレーキ式スピニングリールがいいでしょう。

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ダイワからリリースされている磯上物釣り用振出竿・波濤シリーズのラインナップから、1.5号の53タイプを選んでみました。

波濤シリーズのブランクスの張りとこの長さがあれば、足元のシモリを上手く超えさせて、ランディングに持ち込めるでしょう。

全長は5.30mと長めブランクスになっていて、仕掛けの投入や魚の取り込みを優位に運べます。

継数は5本で、仕舞寸法は117cmにまで縮まります。

これなら磯場に持ち込むのも楽におこなえますし、クルマへの積み込み・積み降ろし時にも、干渉して傷めてしまう展開にもなりにくいでしょう。

ウエイトは203gで、ブランクスの先径/元径は、0.75/23.8mmです。

適合する錘負荷は、1.5号から4号まで。

適合するハリスは、1.5号から3号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99%に設計されています。

実際に手に取ってみると、とても軽くて振り込みやすいブランクスに仕上がっている印象を持ちました。

グリップ・リールシート周りも握りやすく、安定感のある保持になるでしょう。

実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。

波濤シリーズは、ダイワの磯竿の中でもロングランで作り続けられている人気機種で、不意の大物にもしっかり対処できるようになっています。

磯釣りを本格的に始めたい人に、ぜひ使ってもらいたい1本といえるでしょう。

ダイワ(DAIWA) 磯用レバーブレーキリール 23シグナス 3000XH-LBD

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ダイワから発売されているレバーブレーキ式スピニングリール・シグナスシリーズの中から、3000番サイズのエクストラハイギア仕様を選んでみました。

ウエイトは285gで、ギア比は6.6対1ですから、ハンドル1回転につき99cmものラインを巻き取ることができるようになっています。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら4号を150m巻けます。

ハンドルアームの長さは50mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。

最大ドラグ力は8.0kgで、最大ブレーキ力は14lkgです。

実際に手に取ってみると、2023年の最新モデルとあって、各部に新しい機能が採用されています。

モノコックボディで剛性・耐久性がアップし、ボディ素材にはZAION V、ブレーキレバーにはZAIONが使われています。

巻き上げが安定しているので、強い引きの磯魚にもじゅうぶん対応できるでしょう。

実売価格は2万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

購入しやすい価格のレバーブレーキ式スピニングリールの登場は、磯釣りファンを増やすのに大きく貢献するのではないでしょうか。

もっと細いラインを駆使したい人は、2500番サイズの機種もラインナップされているので、そちらも手に取ってみることをおすすめします。

タカノハダイを釣り上げて持ち帰り美味しく食べよう!

タカノハダイの特徴や食べ方・釣り方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

偶然釣れてしまうことの多いタカノハダイですが、磯場や防波堤周りには、かなりの数が定着しているはず。

アタリを感じたらしっかりアワセを入れて、丁寧にランディングをおこなってください。

刺身にして美味しいサイズは、やはり30cm以上でしょうか。

大物狙いでタカノハダイ釣りに熱中してみるのも、楽しいかもしれません。

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